【ブルアカ】効率的なバフの重ね方 〜加算or乗算〜
別種のバフを重ねがけした際の倍率の計算法
ブルーアーカイブの攻撃系バフ倍率は、概ね以下の式で求めることができる。
(前提:特効の攻撃属性で相手を攻撃、会心発生)
「攻撃力 × 会心ダメージ率 × 特効倍率」
要するに別種のバフは、重ねがけするとその効果が乗算される、ということである。
この計算式に基づいて考えると、アコやヒマリや正月カヨコは、1人だけでも十分強いが、3人同時に編成することでその強さがさらに数倍になる、ということが言える。
同種のバフを重ねがけした際の倍率の計算法
では同種のバフ倍率はどのように計算するか。
結論から言うと、同種のバフの重ねがけは加算によって倍率が算出される。
例えばミカにキャンプハレEXをかけた場合、帽子装備とミカPSを考慮すると、その攻撃倍率は、
1 + (0.48 + 0.266 + 0.804) = 2.55
つまり素のステータスと比べてバフ倍率は2.55倍になる。
ただしキャンプハレのEXスキルによるバフ倍率に焦点を当てると、実戦ではデフォルトで装備効果とPSが発動していることから、
(1 + 0.48 + 0.266 + 0.804) / (1 + 0.48 + 0.266) ≒ 1.46
となり、実際のバフ倍率は1.804倍ではなく1.46倍程度しかないということが分かる。
キャンプハレNSがかかった状態でキャンプハレEXをかけた場合のバフ倍率も同様に計算でき、
(1 + 0.48 + 0.266 + 0.243 + 0.804) / (1 + 0.48 + 0.266 0.243) ≒ 1.40
というように約1.4倍で、EXスキルによるバフ倍率が低下する。
ただしこれはあくまでもEXスキルによるバフ倍率の話であり、合計のバフ倍率自体はNSと加算していることからしっかり伸びている(=攻撃力は上昇している)ため、誤解の無いよう。
結論
タイトルの回収に入る。
以上をまとめると、攻撃系のバフは、同種のものを重ねがけするよりも、別種のものを重ねがけした方が火力が伸びやすい、ということが分かる。
念のため具体例を出して比較してみる。
・攻撃力を100%増加した場合
1 + 1 = 2(倍)
・攻撃力を50%、会心ダメージ率を50%増加した場合
(1 + 0.5) × (1 + 0.5) = 2.25(倍)
このように、攻撃力と会心ダメージ率とにバフを分散するだけでも火力を出しやすくなることが分かる。
これが特攻倍率や与ダメージ倍率にも分散されれば、その火力の伸びはさらに大きいものになる。
※注
詳細なダメージ計算式を知りたい場合はシルルさんやpachimiさんを参考にするべし。
本記事では安定値や防御力など様々な要素を省き、純粋なバフ倍率のみに絞って計算をしていることに気をつけてほしい。
おまけ:竜華キサキ EXスキル紹介
さて、ここからが本題である。
先日実装されたキサキのスキルに思いを馳せてみる。
なんか新種のバフらしい。知らんけど。
ミカSSの「与ダメージバフ」とも別枠らしく、「EXスキル限定の与ダメージバフ」と解釈したほうが良い…?
したがって、キサキのEXスキルはキャンプハレEXのように見た目の数値よりもバフ効果が低くなる、という現象は"一切"発生せず、見た目の数値どおりのバフ効果を得ることができる。
新種のバフであることから、ヒマリEXとウイEXのようにバフを上書きして消してしまった……、というようなことも起こりえない。
くわえて今までの王道であった、
「攻撃力 × 会心ダメージ率 × 特効倍率」
の計算式に、与ダメージ倍率が差し込まれ、
「攻撃力 × 会心ダメージ率 × 特効倍率 × 与ダメージ倍率」
によってバフ倍率が求められることとなる。
スキル回し、EXスキル以外のダメージソースなどを考慮すると純粋に1.8倍になるとは考えづらいが、総力戦1凸目の火力がこれまでとは比較にならないくらい高くなるのは確かだろう。
また、これまでの環境ではアタッカーの自己バフ系NS(カズサなど)はサポーターのバフ(アコヒマリ正月カヨコなど)と同種であることが多かったことから、あまり強くない、という評価を受けがちであった。
しかしキサキの登場がその風潮を変えることになるかもしれない。なんならその恩恵を一番受けるのは現状最強アタッカーとされるドレスヒナかもしれないのだが……。
ともかく、今後のブルーアーカイブの戦闘環境からますます目が離せなくなるのは間違いない。
次の総力戦まで毎日震えて眠ることとしよう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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