老害福祉とよばれた必修科目
ー大学を卒業してからもう三年半になります
アーケードゲームにリソースの8~9割を費やした4年間は単位ギリギリ、首の皮一枚で卒業できましたが、得られたものはほとんど皆無といっていいほどの散々な大学生活でした
色々な講義を受けてきましたが、一癖も二癖もある学部の教授の授業の中で一番強烈に印象に残った授業がありました
「社会福祉」と「老人福祉」です
端的に言えば言葉の通り社会福祉システムにまつわる講義と老人の福祉についての講義です
福祉系の学部なのでもちろん必修科目だったんですけど、まぁ、その、ね・・・?
御年70の教授があまりにあんまりすぎて通称「老害福祉」って言われてたわけで・・・
何がすごかったかって?
はい、まずはこれ、前期後期で取らないといけない必修なんですが
1回の授業開始時毎にA4のレポート用紙を配られ、それを90分の授業内容を聞きながら全部埋めて提出しなければならないんです
しかも文量足りない、提出その場でできない場合は自動的に欠席扱いになるトンデモ仕様
じゃあ肝心の授業の中身はって言うと、
「日本の福祉はダメだ、北欧の福祉制度は素晴らしい」をほぼ毎回やるだけの面白味もへったくれもないワンパターンな授業
後半なんて書くネタに困ってしまうレベルでした
それでもって書いて提出した内容を一切読まないという畜生ぶり
本当に文量だけしか見てないので最後には毎週似た内容を微妙に変えるぐらいで出してました、書く意味あるのか・・・?
おまけに前期終わってほっとしたところに後期までの課題を出してきます
内容は「本を一冊買ってきて、章ごとに要約と自分の考えをA4用紙1ページに書いて初回授業日に必ず提出」するというものでした、ちなみに22章ありました
本の内容もなんだか面白味が致命的にない内容で読んでてバリバリ眠くなるので、友人数人で章を分割して書いて、それをみんなで写し合って対応してました(どうせ中身読まないだろうし・・・)
そしていざ提出の日、提出しようとすると老害に止められます?
「ホッチキスの位置が悪い、再提出」
はい???そんな指定ありましたっけ???
しかもこれ、本日夕刻までにやり直して提出とか宣ってきます、なんだコイツは・・・
ちなみに一回それにイラっとして出さなかったら落とされて二年でまた受け直しのハメに遭いました、頼むから〇んでくれ
そして極めつけはこの老害、70にもなってスケベです
福祉系なので必然的に女性が多めですが、そんな女性多めの講義の中に突然
「私はね、この年になっても性欲が衰えないんですよ」
雑談していた連中すら黙って静まり返る教室、
場違いなほどにスベったのに何故かニコニコしてるスケベジジイ、
僕の隣にいた友人が真顔で「さっさと〇ねよ・・・」って呟いたのが今も印象に残っています
そしてトドメはこいつの評価基準
大学の試験には評定がS~Dまであって、Cまでが合格ラインなのですが
なんとこの老害、あろうことかどんなにレポート書いてようがテストの成績がよかろうがお気に入りの生徒には必ずSかA、それ以外は全部Cにするという身内びいきもここまで来るといっそ清々しいほどの評定の付け方をします、いやよく見るとムカつく
こんな老害から老人福祉の何たるかを教わったわけです僕たちは・・・
ちなみに僕の友人は別の教授に相談したところ、その老害教師について語るいつも寡黙な方の教授が必要以上に饒舌だったとか・・・
はえー・・・教授って相当アレな奴でもなれるんですね、ってかアレじゃないとなれないのかって感想でした
それでは
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