本当の野球人生終了
ついに僕にも野球を辞めるときが来てしまいました
覚悟はしていましたが、とっても複雑な気持ちになりました
色んな人と話をして自分の中でも整理がついて、昼寝もしっかりしたので鉄は熱いうちに打っておこうと思ってnote書きます
今日都市対抗予選に負けた時点で今年野球を辞めると決めていた僕の野球人生は終了しました
正直負けたその瞬間は感情的になることは無く「あっという間に終わっちまったなー」という感じでした
まさに4年前の南北海道大会決勝で大西投手率いるあの北海高校に負けた時のように…
ミーティングも終えて帰るかーと思ってたところだったんですけど、ちゃんと野球を辞めること、やり切ったよってことをみんなに伝えないとなと思ってまずは両親に連絡
父親にまずはメールを一通
母親にもLINEで送りました
いつぶりか分かりませんが不意に涙が止まらなくなりました
正直両親とはあまりうまくやれてない時期が多かったし、それ故にちゃんと感謝の気持ちを言葉で伝えることなんか一度もありませんでした
そんな息子の愚かさと、そんなバカ息子を色んな面で支えてくれた両親への感謝の気持ちが溢れました
思えば4年前、高校野球を終えた時に両親にこんな言葉を伝えてはいなかったと思います
なぜなら僕は高校野球をとても苦い終わり方で終えたからです
知ってる人は分かると思いますが、引退してからもチームメイトともそのことを拭いきれずに跡を濁して高校を卒業しました
そこに感謝という概念は無く、後悔と憎悪だらけでした
あの時僕は一度野球人生を終えていたんだなと今考えると思います。それから実は2年ほど野球を見れなくなりました。
本当は大学野球も遊び程度でやるつもりでした
やったとしても高校野球の後悔と憎悪が拭えたらいいなという不純な動機でした
でもなぜか上手くいって、見れなかった野球も見れるようになって自信のなかった自分が堂々と胸張って歩けるようになって色々と歯車がまた噛み合い始めました
そしてアメリカで野球をやって、ウィン北広島という素晴らしいチームで野球もできることになって…何もかもが時の運でうまくいきはじめました。
なぜか私は運だけで一度終えた野球人生がまた始まりだした。コンクリートで固められていた地面に花が咲いたのです。
ですが花は咲けば必ず散ります。それが今日です。
しかし一度散ったあの時とは違って、とても美しい散り方だったはずです。
こうして何かの運のおかげで私はちゃんと野球人生を終えることに正面から向き合い、そして両親に感謝の気持ちを伝えることができました。
本当の野球人生の終了を迎えられたと感じた瞬間でした。
率直に今の思いを綴ってみました。スポーツ選手が引退をする時にテンプレのように「感謝」と使いますが、実際にその場に立ち会うと感謝しか出てきません。
一度終えたはずだったこの野球人生。沢山の方に迷惑をかけまくって、拾い上げてもらって、助けてもらって、励ましてもらって、競ってもらって今日までやり遂げることができました。
これからの話をすると来年から東京での勤務がスタートするので正直立ち止まってる時間はありません
来年に向けての準備を進めていき、人生をかけて今度は文字通り社会に貢献できるようにまた力をつけていきたいと思います。
私の野球人生に関わってくれたすべての皆さんに感謝!
本当にありがとうございました!
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