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「回収率予報」の「予測回収率」とは

「回収率予報」の「予測回収率」とは、各馬の回収率(儲かるかどうか)の指標です。
スピード(実力)の指標や人気の指標ではないので、予測回収率が一番良い馬が本命、とはなりません。
予測回収率は50~100%(10%刻み)の数値で表します。

「回収率」という言葉は、通常は複数のレース結果を取りまとめるときに使うものです。
今月は100レース合わせて10万円馬券を買って、払戻金の合計が9万円だったから回収率は90%だ、といった感じです。
そのため1頭1頭に「予測回収率」がある、ということに違和感を持たれる方もいらっしゃるかも知れません。

具体的に説明すると

例えば、予測回収率70%で単勝オッズ5倍の馬がいます。
この馬だけで見ると、1着になれば回収率500%、2着以降なら回収率0%の結果になります。
どちらにしても70%にはなりません。

予測回収率をイメージするにはグループで考えてください。
予測回収率70%となった馬が10,000頭いたとします。
10,000頭全ての単勝馬券を100円ずつ購入すると100万円になります。
10,000頭それぞれがレースすれば、1着の馬もいれば、2着以降もいるでしょう。
そして、10,000頭の払戻金を合計すると70万円、つまり回収率70%になるであろう、という予測なのです。
同様に予測回収率100%の馬を買い続ければ、合計の回収率が100%になるはず、という予測です。

という訳で、予測回収率はその馬の馬券を買ったときに儲かるかどうかの指標になります。

「確率」について理解のある方なら、予測回収率とはその馬の単勝馬券を買ったときの「期待値」と考えてください。

グループ分けになる

回収率予報では全ての出走馬に予測回収率があります。
これはつまり全ての馬を50%、60%、70%、80%、90%、100%の6つのグループに分けていることになります。
回収率予報の結果の振り返りでは、実際にこの6つのグループごとに回収率を集計して、予測どおりだったか検証しています。

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