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ゲーム配信の面白さに気づいた話

教育系の仕事をしているので子どもたちに接する機会が多いのですが、好きなものを聞くと一番多いのが「ゲーム」です。
自己紹介は苦手でも、今やってるゲームの話とかは色々してくれるのですね。

流行りのゲームは抑えておきたいので、よく耳にするゲームタイトルは自分でも触ってみます。ただ、少しやった程度ではなかなかハマるポイントまでたどり着かないので、そういうときはゲーム配信を観たりします。

保護者の方からも「ゲーム実況ばかり見てる」とネガティブな意味合いを暗に含ませて言われることがあるゲーム配信。

で、TwitchとかYouTubeで色々みてくるとわかったのが、ゲームが好きだからゲーム配信を観るのではなく、配信者がすきだから配信を観る。というのが本来の姿だということでした。

私がゲーム配信を観るようになったのは以下の流れです。
1. ゲームタイトルで検索して人気の動画を観る
2. いくつか観た中で気になる配信者をよく見るようになる
3. 同じ配信者がプレイしている別のゲームタイトルも見てみる
4. ゲームタイトルはどうでもよくて、その配信者の動画を見たくなる
という流れです。
ただ、ゲーム配信者は基本的にゲーム配信しかしないので、おのずと色々なゲームに興味が湧いてくるものなのですね。

なにかの本で読んだエピソードで、

親が右手におもちゃ、左手にお菓子をもって小さい子供に好きな方を選ばせようとしたら、子どもが真っ先に手を伸ばしたのは、親の手元に置かれていたスマートフォンだった。

という話がありました。
好きな人が好きなものが気になる、というのは人間の特性なので、ゲーム実況にハマるのも抗いにくい行動なわけです。

なぜ、ゲーム実況だけが流行るのか

AmazonがTwitchを買収したのが2014年、当時のAmazonでは最大額取引で9億7000万ドルでの買収でした。

世界のゲームコンテンツの市場規模は約20兆円。
映画市場の4.5兆円や音楽市場の2兆円に比べて巨大産業であることがわかります。

コンテンツ自体の巨大さもそうですが、なによりもプレイヤーよりも視聴者のほうが圧倒的に多いわけですね。ゲームだと直感的にわかりづらいですが、音楽やスポーツでは見る人の方が多いというのは理解しやすいかと思います。

配信と相性がいい

特定の人に興味を持つ要素として「長時間見ている」があります。
サッカーや野球ががわかりやすいですが、1試合2時間のゲームを見ていると自然と好きな選手がでてくるものですね。

ゲーム配信もTwitchなんかを見ていると人気配信者は毎日10時間も配信をしていたりします。しかも上手な人のゲームは観るだけでも楽しいので、毎日数時間視聴してしまいます。さらにその配信の中から面白いものだけを切り抜いてYouTubeにアップしたりするので、どんどんハマれる環境が揃っているわけです。
私も最初はYouTubeから入り、その後Twitchに流れていきました。

ということで

最近はゲーム配信の面白さに気づいたよという話でした。

いま中国では、ライブコマースというテレビショッピングみたいに生配信しながら同時に販売までできるサービスが流行っているようです。
ゲーム以外にも様々なものが「見ているだけ」の経済圏がうまれてくる予感です。

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