「嫉妬」について解剖してみる。

rioです。
今回もまあDJ関係ないですがやっていきます。

今日は我々を苦しめる「嫉妬」についてです。

この話をすると「最近嫉妬したからこの話を書いてるんじゃないのか?」と思われることもあるのですが、それはその通りです。僕は普段あまり嫉妬しない方なのですが、こないだあることで久しぶりに嫉妬を覚えました。

まあ些細なことなので詳細は伏せますが、「僕だって頑張っているのに何で評価してくれないんだ。あの人も頑張ってるのはすごい分かるけど、なんであの人は評価されて、僕は評価されないんだ。」みたいなことを感じた瞬間があったのです。

久々に嫉妬したことで、嫉妬という感情についてちょっと気になってきてしまいました。ということで、今日は「嫉妬はなぜ起こるのか」「嫉妬にどう向き合うか」について書いていきたいと思います。

みなさんは最近誰かに嫉妬しましたでしょうか?
嫉妬したことで不利益があったりしましたでしょうか?

この記事を読むと嫉妬との向き合い方が少し変わるかもしれません。

まず嫉妬とはどんな感情か?

さて、まずは相手を知ることから始めていきましょう。

嫉妬とはどのような感情でしょうか?
また嫉妬は何がきっかけで発生するものでしょうか?

嫉妬は本能

まず、嫉妬は本能です。「特定の人間性が引き起こすマイナスの感情」ではなく「人間誰しも起こりうる本能的な反応」です。

本能的な反応なので、コントロールも制御もできません。嫉妬という感情が湧き起こるのは、仕方のないことなのです。

なので、嫉妬それ自体には何の問題もありません。ただし、嫉妬に支配され攻撃してしまうことは問題です。こちらはある程度制御できます。

嫉妬するのは本能的な反応なので、仕方ない
嫉妬に飲み込まれて攻撃するのは、よくない

実は、嫉妬するのは人間だけではありません。犬や猫も嫉妬します。

例えば、飼い犬は自分の飼い主が他の犬に餌をあげているところを目にすると強烈に吠え立てりします。犬も他の犬に嫉妬します。

嫉妬は「他者が自分よりも優れているかもしれない」と感じたときに発生します。これにはとある思考の傾向が関係しています。それは、「自分は平均より優れている」というものです。

普段、人は自分のことを平均以上のポジションにいると思っています。しかし自分よりも成功している(ように見える)他者が目に入ると、それは揺らぎます。

「あいつは自分が持っていないものを持っている」「あいつは自分が欲しいものを持っている」と感じたとき、それまで平均より上にいたはずの自分のポジションは自ずと降下していき、本来あるべきではない「平均より下ゾーン」に向かっていくことになります。そんな時、嫉妬の感情が発作のごとくふつふつと湧き上がってくるのです。

他者が自分より優れていると感じたとき、嫉妬は湧き上がってくる

嫉妬は気づきにくい

嫉妬には特筆すべき特徴があります。それは、「自分では気づきにくい」ということです。

嫉妬は自分では気づきにくい

人は自分が嫉妬していることに気づきにくいものです。なぜなら、嫉妬していることを自覚するということは、すなわち他者が自分よりも優れていると認めてしまうことになるです。

嫉妬していることを気付けずに嫉妬の感情飲み込まれたとき、人は他者を攻撃し始めます。

嫉妬にどう向き合うか?

嫉妬は本能なので「嫉妬しない方法」はありません。ただ、「嫉妬に向き合う方法」はあります。

嫉妬に向き合う方法は「嫉妬に気付く」「嫉妬を分析する」の2ステップです。

詳しく見て行きましょう。

嫉妬に気付く

まず1ステップ目は、「嫉妬していることに自分で気付くこと」です。

嫉妬して「なにくそ~!」と思った時、「あ、今、自分嫉妬したな」と気づくことです。ただし、これは前述の通り他者が自分よりも優れていることを認める行為であり、それなりの痛みを伴います。

なぜファーストステップが「嫉妬の自覚」なのかというと、もし嫉妬していることに気付かないと、嫉妬の感情を大きく広げてしまい、嫉妬対象を攻撃し始めてしまうからです。

まず、嫉妬していることに自分で気付く

嫉妬を分析する

2ステップ目は「嫉妬の原因を分析すること」です。

他者に嫉妬したとき、その他者は自分にはない何かを持っています。それは何なのかを冷静に分析しましょう。

「あ、あの人は僕よりもたくさんお金を使っている。僕は自由に使えるお金が欲しいんだ。」「あ、あの人は僕よりも上長に褒められている。僕は上長の賞賛が欲しいんだ。」と、自分が欲しいものが見えてくるはずです。

嫉妬を分析して、自分が欲しいものを知る

これで嫉妬に向き合うステップは以上です。しかし、実はここから先が大事です。

その「欲しいもの」は、果たして本当に自分が欲しいものでしょうか?本当に自分に必要なものでしょうか?

嫉妬の原因を分析して分かった「欲しいもの」は、実は 本当に自分が欲しいものではないことが多い のです。

嫉妬を通して自分が本当に欲しいものを知る

「あ、あの人は僕よりもたくさんお金を使っている。」と感じたとき、おそらく「本当に欲しいもの」は「自由に使えるお金」ではありません。

もしかしたら、本当に欲しいのはお金をたくさん使うことでそこにいる人と一緒に盛り上がったり、構ってもらえたりすることかもしれません。その場合、「本当に欲しいもの」は「他人との楽しい時間」なのです。自由に使えるお金が欲しいわけではありません。

「他人との楽しい時間」を手に入れる方法は、もっと他にもあるかもしれません。よりリーズナブルに手に入るなら、そっちの方がいいですよね。

「本当に欲しいもの」は、嫉妬の原因を分析することでわかった「欲しいもの」のその先にあります。そして、それを手に入れるための方法はその「欲しいもの」だけではないことも多いのです。

嫉妬は「自分が本当に欲しいものを知る機会」である

さいごに

僕はこないだ久々に嫉妬を感じて「悔しい~~~」と感じました。

嫉妬の理由は「ある人が上位者から賞賛を受けていたから」であり、原因を分析して分かった「欲しいもの」は「上位者の賞賛」でしたが、よくよく考えるとその賞賛は僕の本当に必要な物ではありませんでした。これは大きな気づきでしたし、自分が本当に欲しいものを改めて確認するいい機会になりました。

嫉妬はマイナスな面だけではありません。自分の価値観に向き合ういい機会になります。

本日は以上です。それではまた。


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