電動ガンのカスタムの総合的なお話
私の経験にもとづく私見で書かれた記事となります。
【カスタム発展の流れ】
①スプリング強化
②ハイサイクルのための耐久性アップ(ピストン、トルク)
③ハイサイクルのための耐電圧アップ(モーター、バッテリー、FET)
④電子トリガー(セミキレやバーストコントロール)
⑤プリコックの概念
大きい流れはこんな感じだと思いますね。
途中、流速うんぬんという話がありますが
個人的には40mまでの実射性能しか
考えていないので上に含みません。
【求められる性能】
※ここではFAMAS以降のね(電動ガン限定で)
①飛距離
②静穏性
③ハイサイクル(フルオート)
④精度
⑤バーストコントロール
⑥セミキレ(トリガータッチ)
⑦プリコックによるセミキレ
性能は、元々戦闘スタイルから
順番に求められていったと記憶しています。
カスタム発展の流れの基になっていますよね。
フィールドの発展が一番の影響かなぁと思います。
昔と今では大分違いますね。
今はちゃんと遊ぶ場所が整っていますしね。
良いことだと思います。
この中で次世代電動ガンのリコイルって部分はまた別の分類で考えています。これはより重量感と剛性、リアル感を求めた路線かな。
なんたって次世代は楽しいけど
機動力が落ちるからすぐヒットされちゃうし
ぎっくり腰になるので、個人的に軽量化カスタムから入ったよね。
次世代電動ガンに求められていたのが
軽量化とリコイル抜きという点がとても残念でしたね。
リコイルないなら次世代ではないだろう、、、
製作者の想いはどこへやら、、、だから別に考えています。
【求められていた性能に対してのカスタムパーツ】
①飛距離
・ロングバレル・スプリング・ホップパッキン
②静穏性
・サイレンサー 14mm逆ネジが徐々に標準になってくる
③ハイサイクル(フルオート)
・バッテリー(ニッケル水素9.6v)ピストン、ピストンヘッド
↓
・モーター、ギア、軸受けetc ほぼ全てのパーツ
④精度(セミオート)
・様々なバレル、様々なパッキン
⑤バーストコントロール
・FET・電子トリガー
⑥セミキレ(トリガータッチ)
・電子トリガー
⑦プリコックによるセミキレ
※③と④は同時期に混ざっている感じかな
私の私見はこんな感じ
こうやって発展してきたのですねぇ。
非常に趣深い!ん~
さぁ~ここからディープなヒントが入ってきますよ~
物にしてしまえば、有料級のヒントですよ~(*^-^*)
【メカボックスの動作と音の進化】
※これ大事です。動作と音でセッティング分かるのも大事。
セミオートの進化
①ウィン⇒ パン(ノーマル)
②ウィパン (ハイサイクル)
③サクサクサク (ハイサイクル&モーターブレーキ)
④パッパッパッ(プリコック)
※④動作は同じでも作り方によって弾道は全く違う
フルオートの進化
①ウィン⇒ パン、パ、パ、パ(秒間20以下)
②ウィ⇒パパパパ(秒間20以上)
③ドォルルルル(秒間30前後)
④ブゥ~(秒間40以上)
イメージつく人はカスタム歴が長いですねぇ(#^.^#)
ここでね、動作と音の表現した意味をお話ししますね。
【動作と音は、エアガンの撃ち味を示す】
そう動作と音から撃ち味が分かるのです。
カスタムする上で製作可能な対応表は以下になります
セ①=フ① セ②=フ②
セ③=フ③ セ③=フ④
セ④(プリコック)=フ①②
※耐久性を考えると上限あり
分かりずらいかな??
参考
個人用でなく販売可能なレベルで用意したもの
★YPAブラシレスモーターカスタム★
セ③ = フ③(秒間36程度)
★YPA侍モデル★
セ④(プリコック)=フ③(バレル260以上・秒間30程度)
★YPA極みモデル★
セ④(プリコック)=セ④×バイナリー
分かりずらかったかもしれませんが続けてお話ししましょう
【セミ&フルからみたカスタムメニューの組み方】
まず大前提として
レスポンス(初弾発射スピード)
を再現するにはふた通りの手法があります。
①ハイサイクルの回転で速くする
②プリコックの設定で速くする
のふた通りです。
では①と②を選ぶ違いは??
