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6. ピーナッツバター (Peanut butter)

ピーナッツバター、皆さんんはどのくらいの頻度で食べるでしょうか。

日本にいる頃は、ピーナッツバターと言えば、パンに塗る物。少し甘め。と言うイメージでしたが、アメリカでのピーナッツバターは。。。。

ほぼピーナッツバターはまず、無糖。純粋にピーナッツをバター状にしたもの、そして粉砕加減によってクランチーなもの、スムーズなもの二種類が存在する。多くのスーパーには、ピーナッツバター製造機が置いてあり、その場でピーナッツを粉砕、フレッシュなピーナッツバターを自分で絞り出した分だけ量り売りで購入することも可能。そしてピーナッツバターコーナーには、あらゆる種類、サイズ、テクスチャーのピーナッツバターのボトルがずらり。

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一体ピーナッツバターをそんなにどうやって消費するのだろうか。

1. まずは、パンに塗る。PBJ(ピーナッツバター&ジェリー)と言うメニューが段々に日本でも浸透してきているようだが、これはピーナッツバターとジャムもしくはジェリーのサンドイッチを一般的に指す。ジャムならなんでもいいのかと思って、ブルーベリージャムを塗ってPBJだと出したことがあったのだが、これはPBJではない。グレープジェリー(注:ジャムではなくあくまでもジェリー)を使わなくてはいけないとアメリカ人に言われてしまった。そう言えば、ジャムコーナーにやたらとたくさん存在するグレープジェリー。なぜジャムではないんだろうかと思いながら、あまり買ったことがなかったのだが、種や皮などは全く入っていない、ジェリーと言うだけあって、グレープジュースをペクチンで固めたようなものなのだ。アメリカの子供たちのお弁当は、日本のように、ご飯に野菜にお肉にと入ったものではなく、このPBJサンドイッチとリング丸々一個、そしてチップスなんていうのも定番なようで、子供たちには人気のメニューなようである。ウィキペディアによると、アメリカ人の子供は平均で1500組のPBJサンドイッチを高校卒業までに食べているらしい。あっぱれ!

2. 今でこそ、サンドイッチにジェリーと挟んで食べるようになったが、元々はピーナッツバターは料理に使われることが多かったようだ。今でもセロリスティックにピーナッツバターをディップして食べたりしている。また、小腹が空いた時に、スプーンでそのままピーナッツバターを食べる人もいる。

3. ピーナッツバターを使ったお菓子も人気である。ピーナッツバタークッキーなんかはしっとりしやがりやすく、チョコレートチップクッキーと並んで人気アイテムのひとつだ。

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4. 犬のご褒美。。。日本では犬のトリーツはジャーキーだったりするだろう。しかし、アメリカで犬が一番好きなものは。。。ピーナッツバター!トレーニング用のおもちゃにピーナッツバターを仕込んだり、冷蔵庫を開けるたびに、犬がピーナッツバターをせがみに来るなんてことも、非常に多い。日本でピーナッツバターを犬に与えている人はどれだけいるだろうか。最初に私がそれを目の当たりにした時は、驚いたのと同時に、ものすごく納得したのを覚えている。

5. 最後に、アメリカでも人気なタイ料理、パッタイなんていうものにピーナッツが欠かせないのはご存知だと思うが、風味付けにピーナッツバターを入れるのもちょっとしたテクニックである。

ここまで書けばどれだけピーナッツバターが重宝されているかが分かってもらえるだろう。しかし、アメリカでは日本で言う、蕎麦のように、アレルギー問題が非常に重要である。ピーナッツのアレルギーは反応がとてもひどく、命取りになることもある。聞いた話によると、飛行機で、前に同じ席に座った人がピーナッツを食べていたところ、間で清掃員が掃除をしただけでは、全てのピーナッツのオイルが拭き取れておらず、次に乗ったピーナッツアレルギーの子供が発作を起こしてしまったことがあるらしい。それほど、強力なピーナッツアレルギー。ベーカリーによってはピーナッツ不使用とうたって、ピーナッツ製品を一切キッチンに入れないようにしているところもある。日本でもアレルギーにも気をつけつつ、ピーナッツバター楽しんでもらいたいと思う。


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