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タチカワ戦役 戦闘記録2021.04.25

『補給物資集積所』

工場跡での戦いから1週間、ブルー・ブラッドに再び出撃命令が下された。駐屯地近くの集積所が大逆者の襲撃を受け守備隊が全滅。保管されていた重要物資が奪われてしまったらしい。

フロスト少尉は前回の戦いで負傷が発生した歩兵分隊を残し、代わりにブルグリンを同行させて集積所へ向かった。

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今回も敵は少数だったが、スペースマリーンと同様の超人戦士であることに変わりはなく、ガーズメンのみで相手をすればどうなるかは想像に難くない。中央には魔導兵器に騎乗したロードディスコーダントの姿が見えた。わずか10分の間に30人のガーズマンと4両のレマンラスが犠牲になった連隊があるという噂もある恐ろしい敵だ。

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例によって、フロスト少尉は廃墟内へ拠点を構築し、コミッサー・ガーランはマンティコアと共に反対側の森林地帯へ待機させた。最後にレマンラス重戦車を戦場全体をカバーできるよう中央へ配置した。

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戦闘開始

ブルー・ブラッドは歩兵部隊で防衛ラインを形成しつつ前進を開始した。レマンラス・デモリッシャー《破城槌》は右翼側に移動し正面のロードディスコーダントに狙いを定める。

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左翼側ではマンティコアの機械精霊が雄叫びと共にロケット弾を放ち、障害物に隠れていた敵歩歩兵部隊を攻撃。レマンラス・エクスターミネーターは装甲車へ向けて斉射を行い大破寸前の状態に追い込んだ。

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こちらの激しい砲撃に圧倒されたのか、攻撃態勢に入っていたロードディスコーダントが動揺を見せた。タンクコマンダー・ボーダンはその一瞬の隙を見逃さなかった。マルチメルタの重熱線で魔導兵器の装甲を融解させると、露出した動力部へめがけデモリッシャーキャノンを放った。

多くの同胞の命を奪ってきた憎き敵は、大口径の砲弾の直撃を受け断末魔を上げる暇も無く粉砕された。

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だが喜ぶのは早い。大破した装甲車から降車してきたディーモンが左翼側の歩兵分隊へ襲いかかり、瞬く間に10人のガーズマンが犠牲となった。

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立て続けにレマンラスが攻撃されたが、幸い損傷は軽微だった。

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コミッサー・ガーランが右翼側にいたブルグリン達に助けを求めると、彼らはすぐに状況を理解し、棍棒でディーモンを叩きのめした。

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ガーランが森林地帯の歩兵分隊と合流しようとした時、突如戦場の各所に《歪み》が出現し新たな敵が姿を現した。不意を突かれたブルー・ブラッドは対処が遅れ攻撃をまともに浴びてしまった。

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しかし怯むことなく攻撃を続けて確実に敵を減らし、戦場に散らばった重要物資を取り返していった。

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戦場中央の残党を攻撃しようとしたところで敵は突如姿を消してしまった。ワープ装置を使って退却したのか、しばらく警戒を続たが再び現れることは無かった。背中に怪しげな機械を付けた大男が姿を消す直前に「目的は果たせた」と呟いていたのが気になる。駐屯地へ戻ったらあの男について調べてみるとしよう。


今回の最高殊勲は、的確な指示でブルー・ブラッドを勝利へと導いたフロスト少尉へ授与された。


ユニット紹介

カンパニー・コマンダー
フロスト少尉

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カタチアン出身。この惑星で生まれ育った者の例に漏れずタフで妥協を知らない生粋の戦士だが、口数は少なく出生にまつわる謎も多い。ある異種族を追ってタチカワへやってきた際に青色の血に染まったカタチアンナイフを握りしめていたことから、第3特殊作戦小隊のコードネームがブルー・ブラッドと名付けられた。



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