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歴史あるお寺の住職に聞いた、ビジネスで役立つ「達筆」

どうも。達筆コンサルの鈴木啓文です。

今日は、先日親戚のお上人にお会いしたときに聞いた話を紹介しようと思います。

僕の親戚のお上人は、歴史ある日蓮宗のお寺の住職であり、当然のことながら物凄い達筆。人並外れた高貴な字を書かれます。

柔和で明るく、いつも冗談を言っては人を笑わせる人柄も魅力的で、会うたびに面白い話を聞かせてくださるお上人。

そんなお上人が、綺麗な字を書けることのメリットを語ってくれました。今回は、その話の中から特にビジネスシーンにかかわるメリットを紹介していきます。

達筆メリットその1:立派な字で書かれた手紙は、勝手に重要書類と見なされる!

例えば、どこかの偉い人に手紙を書くとき。

一般的に、お偉いさん宛の郵送物は本人に届く前に検閲が入るという。本当に届けたい人の元に届く前に、誰かに内容を見られてしまうのである。

一方、住所と宛名が立派な字で書かれているものは、とても重要な郵送物かもしれないと見なされて検閲が入りにくくなるとのこと。

字を立派に書くだけで、ビジネス上の取引が円滑に進むようになるということだ。

「字の上手い下手なんて、趣味や芸術の範疇。仕事には関係ないよ」こう言う人は稀にいるが、決してそんなことはないはずだ。

達筆メリットその2:立派な字で書かれた封筒は、開封率が異常に高い!

これは、同窓会や結婚式などの招待状を書くときに使えるテクニック。

お上人が幹事を務めた高校の同窓会は、それまでに開催されたものと比べ、参加者数が非常に多かったという。

社会人になってからの同窓会は、学生時代のそれと比べて参加率が格段に下がる。そこでお上人がとった戦略は「招待状の宛名をものすごく丁寧に手書きで書く」というものだった。

普段、私たちの元に送られてくる郵送物の字のほとんどは印刷によって刷られており、手書きの封筒が手元に送られてくること自体が相当レアな出来事である。立派な字が書かれた封筒を受け取った人は、間違いなくそれを気に留めるようになる。

すると、普通なら何気なくスルーされてしまう封筒が、多くの割合で開封されるようになるのである。開封率を上げたいなら、中身はともかく、宛名と住所は必ず立派な手書きで書くべきであろう。

就活の際のES・履歴書に関しても、同じことが言える。立派な字は、それだけで権威を持つ。

達筆があなたの身を助ける。字は、決して一朝一夕では上手くならない。しかし、一度立派な字を書けるようになれば、それはあなたを守る強力な武器の一つとなることだろう。