新曲 「パンデミック」
リハーサルも無事終えて、明日は「踊ってばかりの国」を迎えてライブ!よろしくお願いします!
今回は本日配信「パンデミック」について書きたいと思います。
「パンデミック」の一番古いデモデータが残っていたので日付けをみたら、9月7日だった。だからちょっと前に書いたばかりの新曲ということになる。
その頃にはもう「パンデミック」の他にもいくつか新曲があって、そのレコーディングが約2週間後に迫っているという時期だった。普段であれば「この新しくできた曲はまた次のレコーディングに」と考える所なんだけど、この「パンデミック」については、その2週間後のレコーディングに間に合わせたいと考えていた。
いま振り返ってみると、たぶんこの楽曲がとてもプライベートな感情を軸に書かれたものなので、このタイミングじゃないとまた違った仕上がりなってしまうような気がして、それを恐れて完成を急いだんだと思う。
・「パンデミック」のアレンジについて
それが良い事なのか悪い事なのか分からないけど、昔のようにスタジオでメンバーの前で新曲を弾き語りして、そこでイチからせーのでアレンジをするような事はあまりなくなった。
けれど「パンデミック」はひさしぶりにデモ制作前にバンドに弾き語りで聴かせた、いわば懐かしいタイプの制作プロセスを辿る楽曲となった。前述の通り、レコーディングが迫っていたのでデモを作って、そのイメージをメンバーに伝えている時間はなかった。なので、今日のようなライブ・リハーサルの合間を使って、歌詞もまだ完全に出来上がっていない「パンデミック」をメンバーに聴いてもらうことになった。
新曲の弾き語りを聴いてもらうのは久しぶりだったので少し緊張もしたけど、ゼロから新曲をバンドと作り上げるのはやっぱり良いなと思った。特に良かったのは、リズム・アプローチをドラマーと一緒に確認できたことだった。デモの段階で新曲のリズムを考えていると、たまに荒唐無稽とまでは言わないけど「人間じゃ無理っ!」ってリズム・パターンをどうやら作っていることがある(らしい)。
そんなわけでサクッとメンバーに顔見せを済ませた「パンデミック」は翌朝無事、斉藤のデモ制作工場へと出荷された。
ドラムやベースについては、そのスタジオで話し合ったフィーリングでデモ録音した。次にこの楽曲で思い浮かんでいた音が、12弦ギターだった。
12弦のギターは斉藤が持っていた。しばらくメンテナンスに出しておらず、だいぶチューニングに苦心していたようだけど弾いてもらったら、やっぱりよかった!この楽曲には12弦だったんだ!!
関係ないけど、今日のコテイスイ。
明日は渋谷QUATTROでライブ。兄やんが少し遅れたので、それまでコテドラムでリハーサル。ひさしぶりのコテドラを堪能しやした。やっぱり彼のスネアの入る位置が好きだなって思います。あ!ナマ言っちゃってるかな!すみませヌ!
閑話休題。
・「パンデミック」のアイコンについて
「パンデミック」の配信が決まった時、この楽曲のアイコン、またはアートワークを付けるなら、なんてことない日常風景が合いそうだなと思っていた。本当に何気ない日常風景。そんな感じにしようと考えていた。それで自宅の私物、またメンバーにも聞いて、そのような写真をいろいろ見て探し回っていたんだけど「なにげない日常風景」なんて、そんなものは簡単には転がっていないということに後で気がついた。(なるほど!だから「なにげない日常」は大事ってことか!)
そんな時にふと立ち寄った蚤の市で、3枚の古い絵葉書を見つけた。その3枚の絵葉書は不思議で並べてみるとコラージュ的に一枚の絵として繋がった。
どこか知らない異国の地。こんなに綺麗な大地にも今や忍び寄るパンデミック。うん!探していたモチーフとも繋がった!
この写真の後ろにある放射線状の紙は絵葉書を購入した時に一緒に付いてきた店のチラシ。きっとアナタ(チラシ)も偶然という名の必然なんだよね?一緒に写ろ!ってわけで、
これをザッと並べて、あとは楽曲タイトルを入れよう。
楽曲登録した表記の通りカタカナで「パンデミック」にしようか、それともアルファベット「PANDEMIC」にしようか、、ってわけでどっちも書いてみた。
アルファベットならホラー映画のポスターみたいにしたいからマニキュアの筆で描いてみた。こんなに大量のマニキュアを使ったことがないので、部屋中すんごいシンナーの匂いになった。まじでポワンとする5秒前だった。MP5、有名だよね。
カタカナもシンプルで良かったと思う。
最後に歌詞を記載します。
ぜひどうぞ「パンデミック」を聴いてみてください。
このnoteをここまで読んでいただい方には特に。
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