「C.R.E.A.M.」

画像1

Cash Rules Everything Around Me C.R.E.A.M.
Get the money Dolla dolla bill y'all

C.R.E.A.M. / Wu-Tang Clan

アメリカのHIPHOPグループ「Wu-Tang Clan(ウータンクラン)」の曲にこんな歌詞が出てくる。自分が「HIPHOP好き」ではなく「ラップバトル好き」だったころに知った曲で、今でもたまに聴く。

最近になってやっとこの歌詞の意味を知った。ものすごく砕けた言い方をすると「金はすべてを支配する。稼ぎまくれ!」的な意味らしい。

「あー確かに、金はすべてを支配してるわ。してるしてる。」と思ったけど、よく言う「金がすべて」みたいな話でもない。



画像2


大学1年のころからずっと、地元の友達と4人で「低予算で過酷、辛くて面白い」みたいな旅企画(旅行とは呼びたくない)をしている。影響を受けたのはもちろん北海道の某旅番組。

周りの大学生が年に1回くらいのペースで「みんなで北海道。笑」している間に、我々おっさん4人組は四国に2回行って寺巡りをしたり、滋賀の道の駅を全部巡ったりしていた。

みんなで北海道に行けばいいのに、どうしてわざわざ過酷な旅を選んだのかというと、金がなかったから。金がないから低予算でもできる楽しいことを探し、結果今のカタチになった。ほら、旅のスタイルを金が支配してる。

そんな旅の道中、車では何かしら音楽が流れている。4人いればそれぞれ好みも別れるけど、洋楽を流すのは自分くらいだったはず。

自分は、中学生くらいから洋楽を聴くようになった。確か最初はRed Hot Chili Peppersにハマった気がする。その後もいろいろ洋楽を聴くようになっていって、今に至る。理由は単純で、輸入盤のCDが安かったから。

今好きな音楽は全部、その時期に聴いた洋楽に影響されている。それを考えるとホラ。やっぱり音楽の趣味も金が支配してる。



画像3


Wu-Tang Clanのいう「金はすべてを支配する。」とは全然質が違うけど、生活から音楽の好みまで、当たり前だけど自分の何かしらを金が支配してる。

金がないと生活が苦しいし、そうなると金が支配してるのは自分の命ってことになる。そう考えると「金から解放されよう」なんて話にも耳を傾けちゃうし、それが正解な気もしてくる。

けどよく考えてみると、中学の時に輸入盤のCDがiTunesのダウンロード販売より安いことに気づかなかったら、多分今好きな曲には出会っていない。

もっと言えば、大学1年のとき金に困ってなかったら、きっと四国に行くことはなかった。そうなると、今の自分は間違いなく存在しない。

そう考えれば、その時なにかを金が支配してた結果として今があるとも言える。まぁそれなら、ある程度は金に支配させといてやっか!とも思えるねーという話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?