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ブライダル音響オペレーターへの道のりと思い出に残る研修の話

ブライダル音響オペレーターを目指す皆さんへ、心からエールを送ります。この記事では、ブライダル音響オペレーターになるための道のりと、研修について詳しくご紹介します。さあ、夢を叶える一歩を踏み出しましょう!

ブライダル音響オペレーターは、ウエディングパーティーやセレモニーで音響を担当する仕事です。結婚式の素晴らしい瞬間をより輝かせる役割を果たします。研修期間は一般的に1ヶ月から3ヶ月ほどで、音響機器の知識や操作技術を学ぶとともに、ブライダル業界のマナーや流れにも詳しくなる必要があります。

ブライダル音響オペレーターに必要なスキルは、音響機器の扱いやトラブルシューティング能力、そしてコミュニケーション力です。研修では、実際の結婚式会場での仕事を経験しながらこれらのスキルを磨いていきます。業界の最新のトレンドや注目ポイントも学ぶことで、お客様に最高のサービスを提供するための知識を身につけます。

研修中のエピソードや体験談をいくつかお話ししましょう。私の場合は、音響の仕事自体全く未経験からのスタートでした。学生時代に音楽活動をしていたのでミキシングコンソールなどの音響機材を見たことはありましたが、仕事として扱うのは初めてでした。しかし、スキルを身につけたいという気持ちがあったため、早く会場に行って音響卓に触りたい!と思っていました。私が入社した会社では、実際に披露宴会場に行く前に研修生が集まって練習する時間を設けてくれて、マイクケーブルの八の字巻きの練習をしたり、CDプレーヤーを使って司会役のコメントに合わせてタイミングよく音を出す練習などをしました。当時はまだカセットテープやMDがある会場も多かったため、メディアの扱い方についても学びました。

披露宴会場での研修初日は、まず会場見学からでした。会場に足を踏み入れたら、美しく華やかに装飾された非日常の空間が広がっていて、夢のような世界に感じました。先輩のオペレーションを見学し、実際のブライダル音響オペレーターの仕事の裏側を垣間見ることができて、緊張感でいっぱいでした。披露宴が開宴すると、絶え間ない連携やチームワークの中で感動の瞬間が作られていき、それぞれのプロフェッショナルが一つのウエディングを作っているんだなぁと思いました。実際に自分自身がオペレートする時も、サービスキャプテンの動きをよく見るようにしたり、司会のコメントをよく聞いたりと、連携を取りながら息を合わせてワンチームでウエディングを作っているという意識を持ってオペレーションしています。

研修中の思い出は、いろいろありますが、2ヶ月半の研修を経てデビューしてからも、自分が納得のいくオペレーションができないことに悩んでいた時期がありました。その時、先輩スタッフに相談に行った経験があります。お忙しい中、先輩が時間を作ってくださり、勤務されているホテルにお邪魔してお話しをすることができました。先輩が奢ってくださったコーヒーをいただきながら、自分の悩みを話しました。親身になって聞いてくださり、その時間があったことで、私がこの仕事を続けることができる原動力となりました。今でもその時のことに感謝しています。

ブライダル音響オペレーターへの道のりは簡単ではないですが、とても魅力的な仕事です。研修期間で身につけた知識や技術、そして研修中の思い出は、デビュー後も役立つ財産になるでしょう。ブライダル音響オペレーターになる夢を叶えるために、ぜひ熱意を持って取り組んでください。あなたの未来が輝く瞬間はすぐそこです。


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