Autonomous Sensory Meridian Response

大学受験の時、このアルバムを購入した。

ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』だ。

私が受けようとしていた某大学の過去問に載っていたので、聴いてみようと思って購入した。いや、当時はとりあえずゲオで借りてみたのかもしれない。とにかく今はCDが手元にあるので、何かのタイミングで購入したようだ。

なんでこのアルバムの話をするかというと、最近ウォークマンをシャッフル再生していた時に、久しぶりに流れてきた。と、その時思った。『この新しいソニーのイヤホン(WF-1000xm4)でこのアルバム聴いてないじゃん』と。
自分史上一番音がいいイヤホンなので、最近はこのイヤホンで昔聴いてたアルバムとかを聞き直して楽しんでいるのだが、このアルバムまだ聴いてないじゃんと。ということでさっきまで聞いていました。 

発売当時(1967年)すごく斬新だったこのアルバム。(だから音楽史の一貫で受験問題になっていたのだろう)犬にしか聞こえない周波数が流れたり、インドっぽい音楽が流れたり、でも何より改めて聞いて感動したのが

いやこれ、ASMRの走りじゃん

だった。

私はYoutubeでASMRを聴きながら眠ることが多いくらい馴染みがあるのだが、
もうこのアルバム全体的に「私ビートルズの一員になったんじゃないか?」というくらいに、右から左からいろんな音がして、横でギターを弾いている人、後ろでドラム叩いてる人、コーラスしてる隣の人。曲によっては「え、私ポールなのか…?」と自分から歌声が発しているんじゃないかと思うくらい。とにかく録音技術で遊びまくっているのだ。
昔このアルバムを聴きながら眠りについていた時代もあったので、もしかして私のASMRの原点って……これ??