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防衛費増額とあおり運転

最近なにかと「防衛費」がニュースになっていますが、そもそも「防衛」って何?ということを考えてWikiを調べたところ「国家が侵略を受けた際に自衛権を行使し、軍事力などを以ってこれを拒否・抵抗すること」とありました。
「国家が侵略を受けた」イコール侵略する側がいるわけで、それは何かというと宇宙からの未知の生物とかUFOではなく、こちら側もれっきとした人間なわけです。
これって、世界は戦争も殆どなくなって、見た目平和なんだけど、結局人間の他人を支配したいというマインドは昔から全然変わっていないということなんだろうと思いました。「万が一」「有事の際」に使うか使わない戦闘機やミサイルに多額の予算をつぎ込んで財源をどこに求めるか、なんていうことを時間と金をかけて論議するより、「万が一」「有事」を取り除くことに力を注げばいいんでしょうが、結局、他人を支配したい、他の人間より優位でありたいという人間の性がある以上、これはどうしようもなく、この変なパワーバランスが崩れないようお金をかけていくという無駄としか思えないループに入っていくしかないんだなと思います。
電機メーカーなんかに就職しないで軍事産業を手掛けている会社に就職すれば喰いっぱぐれることもなかったのにと後悔しています。

一方で同じように毎日のようにテレビで見かける「あおり運転」問題。これも結局は他人よりも優位でありたいというマインドを侵害されておきるわけで、根本は戦争と同じなんだろうなと思います。
事故にならないから問題にならないけど通勤、退勤時の東京の駅を歩いている歩行者も、なんでそんなに殺気立って他人を押しのけて歩く必要があるのかなと思いことがよくあります。運転者も歩行者も別レベルの人間であるわけはなく、当たり前の結果なんでしょうけど。

他人の支配欲におびえ、時間にしばられて、本人の意思とは関係なく押し寄せる情報の波に常にストレスを感じ生きていく人間という特異な生物に明るい未来はあるのでしょうか。

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