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Eye love You マニサランへ!

3ヶ月楽しかった〜〜〜!!!!!!
日本のドラマに韓国俳優が出演すると聞いて、楽しみに待ってた日々から今日まで、本当に楽しい3ヶ月間でした。ありがとうテオ侑里、マニサランへ!

チェジョンヒョプ氏の作品を視聴するのは「わかっていても」以来の2作目で、テオでもやはり自然でリアルな演技が光っていて魅力的だった。
Eye Love You放送期間に、たまらず「無人島のディーバ」を丸一日で鑑賞したので、この3ヶ月でチェジョンヒョプ氏をたくさん摂取した気がする。(ギホにどハマりして、テオが霞んだのは秘密にしておこう

個人的なEye Love Youの楽しかったポイントを。


1.スピード感

韓ドラ沼にハマってる身からすると、ありえないスピードで物語が進んでいくので、思えば我々は1話から高速道路を走らされていた。
だって1話で「僕のことは好きですか?」の名シーンが生まれてますからね!?後々オマージュされるシーンが1話にして早々に出てるし、僕のことは好きですか?ってことはテオくんはもう侑里さんのこと好きになったの??!とビックリした記憶。

正直どこで好きになったのかはあまり分からないまま、テオくんがひたすら「かわいい☺️」のテンションだったので、こちらも1話から腹を括って一目惚れとして受け入れたし、本当にふみさんが可愛かったので、まあそこは相殺された。
そこからも侑里さんにグイグイ押せ押せムーブで、好きを沢山伝えるテオくんと、韓国ドラマあるあるてんこ盛りのイベントと、韓国カルチャーをおり混ぜながらもサクサクと進んでいったので、見やすくて飽きないという点に置いては韓ドラ沼に足を突っ込んでた私からすると、むしろ新鮮に感じた。
自国のドラマなのに、だ。これに慣れているはずなのに、韓ドラに沼ると足りないとすら感じてしまう…笑

全10話、約45分と言う韓国ドラマではまずない尺感で、展開が早くないとまとまらないのでこのスピード感はまあ当たり前と言えば当たり前なのかなあと思うのですが、韓国でも話題になったのは、この韓ドラにはないスピード感という新鮮さも一つの要因なのかなーと。
それ故、関係性や物語自体もシンプルで、誰かと誰かが実は兄弟でとか、テオくんがラッコの生まれ変わりとか笑、前世で侑里さんと因縁があるとか、花岡が巧妙に邪魔をしてくるとか、そういった複雑に絡み合う事情がないのも、また新鮮なのかなとも思います。

この複雑さや緻密に絡み合う構図が韓国ドラマの醍醐味といえばそうなのですが、たまーにシンプルで手放しで楽しめるドラマが見たくなる瞬間あるじゃないですか。疲れたわけではないけど、ちょっとユルく見たいなーみたいな。そういうときにピッタリですよね、Eye Love Youって。


2.メッセージ性

韓国人と日本人。テレパスと普通の人。
この2つがいつも対比されているのも面白い要素だった。
心の声が聞こえるから、普通の恋愛を諦めていた侑里さんの前に現れた、心の声が聞き取れない(韓国語だから)テオくん。このコミュニケーションの障壁が、侑里さんにとっては逆に面白さや「普通の人になれる」特別感に繋がっていて。「分からない」という不安や「だから知りたい」と思う気持ちを育てる侑里さんについては凄く腑に落ちて、テオくんに恋に落ちる気持ちが分かるなー、と。

また言語があったって、すべての思いは伝わらない。伝わるのはほんの5%。
だからテレパスがあるないは結局関係なくて。
相手を思う気持ちや、大切にしたいという態度が、「言葉」というコミュニケーションをも超えていくというメッセージが物語にずっと込められているなと思いました。
これはテオくんを見ていると凄く分かるよね。
もちろん言葉にしても沢山伝えているけど、それ以上に気持ちや態度にすごく表れていて、だからこそ侑里さんも素直になれるし、信じて飛び込める、そんなテレパスも言葉の壁も乗り越えていく2人の「言葉以外を信じる力」がすごく素敵だった。
最終話にして侑里さんの韓国語力が上がっていたけど、これからずっと一緒にいることで言葉を理解して、きっと侑里さんはテオくんの心の声も聞こえるようになってしまうんだろうけど、それ以上にお互いを信じているからどんなことも「乗り越えていく」んだろうな、と。


3.神懸かりなキャスティング

これはもう言わずもがなですが、言わせてほしい。
みんなピッタリだよね???!!?(特大フォント)

