見出し画像

【大阪北部地震】被災地域の現状~見えにくい不便と余震の不安

大阪北部地震の震源付近の自宅に戻り2日目でした。

1 インフラ、日常生活について
・大きな余震は現時点ではありません。
・ガスが通じません。復旧工事の最中です。我が家の復旧は23日以降です。お風呂をわかせません。
・大阪モノレールもまだ部分再開で、通勤通学に影響しています。
・マンションのエレベーターが止まったままです。これが、実は地味に一番辛い状況です。
・21日から、保育園や小中学校は通常どおりになります(給食を除く)。

2 いただいたご支援について
・近隣の避難所から乾パンなど、加熱なしで食べられる食糧をいただきました。ミネラルウォーターも。
・大阪ガスさんから、カセットコンロの配布がありました。ただし配布場所が1カ所のみ、遠すぎて取りに行けませんでした。
・お風呂をわかせない世帯のため、自衛隊の仮設風呂(無料)、スポーツクラブの風呂の住民向け開放(有料)が行われています。ありがたいです。
・物流が安定しており、スーパーの品揃えも戻りつつあります。ただし、冷凍食品の品揃えが偏っていたり、陳列棚の空調がこわれていたりして(飲料が冷えていない)、若干の不便はあります。

3 少し不安なこと
・家具転倒防止の「突っ張り棒」がホームセンターで相当品薄です。某店で確認したところ、大阪府内には全く在庫がなく、私は神戸市内まで行って、やっと買えました。今回は、自宅の家財が倒れた被害を周囲から聞きます。転倒防止の器具がないと不安です。
・大した被害はないと思われているようで、マスコミは被災の現状をスルーし始めました。避難所にはまだ1500人いますし、震源に近いところはマンションが多いところですが、エレベーターが止まっています。それでも毎日、通勤通学しています。特に子供は高層階だと大変です。
・子供が寝不足、情緒不安定になっています。被災したときの部屋では眠れなくなりました。緊急地震速報のサイレンで泣きそうになっていました。
・JRはよく線路点検をするので、小一時間車内に閉じ込められる事態が毎日続いています。
・粗大ゴミをあさる、アジア系外国人の軽トラをたまに見かけます。
・道路のあちこちが凸凹です。特に子供はつまずくことがあります。
・ガスがないため、飲食店の大半は休業しています。

まだ完全復旧ではありません。マスコミはスルーを始めましたが、忘れないでいただけると幸いです。

復旧作業や支援に関わる皆様に、心から感謝します。私たちも、できることをがんばります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?