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「回収率予報」の仕組み

回収率予報を公開するまでの作業の流れと、予測回収率の算出方法を簡単に説明します。

一言で言えば、パソコンで予測ソフトを自作して、インターネットから入手した競馬データを使い、回収率予報のデータを作成しています。

1.過去のレース結果データを入手する

中央競馬の2003年以降のレース結果データを入手しています。
データの入手は一度実行してしまえば何度も行う必要はありませんが、最新データを随時追加します。

入手したデータを集計しやすいように加工しておきます。

2.レース結果データを集計、分析する

過去のレース結果データをファクターを軸にして集計します。
集計結果を分析して予測ロジックに使える要素を見つけます。
集計、分析はパソコンの自作ソフトや表計算ソフトで行います。

集計、分析は手間と時間がかかるため、事前に予想を立てた上で的を絞って行います。
予想通りに行かない場合は、条件を加えたり、集計の角度を変えたり、知恵を絞りながら何度も試行錯誤することもあります。

この集計、分析が正確な予測のキモで、自作ソフトには様々な工夫やオリジナルのアイデアを組み入れています。

3.予測ロジックを構築する

有益な分析結果が得られたら、予測ロジックを組み上げます。
予測ロジックの基本的な思想は、すでに多くの方が行っているデータ予想と同じで、多数のファクターを計算してその馬の有利不利を数値化しています。

予測ロジックの実体は複雑な数式の集まりです。
その数式にデータを入力すると、計算結果として予測回収率が得られます。
予測回収率の算出には複雑で大量の計算が必要で、高性能のパソコンでもそれなりの時間が必要です。

作成した予測ロジックに過去データを適用して運用シミュレーションを行います。
様々な角度からシミュレーションをすることで、作成した予測ロジックに欠陥がないか検証します。

集計、分析、予測ロジックの作成は、一般に公開されている競馬分析ソフトでもある程度可能ですが、できることに制限があります。
私は自分のアイデアを自由に実現したかったので、ソフトを1から自作しています。

この集計、分析、ロジック作成、シミュレーションといった作業を何度も繰り返して今の予測ロジックは構築されています。

4.回収率予報のデータを作成する(レース前日)

レースの前日、予報を公開する直前に予報対象レースの最新データを入手します。

予測ロジックを組み込んだ自作ソフトに最新データを読み込ませて、予測回収率が含まれた予報のデータを出力します。
その際に、私の主観的な予想は不要ですので、全てパソコンにおまかせです。

5.公開する

予報のデータを加工して、公開する記事を作成し、サイトにアップロードします。

以上が回収率予報が公開されるまでの作業の流れです。


そういえば今までに集計作業を何回やっているのかなと、軽い気持ちでソフトの動作記録を調べてみました。

1万回を軽く超えていました。
自分のことながら、ドン引きしました…

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