ヒロアカがグロくて読めない


こんにちは。闇鍋と申します。
普段は少年誌からアイドル系まで、いろんなエンタメジャンルを反復横跳びするオタクをやっています。

今回はタイトルの通り、ヒロアカこと僕のヒーローアカデミアについてです。
最終話が近づいてきて、どうしてもこの感情を整理して残したい気持ちになりました。

まずタイトルを見て思いますよね〜〜
「ヒロアカなんてグロくないやん!」
ええ、私もそう思います。

明確にグロかったのって、かっちゃんが最後の戦いの時に心臓をやられた時ぐらいかな?と私も思い当たる節を辿ってもそう思います。


ただ、私の言ってるグロいはそこではなくて。

私の言っている「グロい」は

差別と分断の構図

です。


※ここでちゅーーーい‼️‼️


タイトルにもある通り私はヒロアカそんなに読めてません‼️‼️月々980円の引き落としを横目に本誌で追い始めたのはかっちゃんが出久に謝った時ぐらい⁉️でそれ以前の話はポヤ〜っと知ってる(ポヤ〜にしては意外と知ってるかも)程度のものなのでそういう奴が書いてるnoteです‼️‼️ご認識のほどよろしくお願いします‼️‼️


さて本題に移ります。

ヒロアカの中の差別と分断。

まずは差別から。
ヒロアカはヒーローものらしく、敵と味方の構図が明確ですよね。ヒーローVSヴィラン。

これ、ヴィランに目を向けると作中でフォーカスが当たるヴィランはけっこ〜差別されてますよね。

異形の個性を持つヴィランだったり、人に忌み嫌われる個性だったり。

私の言うグロいのポイント1つ目がここなんですが、

漫画というエンタメコンテンツの中で、
現実でも全く同じような差別が起きていることをこういう形で表現するの、特定の人を抉りまくるな、というところです。

最近、「ルッキズム」という言葉が一般化してきた中で特に思うんですけど、いっっくら綺麗事言ってもやっぱ第一印象って見た目じゃないですか。

そこからプラスになるかマイナスになるかはその人の思考や立ち居振る舞いによると思いますが、、、

私はスピナーの過去を知った時、余りに現実味を帯びたキャラクターでビックリしてしまった。

だって、現実に落とし込むと、幼少期からデブとかチビとかって言われてきた人間が社会に復讐するんですよ?

フルメタル・ジャケットの微笑みデブのスケールでかい版。あそこで止まらなかった微笑みデブ。

レッテルを貼られ、内面の評価のスタート地点にも立てなかった人間が自ら内面を発露させるって事じゃないですか。

トガヒミコもそうだなと。(彼女はちょっと特殊かも?ですが。でも特殊と括ってる時点で私はもう彼女を語る資格はない気がする)

ADHDなどの認知度も上がってきて(いわゆる普通とはちょっと違う)

「その人にあった学習を!」
「その人にあった職を!」

とか何とか言われてますが、

普通の押しつけって、まだまだいっっぱいあるよな〜〜〜〜と体感します。

ヒロアカ、ヴィランたちを現実に落とし込むと全然「ある」話で解像度が高くてビビる。

現実にはゴム人間も妖刀使いの剣士も個人商店経営の殺し屋(それはいるか?)もいない、が‼️

ヴィランはふつーにいる、というか生まれる可能性は大いにある。

我々にないのはヒロアカの世界の個性、だけだな、と思っています。

現に、ここ数年で起こっているショッキングな事件でこういった差別によるものは多いような気が、、しています。(素人の浅はかな感覚)

日本は島国で同じような民族しかいないから少ない方だとは思いますが…………(ものすごく大きい括りの話)


そして、分断にも繋がってくる話ですが

ヒーローとヴィランの線引きとして

生育環境の違い

ありますよね〜〜‼️‼️‼️
(グロいと思うポイント2)


ヒーローの中にも異形系のヒーローはもちろんいるし、心操くんの個性なんて堂々と「ヴィラン向き」なんて言われてるし

ここでの違いって、生育環境や思考が構成される過程の違いなのかなってボヤっと思う。

最近こちらも一般化してきた単語、「親ガチャ」

まじでこれ。


死柄木弔もそうだと思うけど、本人の意思や思考が全否定され、目覚めた個性の相性が最悪だったために連鎖反応が起きたと。

そしてそれによって植え付けられた意識も。

あと荼毘……

荼毘も……いやあれは親ガチャというか教育パパ?というか……家庭ガチャ?

