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いけないプライドの触り方

私という人間は半分存在しない。

なぜなら半分それになってしまうからだ。

相手なのか自分なのか、
全体から見た自分なのか、
はたまた相手からの自分なのか、
なにもわからない。

悪気なく
相手の必要なピースに
内部から傷をつけ
時間差で口から血がたらり。

それ、僕の大事なものなんだ。
触らないで?

へー。大事なんだ。
うーん、私にとってはこうかな。
例えばなんだけど、
境界線に霧がかかっていて
海と空のはっきりとした違いが
私にはわからないみたいな感じだから、
大事にしてる理由を説明してくれない?

説明している間に
あっという間に蒸気になって
海ではない海も出来てゆく…。

形が変わってよくわからない
そんな曖昧なものだけど、
それでもあなたにとって、それは必要なの?

結局綺麗なカケラは
曖昧なつららの沢山ある部屋の肥やしに
なるだけだ。

君は
僕の大事にしてるものを
大事にしてくれない人なんだね?

そうかもしれない、
でも、あなたすごく綺麗だった


相手からしたらいい迷惑だろう。

でもどうすることもできないから

目を瞑って寝る

それだけ


おわり。

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