【感想です】ツルネ -風舞高校弓道部-

お疲れ様です。ふかうらです。記憶が残っているうちに感想をアウトプットしておこうと思います。


作画がいい。

全編通して作画が美しかったです。素晴らしい。ビューティフル。

音がいい。

タイトルにツルネとある通り、この作品は弓道を行う人物たちの物語です。
私が特に素晴らしいと思ったのが最終決戦における藤原愁の矢が的中した際の音です。ドスンというオノマトペが似合いそうな音は、熱くなる彼をよく示している様に思いました。

彼(ら)は何を思うのでしょうか

後半に登場する菅原兄弟。その内万次は最終決戦で早気のような症状に襲われます。最終的に彼ら桐先高校は主人公・鳴宮湊ら風舞高校に敗北しますが、1期を視聴した感想として出てきたのは、「彼(ら)、ブーメラン刺さってない……?」というものでした。
理由は主に2つのシーンです。

第1に、作中で射が早いことを指摘(忠告)されていましたが、彼ら兄弟はこれを全く意に介しませんでした。

第2に、最終決戦の前に主人公である鳴宮湊に対して彼らは暴言とも取れる発言をしました。鳴宮湊は早気と呼ばれるイップスの様な状態に陥っているのですが、彼らは七話にて

「あれ?」
「あれ?」
「「あれあれあれ~?」」
「(前略)たしか早気になって自滅したんじゃなかったっけ~?」

と湊達が目の前にいるにも関わらず煽ります。
六話にて「憎まれ口を聞いているように見える」との問いに対して「強くてうまいやつが好きなだけ」と返答していますが、他者へのあおるような語り口や突っかかり様を見るに自分達より出来ない人間を見下すのが楽しいだけなのでは……?と訝しんでしまいました。

要するに、菅原万次は他者を見下した言葉がそのまま自分に帰ってきた様な状況になってしまう訳ですが、最終話の後に彼(と千一)が何を考えるのか、私は大変気になりました。続編で彼らが登場するのか、するのであればどの様になっているかまだ知らないので、つながりの一射を観る際の愉しみなポイントとします。


最後に

私は中学生時代運動部に所属していたのですが、実力は部で一番劣っていました。他の部員に3年間で1度も勝てなかった程です。
この作品は私にとって素晴らしいものであると同時に、「もしもあの頃の自分と実力の近い部員が身近にいたら」というIFを考えさせてくれました。
とてもいい作品でした。気が向いたら「ツルネーつながりの一射ー」も視聴しようと思います。

ここまで読んでくださったあなたに感謝を。ありがとうございました。
願わくば、またどこかで。


参考

この感想文を書くにあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。
https://simon100.work/kyudo-13/

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