めちゃくちゃ正直に言うと、私は荼毘の怒りがめちゃくちゃに正当性がある思っているし、エンデヴァー関連の暴露は気持ち良かった。

荼毘、お前が全てぶち壊せ、とも思った。

それぐらい、解像度が高かったなと。

自分じゃどうにもできないことを憎むのなんて当然だよね、と思う。

轟焦凍もあの兄を背負ってこれから生きていくの、めちゃくちゃにしんどいと思う。
というか、轟家の描写はほんとーに、マンガだから出来たな、と思う。

でも多分、ああいう家庭は沢山ある。
親に全てを左右されてしまう、子は

本当に、私たちの世界とヒロアカの世界での違いって個性の有無だけだな、と

悪が悪たる所以、ヴィランの成り立ちについて。

堀越先生、、、、、、


そして分断。

個性や生い立ちからくる差別や偏見から始まる、思想の違い、行動の違い。

ここからヒーローVSヴィランの分断が始まるのは、ま〜想像は簡単だと思うんですが


この分断でのグロいポイントは

民衆の分断

だなと、、、、


特に最終決戦始まる前後

先程も言及したエンデヴァーの家庭の暴露や
ヴィランと雄英高校側の対立など

様々な局面で、エキストラ的な登場をしている民衆。

この民衆たちの思考や動き、現実的で抉られた。

最近はSNSとかでの誹謗中傷など、相手の手の届かないところからなら何でも言い放題だと好き勝手行動する人間も散見されるけど

同じように、被害を受けない安全な場所から「お前がいるから」や「お前がいなければ」などと言う民衆の姿があまりにリアルだった。

その中でもヒーローを信じ続ける人もいたり。

自分で取りに行かなくても、沸き上がる泉の様に情報が溢れる現代で

切り取られた情報を鵜呑みにしてそれが全ての真実のように語る人々


でもヴィランがヴィランになった真実知っているのは傷を負って命懸けで戦ったヒーローたち

全てが終わったあと、ヴィランを作り出した社会の一員だと自覚せずにインタビューカメラの前に立つ民衆

やるせねぇ〜〜‼️‼️‼️‼️

この辺を考えるともう、
「うわ〜〜‼️‼️‼️‼️‼️」となって真剣に読めなくなってしまうんですよね、、、、ヒロアカ。

あくまで漫画じゃん!とも思うけど、逆にその漫画でエンタメ性を損なわずにここまで現実問題をある意味昇華させるの、やばくない?


堀越先生、やばくない⁉️⁉️⁉️⁉️

となってしまいいつも冷静に読めない。


そして私は「ヒロアカ面白いよね〜‼️好き‼️」と言ってる人に
「アッ、へ〜‼️」という反応になってしまう。

確かにヒロアカは友情‼️成長‼️勝利‼️のジャンプ漫画だが近年のヒット作で1番、こう、陰湿じゃないか?と思ってしまう。

(かくいう私も最終戦争でたくさん「バカアチィ〜‼️‼️‼️‼️」という感想を抱きはしたが)

なんかこう、好き、とかって言う一言では語れる作品では無いと思う。

堀越先生が作品を描き進める中で
何を思ってこの展開にして
何を思ってキャラクターたちを作り上げたのかは詳しくないので、、、分からないんですが、、、、‼️

面白いとか面白くないとか、それ以前に
社会と人間の話だなぁと

心底感じています。

ちなみに大きい声では言えないですが、爆豪勝己に関しては「お前デクくんだから許されたけど相手が相手ならぶっ殺されても文句言えねぇからな‼️‼️‼️」どずーーーっとおもってます。

ほんとに幼なじみが緑谷出久で良かったね。


あと最終話まで2話‼️

と思ってこのnoteを書きました。

私は終盤は本誌で読みつつもら中盤などは読めていない箇所があり、ヒロアカについて語る資格はあんまりないなと思ってます。

ただこの、堀越先生が描く人間、その人間が紡いで作る社会というものの解像度の高さにひたすら感服しています。

それを書きたかった……

拙い文章で私の言いたいことが伝わるかは分かりません。分からない時は僕のヒーローアカデミアを読みましょう。
そして暖かい飲み物を用意して感想を語り合いましょう。

多分それがヒロアカを読んだ人間としての正しいあり方だと思います。

駄文失礼しました‼️それでは。

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