起動炎上白乃00ーA wakening of the Madnessー

ー西暦2016年、「RS-02中隊」改め「Re.ACT」がTL炎上を開始してから数年の時が過ぎようとしていた

彼らの炎上行動回数は二桁を超え、人々は好むと好まざるとに関わらず彼らの存在を受け入れていく

リアクトを否定する者、肯定する者、
どちらの気持ちも炎上を求めるという意味では一致していた

誰もが他所の争いを求めているのだ

Twitterに数ある連合群のうち、いくつかのクランは同盟領内での紛争のみ、
リアクトに対して防衛活動を行うと発表

しかし、公式ボーダー地雷プレイ事件以来、大規模戦闘は一度も行われていない。

それを可能にしたのは師団長白乃の卓越した炎上能力にある

TL中で行われている紛争は縮小を続けていたが、高ランによる抑圧に対する反発は消えることはない

そして、全く関係ないが初の白乃の公式大会戦が開始されようとしていた

ー僕の初めての公式大会は福岡スカッド大会でした

開催するまで物見遊山を決め込んでいたものの、友人FとMから「参加しないか?」と誘われて参加することになります、そこにはAさんもいてみんな顔見知りの人たちでのチーム結成でした

当時はスタイルが安定しておらず、やれる兵装はなんでもやっていましたが「一体何に乗ることになるんだろう・・・?」と思いながらみんなの作戦を眺めてました

すると役割を伝えられます

「白乃蛇ね」

まぁ妥当かなとは思います、アサルト上手いのが2枚、アクション支援乗りも1枚いるから必然的にタンク役にはなるだろうと

ちなみに裏話ではほかのメンツは僕の蛇の能力に疑問を持っていました、無理もないですね、何せDMG担いでた地雷だったので蛇のイメージがまったくないでしょうから

さて、大会当日

回りにはエスボダ経験者などの強豪ぞろいで震えます、この時点で記念出場レベルと半分諦めていました

そこにAさんが来て僕の肩を叩きます

「白乃、お前の作戦を伝える」

「うん?」

「目の前の奴全部ぶっ〇せ」

「わかった!(アホの顔)」

僕に対してサルでもわかる簡単な作戦を伝えてくれました

そして、エントリーが終わり、定員8枠の抽選が始まります

抽選の結果、なんとここでエスボダ経験者チームが軒並み落とされ、なんと強豪チームが1チーム、唯一の対抗馬が僕たちのチームというとんでもない番狂わせが起こりました

運命の0回戦を手にし、「もしかしたらもしかすれば?」と大いに盛り上がる僕たち

可能性を手にした僕らは1.2回戦を苦も無く下します、ちなみに僕は緊張で手が真っ白に冷えてました

そして決勝戦、チームリーダーのFが陣営選択権を有します

F「どうしよっか」

皆「ずっとGRFで勝ってたし、Gで!」

F「じゃあGで」

各々が席につき、僕はこの大会中緊張していた僕をほぐしてくれていたAさんの隣に、後ろのリアクト組からは「姫」コールが、野郎ども後でぶん殴る

そして試合が始まります

状況はそこそこ拮抗していましたが後半に徐々にゲージ差がつきます

アサルト組が決死の攻防を繰り広げているところ、当の僕は

「別に戦闘が強いわけじゃない、明確な強みでこっちが負けてるわけでもない・・・なのになんだって前に進めないんだこの蛇相手に・・・『圧』が強い!

相手のバリ蛇を押し切れずに必死に粘り続けることと再起妨害重視に切り替えます、とゆーか相手の麻支援も超強いので正直タゲ役出来てたか微妙です

しかしながら戦況は好転せず、「ああ、きちーなこれは・・・」と思いながらも最後まで勝つために前進を止めませんでした

すると、敵が次々と撃破され、さらに支援も落ちたことでゲージが拮抗

「まさか・・・!?」と思いながら残り最後の時間まで落ちないように粘り続けてそしてゲージがほぼ横並びに等しい状態で試合終了

僕ら含めて会場の人たちが画面を食い入るように見つめる中、

僕らの画面に勝利の二文字が映りました

歓喜の雄たけびをあげて思わず跳ねる僕、みんなの顔を見ながら喜びに喜びました

勝利後のインタビューも

「勝った理由は何でしょうか?」

「目の前の敵を全部ぶっ倒せと言われたのでそうしました」

多分みんなから頭が悪い子に思われたと思います、最初から知ってた?言うな

とにかくはじめての公式大会で、0回戦など諸々あれどもきちんと残る結果を出せたことだけが嬉しかったです

ーその後に記事のインタビューやら記念撮影やらに応え、大会が終わった後に友人たちと団らんしている中、知人が一人の女性を連れてきます

誰かと思えば以前もめた公式の女性プレイヤーでした

SS2降格間近のCPの状態で彼女は公式プレイヤーのアレックスと一緒に途中参加の味方陣営で入ってきてマッチングしましたが、

ここでアレックスが2/14というクソキルレを通りもしなかった愚凸で叩き出し、女性プレイヤーもそれに次ぐスコアで大敗、公式プレイヤーがドンケツの9位、10位をかましてくれました

TLで晒したところ、議論が一気に紛糾し、対して彼女は「アレックスは私のために頑張ってくれた」と見当違いな擁護をしていたので

頭にきた僕は降格画像とカード折った写真を送りつけて「降格ありがとうございました」と送ったところ見事ブロックされました

事前に彼女はそれと関係ない件ですが、「くっそー、下手糞とか言った奴なんかに負けない、見返してやりたい」との意気込みの後のこの対応でした、前言なんだったんですかね

ーその彼女が目の前に立つと、開口一番

「私に食ってかかってきてブロックした人だっけ、よく覚えてないけど気が向いたらブロック解除しとくね!

こ、の (自主規制につき文字は伏せます)・・・・・・!!!!!

地雷プレイの謝罪もなくこの不遜な態度、そしてそれを告げるとさっさと背を向けて去っていこうとします

僕も呆然としながら怒りに震えていたものの、尿意には勝てずにトイレに行こうとしましたがここで友人三人がかりに止められます

「落ち着け、気持ちはわかる!」

「早まるな!」

「女に手を出しちゃいかん!」

まずは君たちが落ち着け、いや相当頭に来たけどチキンだから流石に女性に手は出さないって・・・

挙句に当時の彼女からは「なんで公式の写真とかに写ったの、目立つの嫌なんだけど(意訳)」とも、泣くかと思った

そんなこんなでここから本格的に蛇乗りに転向することになった契機になったお話でしたとさ

ー炎上を利用するプレイヤー

そのプレイヤーすら利用するプレイヤー

陰謀渦巻く戦場に、炎上マイスターが赴く

次回、『対外折衝』

政治とは彩り変わる万華鏡






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