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スピードを求めるには非効率なコトをするのがいいかもしれない

こんにちは、はりまです。

スタートアップの人たちは「スピード感大事!」と口を揃えて言っていて、その通りだなと完全同意なのですが「スピード感」と「効率化」はまったく別物だなぁと思った話です。

さて。
ブリッツスケーリングというビル・ゲイツも絶賛した本があります。
ブリッツスケーリングとは一言でいうと「急成長のために効率を犠牲にしてスピードを最優先する」ということです。

本に乗っていた事例を紹介します。

AirBnBの事例

AirBnBは自分の部屋を人に貸し出す、いわゆる民泊のサービスなのですが、あるとき部屋の貸出数を増やすには、部屋の写真で魅力を伝えるのがめちゃくちゃ重要だということに気づきました。

とはいえ、部屋の持ち主に「きれいな写真を頼む」と言っても下手な写真しか撮ってくれないわけです。しかたないので、創業者たちは自分で持ち主の部屋を一件ずつ訪問して写真を撮りに行きました。

普通に考えれば創業者の貴重な時間を費やすなんてもったいない!と思います。それでも、外注のカメラマンを集めたり管理したりする手間を惜しんで手作業でやりました。

これについて創業者のひとりブライアン・チェスキーは「まず自分で手作業でやる。どうにもならなくなったら自動化する」と語っています。

この話には続きがあり、利用者がさらに増えたことで「どうにもならなくなって」ようやくカメラマンに依頼をします。次の課題はカメラマンやその写真の管理です。

ここでも効率化はしません。まずはスプレッドシートを作りました。早いので。
そのシートで「誰がいつどこへ撮影に行くか」を必死で管理していました。

サービスが成長して、利用者もカメラマンもどんどん増えてきたことで、やはりスプレッドシートでは「どうにもならなくなった」ので、ここでようやく管理システムの構築に着手をはじめました。

エンジニアがいると、ついついはじめからシステムを作る発想になってしまうのですが「効率を犠牲にしてスピードを最優先する」のがブリッツスケーリング式です。

ということで

スピードのためには「どうにもならくなるまで1行もコードを書かない」というのは大切かなと思います。

この方法の具体的なやり方については『NO FLOP』という本がオススメです!

それでは!

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