植田真梨恵 きらめきとためいき 東京公演(2024/9/22)
14時45分の開場に合わせて現地へ。
今回は整理番号が少し遅めで、呼ばれるまで少し待機。番号が呼ばれる頃に雨が降り始めた。濡れる前に中へ入れて良かった。
ドリンクをスルーして真っ先に会場へ入る。
前から5列目のど真ん中。下手と上手はあまり見えないけれど、ボーカルとキーボードは見える。個人的には花丸のポジション。
今回のイントロは、アルバム『ロンリーナイトマジックスペル』のIntro。懐かしい。モールス信号なのだが、何を言っているのかいまだにわからない。調べても出てこない。
(わたしにとって)一年ぶりのバンド編成でちょっと不思議な感じ。ザクロの実で泣いた以外は、わりとロック寄りのセトリと演出で盛り上がった。
ジャンプ禁止なのに、ものすごく揺れていた。久しぶりに音で心臓を殴られる感覚、気持ちよかった。体には悪そう。
わたしは相変わらず棒立ち勢なのだけど、周りの熱気が過去イチだったように思う。久しぶりのバンドだからなのか、お誕生日だからなのか、そのどちらもなのか。
ライティングが赤メインで、ギラギラのレーザーみたいな動きもあってめちゃくちゃ良かった。印象的だった色は赤と青。ザクロの時は紫だったと思う。
わたしのメンカラ、赤と青にすれば良かったなとか思いながら観てた。
ライブは約2時間。22曲演奏してくれたらしい。MCが本当に少なくて、しゃべるかな? と思ったら「最後のブロックにいきます!」と言ってまた演奏に戻る。あまりにもパワフル。
10周年ツアーでいつもアンコールに来ていた曲を本編で演奏されたので、おや? と思ったら、アンコールはお誕生日ソングでした。良いね。
衣装は赤のタンクトップに黒のキャミソールを重ねて、赤黒白のタータンチェックのスカート。ベルトは黒のゴツいやつ。
秋をイメージしたセトリだと言っていたけれど、赤チェックって秋ぽいよね。可愛い。赤黒なのがロックって感じなのも良かった。
17時半に会場を出て、次のイベントまで1時間半ほどあったので、五右衛門で夕飯。食べすぎた。
19時半からは箱庭の集い。
こちらはFC限定イベントで、今回のツアー中、ライブ本編の前か後にいつもやっているのだけれども、時間とお金の都合で参加はこの日が初めて。
しかも今回、わたしの大好きなLAZWARD形式。これは、まりまりのギターボーカルと西村広文さんのピアノ(あるいはキーボード)のみで編成されたライブのこと。
LAZWARDアレンジも、おふたりの掛け合いも大好きだし、今回再認識したのは西村さんの演奏がものすごく好きだということ。
「全身全霊で何かをするって、こういうことなのだろうな」と思わされる演奏をする。あとキャラクターが好き。仕草とか言葉選びとか話し方とか雰囲気とか。
集いの方はトークが多めで、ふたりの会話を聞いていて、「うわぁ、すきぃ……!」の感情で文字通り胸が苦しくなった。本当に。びっくりした。
もしかすると、本編で音の振動によるダメージを受けただけかも。んなわけ。
この日(9月22日)はまりまりのお誕生日だったのだけれど、30日が西村さんのお誕生日らしい。
で、西村さん案でお客さんによるハッピーバースデーの合唱というのをやることになっていたのだけれど、更にマネージャーさん案で、その時に西村さんの名前も入れてあげてね、というお手紙を配られていた。
あまりにも愛に溢れていて、歌った後に泣いてしまった。その前に、『壊して』を聴いて泣いているのに。もう水分カラッカラだったよ。
集いの方は、前の方だけど端の方で、二人の立ち位置もあってまりまりはほとんど横顔だった。それでもめちゃくちゃ良かった。
衣装は白のブラウス(袖がふわっとしていて手元に紐のリボン)と黒のショートパンツ。あまりにも美脚。黒のゴツいベルトは本編の時に着けていたやつかも。わたしも欲しい。
西村さんは本編より更にしっかり見えて嬉しかった。
とんでもない早弾きが続く演奏の後、休む間もなく曲は続く。すごい。
演奏はいつも全力なのだが、曲の合間で”休みたい”と言うような顔をしているのも推せる。でも演奏が始まると一気に空気が変わるところが好き。
(以前、現役のバンドマンと付き合いたいとか言っていたが、多分わたしは誰かが全身全霊で何かに向き合っている姿を見るのが好きなのだ)
集いは1時間ほどかな……? 本編と比べてトークが多めで、それでもしっかり演奏してくれて大満足。
そして、集いにはお見送りというものがあった。
帰り、ドアの横でまりまりとハイタッチできる。とんでもねえよ。
とにかくこれだけは伝えようと思っていた、「おめでとうございます」を伝えられて大変に満足。
どんどん人が流れていくのでひとりあたり5秒くらいで、まりまりも基本「ありがとね」と言ってくれていたのだが、わたしの時、「またね」も言ってくれた。幸せ。友だちかも(?)
このふわふわな気持ちのまま飲みに行っちゃおうかな〜〜とか思ったけど、通っていた店が正反対の果てにあるので面倒でやめた。
家に帰って、LAZWARDのアルバムを流しながらのんびり過ごした。健全。
まりまりの歌って、鏡みたいだなと思った。真綾さんもそうなのだけど、それと違うのは、まりまり本人の色がバチバチに乗っかっているところ。
透明じゃなくて、淡い色からビビットまでたくさんの色とたくさんの形があって、それを全力で向けてくれるからこそ、自分がその時に持っている感情に気づけるというか。
まりまりが表現してくれることで、「自分の中に今これがある」って可視化できるようになるというか。
気持ちってその時によって違うから、ライブへ行くたびにガツンと響く曲が違っていて(毎回決まって泣いてしまうものもあるけれど)、答え合わせみたいな時間になっている気がする。
アルバムもまた出るって言ってたし、楽しみだな〜〜〜!
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