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森山満穂 mitiho moriyama
2017年7月9日 18:44
私は昔からノートが好きだった。ページをめくれば、罫線のみの真っ白なノート。そこに文字を綴ったり、時にはイラストを交えたりする瞬間がたまらなく楽しく思えた。どんなことでもそこに書けば、一つの絵のように様になっているような気がした。だからだろうか。初めて物語を書いたのも、原稿用紙ではなく、ノートだった。中身は普通のノートだったが、表紙にはリボンでくくられたギターとそこから溢れ出る音符が