爪に「色」を乗せる話

　化粧品も最近漸く少しずつするようになってきたり、服も「この色持ってないから買ってみようかな」って気にし始めたりっていう4周りくらい遅れてるマンだけど、小さい時からマニキュアは好きだった。
　セーラームーンとか、サンリオのとか、子ども用のこう……爪でくいってやったらぺろんって剥けるようなやつで塗り塗りしてた（語彙力）。

　好きだからと言って別にこまめに塗るわけじゃなくて（匂いが苦手だし、除光液で落とすのが面倒だったので）、たまああに。本当にたまああに塗るくらいで満足してたけど、色々な色（くどい）のマニキュアを見るのはずっと好きで、百均とか薬局とか行くとコーナーを見に行っちゃう。

　どこが好きって言うとあんま深い理由は無いんだけど、普段自分が身に付けないような色でも、爪くらいの小さな面積だったら許されるかなって感じが好きなんだと思う。黄色とかオレンジとか青とか、ちょっと無難じゃない色を乗せるのも好き。人と会う時はあんま塗らないけど。

　ネイルアートも素敵だなと思うけど、自分がやるっていうのはちょっと違う。人のを見るのは好き。
　本当に、わたしはただ「爪に色を乗せる」だけで良い。視界に入る自分の爪に色がついてると、それだけでちょっとテンション上がる。

　でまぁ、塗る頻度に関しては少なくて、料理する時は絶対につけていたくないし、平日はお客さんにお茶出しとかするので目立たせたくないしというので、「この休みは何もしねえぞ」という気合の入った時しか塗れな……かった。

　カバー写真にしてる、この「胡粉ネイル」シリーズ。これに出会ってからというか、この良さを理解してからは頻度がぐんと増えた。他にもお気に入りのマニキュアとか、友達に貰ったすごく素敵な発色の物とかもあるんだけど、今回はこれをご紹介。

　だから前置きがなげえんだよな。書き終わってから、半分以上前置きだったことに驚いてしまっている。

　初めて出会ったのは、真ん中のお色。「月季紅」。お誕生日プレゼントに貰ったやつ。これをね、貰ってから随分経ってしまったんだけど、塗ったのさ。すげえのよ。
　先ず、刷毛が柔らかく広がってくれるので塗りやすい。発色も鮮やかで、一度塗りで充分の完成度。あと、マニキュア独特のツンとする香りが無い。速乾性だから、気の短いわたしが塗って直ぐに色々触っても剥がれずにいてくれる。
　後は直接の中身と関係無いんだけど、パッケージが可愛い＆色の名前が美しいので集めたくなる。例えば、左のお色は「花菊」、右のお色は「花霞」。良くない？　ホームページで色の名前見てるだけでも楽しいもん。

　マニキュア好きと言っても全然詳しくはないので、きっと他にも素敵なメーカーさんはあるんだろうけど、今回はこのシリーズを紹介してみたよ。
　最近はちょこちょこ塗るようにしているので、他にも頂いた素敵なマニキュアさん達をもっと頻繁にお披露目できれば良いなぁと思っている。