非常勤講師時代、私がフルタイム教員になるためにしたこと(非常勤の掛け持ち)

非常勤講師の時代、私は2年ほど他校と掛け持ちしていました。A校とB校で勤務していました。

掛け持ちしていた理由は、やはり一校だけの収入ではなかなかやっていけないこと、それが大きかったと思います。ただそれだけではありません。

あともう一つは、色々な学校のスタイルを学ぶことによって、自分自身の幅が広がると思ったからです。
 実際、A校で学んだことはあります。例えば、マークシートによる単語テストの行い方を覚えたことが良かったです。
 その学校では、年に何回か授業参観があり、非常勤講師も、保護者の目にさらされる機会がありました。その後授業アンケートを保護者からいただいたりすることができました。時に辛辣な言葉もありましたが、私を褒める言葉もあって、嬉しかった思い出もあります。
 また中学生も担当していたこともあり、保護者と各レッスン毎に、学習状況の報告の手紙を書きながら、保護者を鼓舞するような言葉を考えてきました。毎回レッスンごとに確認テストがあるのですが、保護者からのコメントに励まされることもありました。その時は非常勤講師でしたが、保護者に連絡したりしてました。

二つの学校を掛け持ちしていた時、A校で15コマ、B
校で10コマ持っていました。

1日のうちで二つの学校を行き来することもありました。以下の感じのスケジュールでした。
月曜日 午前中はA校→移動時間30分→午後はB校
火曜日 一日中A校
水曜日 午前中B校→移動時間30分→午後A 校
木曜日 午前中A校→移動時間30分→午後B 校
金曜日 一日中A校
土曜日 午前中のみA校

月曜日から土曜日まで休みがなく、焼津日曜のみ休みとしていました。

おそらく、非常勤講師をされてる方だったらびっくりすると思いますが、二つの学校を経験していたので教科書、A 校では15個まで教科書4種類
B校では教科書2種類担当していました。

1学期中間
1学期期末
2学期中間
2学期期末
3学期期末

と年間5回テストはありますが、最高で1回のテストで、4種類定期テスト作成をしていました。これがどれくらいの大変さかは、英語の教員だったらわかってもらえると思います。

定期テストを作ることには一本だけでも非常に労力がかかります。基本的にミスが許されないから、何回も遂行するし、自分だけの問題でなく、人とも組んでるから普遍的な問題を作るようにしているからです。

ただわかったことがあります。どこの学校に行っても、数学の先生は、問題を作るのに英語の教員より時間をかけていないようです。早い数学の先生は、2時間で問題ができたと、言ってた方がいて、大変びっくりしました。

私、最低でも一本の問題を作るのに10時間かかります。人と組む問題だったら20時間かけます。

一人暮らしして、家事もこなしました。今思っても、よくやったよなぁと思います。フルタイムになったら忙しいことはわかっていたので、このぐらい行ってもいいかなとも思ってました。





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