韓国人留学生のテオ演じる、チェジョンヒョプさんは日本のドラマ初出演とは思えない日本語力だし、そこに驕らない確かな演技力もあって。
ドヒョクやギホを通して見てきたジョンヒョプさんは、どれもこう気持ちを我慢する役どころだったんだけれど、これがまた上手いんだ。感情をこらえる演技は本当に右に出る人いないのではと思うくらいで、かわりにこっちがグッと爆発しそうになる。
それはテオでも遺憾無く発揮されていて、侑里さんにフラれた時や自分の気持ちを抑えて侑里さんの決断を尊重するシーンは、表情からセリフから隅々まで抑制した感情が染み渡っていて良かった。

あとやっぱり異国の地なのもあって少し覚束ない日本語を話しているので、どこか可愛らしい雰囲気が残るんだけど、行動やスタイルが男らしいのでただの年下男子ではない頼れる男子の魅力もあるし、韓国語を話すときは少し低音になる声もギャップがあって、ズルいよユンテオ…でもそうだよな花岡に匹敵しないといけないんだから、これくらいないとな…(花岡モンペ)

韓国俳優の起用なんだから、誰も近寄れないオーラがあって、綺麗すぎるみたいな人でも良いところを、イケメンはイケメンなんだけど、どこか親しみやすさもあって、でも実はスタイル抜群でみたいな一癖も二癖もある(語弊があったらごめんなさい)ジョンヒョプさんを選んだところも、めちゃくちゃセンスあると思うTBS…
テオの役柄にぴったりで、あてがきなのか、テオの役柄に合う人を探したのかはわからないけど、どちらにせよジョンヒョプさんにしか出せない味があったなーと思いました。次作にえらい期待がかかるのでは…?

侑里さんを演じる二階堂ふみちゃんも、これまた美人だけど可愛くて、でも親しみやすさもあってという完璧さ。控えめで大人しいけど優しくて、というどこか韓国人が思う日本人女性の理想像みたいな要素も含まれてる気がした人柄でしたね。
テオ侑里もそうだけど、中の人のケミも大爆発してた。平和で穏やかそうな2人で並ぶとヒーリング効果がありそうでとっても良かった。

あとなんといっても花岡彰人ですよね。この物語の1番の功労者だと思うし、ノーベル平和賞あげたいし、テオと侑里はもし結婚したら、祝儀もらうんじゃなくて金一封包んでほしい(ここまで一息)
2番手という切ない役どころも背負いながら、お酒に弱いというキュートな設定と、自分の思いは告げないまま2人をアシストするという役目も引き受けてて、おま、仕事しすぎだよ??!!?ほんと良い人すぎない??!!
ただの会社の役員にしては仕事出来すぎだろと思うことまでしていたし、もはや探偵事務所じゃんと思いながら見ていた。最後に関してはミンハナの恋人の死因まで突き止めてたし、ミンハナまで救って、何者なんだ…という若干の恐怖まである笑
なんで誰とも結ばれないんだ、という切なさと同時に、いや適当な誰かと結ばれて欲しくないという重たさまで視聴者に抱かせてしまう2番手、花岡…
すべてのムーブが、2番手界隈(そんなものあるか知らんが)に颯爽と現れたスーパールーキーすぎた。

それもこれも若手俳優にしてキャリアはベテランの中川大志先輩がなせる技ですよね…。
あの歳にしてこの貫禄、ほんとすごい。いやあ伊達に馳天馬という伝説の当て馬やってただけあるわ。
心の中だけで思いを伝えて胸に閉まった花岡も、目を瞑る侑里を微笑ましく見ながらじゃんけんに負けてあげる花岡も、大事な時は勝ってあげて背中を押してあげる花岡も、中川大志さんだからこそあんなに映えたのだと思うと、本当にピッタリな配役だなぁと。

他にも研究室の面々や、会社の人たち、サブカップルのすれ違いながら距離を縮めていく雰囲気も、ぜーんぶ背景ではなくて、ちゃんと登場人物として描いていてすごく素敵だった!


はじめはツッコミながら見る実況ドラマになる可能性もあるな、と正直期待せずに見たのですが、1話から吸引力抜群で、引き込まれるストーリーと役者陣のナチュラルさにのめりこんで、ちゃーんと3ヶ月楽しんだドラマでした。(まあ色々とツッコんだところもあるっちゃあるんだけど笑)

というわけで、私はまた韓ドラの沼に戻りたいと思います。Eye love Youマニサランへ〜〜!!!!

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