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サバゲー体験録①~シューティングレンジの初体験~

ー男児たるもの銃の一丁や二丁は持っておきたいもの

事の顛末は去年、シューティングレンジなるものにみんなで行ったことが発端になる

最初はエアガンを撃ちたいという好奇心からだった、そもそも銃が嫌いな男の子なんていない(強烈な偏見)

広い店内の二階のスペースに缶やら鉄板を的にした射撃場

借りてきたのは

エアコッキングAPS-1(ボルトアクションの狙撃銃)

電動M4(オーソドックスなアサルトライフル)

電動P90(PDWの先駆け、アサルトライフルとサブマシンガンの中間、形が独特)

電動ハンドガン(どんなのか忘れた)

各々撃ちたい武器を握る

僕は左利きなのでセレクター(発砲パターンを変えるもの、発砲付加、単射{orバースト射撃}、フルオート)が両手で使えるようなP90を選択する

実は祖父宅にガスガンでマガジンが無くなって文鎮と化したをM4を空撃ちしたこと以外は撃ったことがなかった

P90のマガジンに弾を込めるその時点で僕は興奮で「僕」が屹立しかねない異常者と化していた

サイトを覗き、当然フルオートにセレクターを合わせてトリガーを引く

甲高い駆動音を立てて銃口から放たれた弾は狙ったつもりのないグリーンアサヒ缶を次々と薙ぎ倒す

快・感

もうその言葉以外形容がし難い感情に支配された

得も言われぬ高揚感

シャゲダンクソ野郎をボコボコにしてシャゲダンし返すような爽快感

「僕」が早漏だったならあの瞬間達していただろう

正直P90は見た目厨の僕からすると形があまり好きではなく、カッコいいとは思ったことはなかった

だが実際に撃ってみるとわかる、構えやすく、重すぎず、かつ両腕で撃ちやすい構造

あくまで実用的なこの銃に一種の敬意さえ払うレベルには僕の中の評価は非常に高くなった、手の平ゲッタードリルである

次にM4を借りて構える

当然セレクターは左側にしかなく(右利きの場合、親指で操作できるのでトリガーに指を置いた状態で射撃モードの変更ができるため基本左側にある)、

若干の使いにくさはあったもののその銃の重量感、そして武器特有の武骨な外見は今から行う射撃への期待を否応なく駆り立てる

アイアンサイトで照準を定め、発砲

フルオートで放たれた0.25mm弾が狙った的の隣の缶を吹っ飛ばしていく

正直、絶頂しかけた

何という発射サイクル、何という威力

正直狙った的に当たらない以外は僕にとって十分すぎる麻薬だった

ちなみに30発装填されていたが当たったのは4発だけだったとか

そこからだろう、間違いなく僕がサバゲに興味を示したのは

月が経つごとに僕の体は禁断症状で蝕ばまれ、あの快楽をもう一度得たいと思うようになった、ほとんど変態である

まずはハンドガンが欲しかった

スーツを着てグラサンキメた出で立ちで懐から抜く黒光りの拳銃のカッコよさはもうたまらない

大体「あぶ刑事」の影響だがソコは気にしてはいけない

ー数か月後、左利きでも使えるハンドガンを探して遂に見つけた

S&W製 M&P9

伝統あるS&W社(どっちかというとリボルバーのほうが有名ではなかろうか)の作り出したポリマーフレームのハンドガン※実銃情報

オートマチック拳銃(ざっくりいうとリボルバーじゃない奴)であり、

セーフティはアンビ仕様(両方ついてるの意味、基本は大体左)

マガジンキャッチボタン(マガジンを抜き取るためのボタン)が左右切替可能

そして何よりもカッコいい(ココ大事)

店頭に行くまでは同じく左右セーフティがあり、マグキャッチを切り替え可能なM92F(ABのゆりっぺとかブラクラのレヴィあたりはカスタムではあるが使ってる)と迷っていたのだが、

僕の指がそもそも長くないのでグリップ部分のサイズを変更できるM&P9となった

その日のうちに近場のシューティングレンジに赴き、早速試射する

(試射の前に十数分ほどマグキャッチボタンの切替に手間取り、友人にしてもらったのは内緒だ

構え、そして撃つ

乾いた小気味のいい発砲音と程よいブローバックの反動

それらは僕の気持ちを否応なく駆り立て、

あの時味わった得も言われぬ恍惚感が押し寄せる

そしてあの時とは違う、僕の銃

おまけに左利き仕様としてマグキャッチを切り替えていることで余計に専用感があってとてもいい、男の子は元来「〇〇専用」という言葉に弱い

それから数度のシューティングレンジでのお座敷シューターののち、

若干月日が流れて僕はプライマリやその他装備をそろえ、遂にサバゲーを始めることになる

サバゲーをやりだした現在でもセカンダリとして腰に提げ、時には撃って少なくない戦果を上げている

サバゲー初参戦の話はまた今度の機会に

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