それはフルオートのサイクルです
プリコックと併用可能な範囲
①フルオート秒間25まで(プリコック強)
②フルオート秒間30前後(プリコック弱~中)
③フルオート秒間40まで(プリコック×)
※バレル長とスプリング強度にもよります。
基準はバレル250前後
なぜかというと、プリコックはピストンを引いた状態で発射するタイミングですよね?
つまり、負荷が強い状態からの動作であるからです。
なのでプリコックの程度によって併用していきます。
(超大事!!)
また初級~中級者の人は理解できていない理由ですが、ギアの構造とタイミングの変化からセクターギアの歯を落として、ノズル開閉タイミングをコントロールしてあげないと弾道が乱れてしまうのです。
つまりセクターギアの歯をカットするのが条件とすると必然的にスプリングがKM企画0.98jスプリング以上の強さが必要になってくるのです。
電子トリガーを入れてプリコックが可変にできるのに、これを怠るショップが多いです。電子トリガーポンづけカスタム
電子トリガーの性能を台無しにする行為です。
動作のみで宣伝するポンコツと言わざるを得ません。
ただし!
精度も合わせてカスタムするには、さらにパーツ構成・パーツ加工知識と技術がプラスされます。
安価に抑えたいと思った人はその性能を甘んじて受け入れましょう。
安いには理由がある!!ということです。
私がその知識を公表していくので
もうそういうショップはなくなるでしょう。
話が長くなってしまいましたが、要はレスポンスを良くするには、プリコックを取るかフルオートのサイクルを取るかって話です。
中には両方っていう欲張りさんがいるので、その辺りも作りましたけどね。
それがYPAの侍モデルでした。
【レスポンスとセミキレの違いは?】
ふと思ったので追記しておきます。
レスポンス(初弾発射までの感知するスピード)
セミキレ(セミ連射)
と私は認識しています。
レスポンスについては上でお話ししたので、セミキレについても触れておきます。
【セミキレ(セミ連射)の向上を目指すためには】
を目指すにはモーターブレーキ必須です
精度を出すためにも
必ずピストンを同じ位置で停止させるということはとても大事です。
モーターブレーキを実現するには、
①電子トリガー
②モーターブレーキ付きFET
ですね。
①を導入すれば解決します。(そもそも)
私のお勧めは
スタンダード電動ガンにはTitan(アドバンス)
次世代電動ガンにはBTCですね。
※壊れない
その他には、アレスAmebaかG&GのFCUでもいいです。
※壊れても代替品が手に入りやすい
他の種類を冒険するくらいならこの種類を選択すればよいでしょう。
安物買いの銭失いになりますから。
②は、通常スイッチやマイクロスイッチ式のトリガーに使います。
私のお勧めは、Gate picossr3 mos-fet もしくはGate Warfetですね。
これらを組むことでスイッチの感度も良くなるしスイッチ焼けを防止ししますね。セミキレ(セミ連射)には必須です。
【終わりに】
大分長くなったので締めたいと思います。
レスポンスもセミ連射もフルオートも動作させることは簡単です。
ただし
その相互に影響を及ぼしますから、どこを尖らせるかを選択する必要があるということです。
なにより、精度を伴ってのレスポンス・セミ連射・フルオートのカスタムが重要だということです。
それは動作させるだけでなく東京マルイの黄金律の動作環境をカスタムに合わせて整えなおしてあげることが必須なのです。
だがしかぁし!
それにも限界があります。
その東京マルイの黄金律の動作環境を崩して、負荷を最も軽減したのがYPA極みモデルなのです。
これね。
狙って作ったのが誇りです。
偶然できた産物ではなく
この辺りは次の記事で書こうかな。
カスタムってさ、壊れるのは当たり前なんだけど、なるべく壊れないようにするのが必要じゃない?やっぱり
そこから生まれたんだよね。
まぁ、東京マルイさんの10年経っても動くスタンダード電動ガンはもっと凄かったけどね。
今回はこんなところで。