短編【カランコエの花】を見た。30分でLGBTについて考えさせられる
花束みたいな恋をした を見てすぐに、この作品を鑑賞して、
次付き合った男の子にはカランコエを教えてあげようなんて思いました。笑
U-NEXTに加入しているのですが、さくっと何かひとつ観たいと思ったときに目に止まったのが、「カランコエの花」という作品でした。(夜中の1時半とかだったから、、、長編は辛いもん、、、)
最近取り上げられることが多く、LGBTへの認知は高まっていますが、なかなか理解を得られていないような気がします。
この作品は、LGBTの人にフォーカスを当たるのではなく、LGBTの人を取り囲む周りの人に焦点を当てた映画でした。
私の知り合いには、私が知る限り、LGBTのひとはいません。ただ、公表していないだけで、もしかしたらすごく近くにいるかもしれない。
突然仲の良い友人が打ち明けたら?自分はどう反応するだろう
なにか意識した対応、反応をしなくちゃって思うこと自体が、ある意味で差別な気がして
どう考えればいいのか わからなくなってしまいました
設定は高校で、なかよし4人組の女の子の中に、同性愛者の子がいるというものでした。
その女の子から相談を受けた保健の先生がLGBTの授業をその子がいるクラスでだけ行い、違和感を感じた男子生徒が「自分のクラスにLGBTの人がいるのでは?」と勘ぐり、ふざけ半分で誰なのかを探ろうとします。
その女の子は追い詰められ、仲の良い友人にも打ち明けられず追い詰められてしまいます。
ある朝、誰かのいたずらであるかのように、黒板に〇〇はレズビアンだ と大きく書かれていました
続々と登校してきたクラスメイトは立ち尽くし、唖然とします
主人公の今田美桜さんはその子の友人の一人で、その子はレズではない、そんなはずない、と教卓で否定をし、黒板を懸命に消します。実は保健室で話している様子を聞いた女子生徒がおり、その子伝いから聞き、友人がレズビアンであることを知っていたのでした。
友人を"庇う”ために必死で行った行動でした。
その様子をみてレズビアンの子は涙ぐみ、教室を逃げ出します。
仲良し4人組の一人が、レズビアンだった。きっと驚きでどうしたらいいかわからなかったはず。3人はその子を追いかけます。
追いついた矢先、その子は、「どうして庇うの?」と怒り、「あの黒板は自分で書いた」と打ち明けるのでした。
3人は呆然として、何も言葉をかけられません
翌朝、朝のホームルームのシーンで出欠を取る際にその女の子の机だけ誰もおらず、今田美桜さんが一人泣くシーンで作品は終了します。
騒ぎ立てた男子生徒も落ち込んだ様子で、なんとなくクラスの雰囲気が暗い様子でした。
(ネタバレ!にはしたくなかったけど、ちょっとでまとめようとしたここまで、、、!笑)
今田美桜さんが、友人がレズビアンであると気づいてから、その子から打ち明けられそうになるシーンがありました。
その時の反応がすごく印象的でした
レズビアンってことは、自分のことが好きな可能性もある。知ってたよっていうのが正解?打ち明けてくれたら、そっか、そうなんだって流すのが正解?もしかしたら気まずくなる?友人関係は壊したくない、理解してあげたい気持ちもあるけど、知らないつもりでいたほうがいいかも
多分こんな感情がわーって溢れただろうなと。
結局打ち明けられず、その子がカミングアウトをするタイミングはのがしてしまうのでした。
認知はされても理解って本当に難しいんだなって
周りの反応がすごくリアルで、高校生の話だったけど広く共通して鑑賞してもらいたい作品でした。
2018年の作品で、教育現場をはじめ様々な場面で資料として鑑賞されているそうです。
ちなみに、カランコエの花言葉は、「あなたを守ります」だそうです。(作品中にはこう使われていましたが、他にもあるみたいです。)
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