1万円札を作ろう・前編(警察お断り)
お金ほしいな~と思ったので、せっかくなので自作することにしました。やったねクリエイティブだね!
できるだけ精巧に作りたいところなので、うろ覚えで描いたりしてはいけません。きちんと資料を用意する必要がありますが、お財布に1万円札がなかったので日本銀行へGo!
いただいた1万円札は解像度を下げる&彩度を上げたうえで資料とします。こうしておくと、部位ごとの特徴を把握しやすいのです。無地部分は黄色味が、内側の情報部分は少し赤味が、縁飾りの部分は緑味があるのがわかりますね。
1. ラインを検討する
お札のひらひら感がほしいので、縦の辺は直線にしますが、横の辺は歪めて曲線にします。今回は水平ドット数を 4-3-2-2-1-1-2-2-3-4 という感じで下にずらして行くことで、ゆるい逆S字カーブにしました。
2. 形状を決定する
縦の辺と横の辺をそれぞれコピーして囲み、四角形にします。手順1のままでは少し縦に長かったので、カドの部分を1ドット内側に詰めてバランスを整えました。
3. 下地を整える
細かい部分を描く前に下地を整えます。外周1ドットぶんと中央の透かし部分を無地色をそのまま残して、あとの背景部分はグレーで埋めます。透かし部分はあとで邪魔になるのがわかりきっているので、少し小さめにします。
4. 縁飾り部分を塗りわける
人物や情報以外の縁飾りの部分を少し緑がかった色で塗り分けます。
5. 左側の情報を描く
お札の左側の「日本銀行券 壱万円~」などと書かれている情報部分を描き込みます。少し赤味のある濃いグレーで描きますが、きちんと描くのは無理なので雰囲気だけ。「壱万円」の部分にだけ濃い色を使い、漢字の"複雑感"を演出します。
6. 右側の人物を描く
次に右側の人物部分を同じ赤味グレーで描きます。胸元と肩、頭部の輪郭がわかれば充分です。注意点は、髪の毛を少し増量すること。頭部を輪郭線だけで描くとスキンヘッドに見えてしまうので、苦肉の策です。実際の福沢諭吉よりフサフサ気味かもしれません。
7. 色味を整えて1枚できあがり
ここまでは区別をつけやすいよう色味が強めの色を使ってきたので、最後に彩度を控えめにします。特に無地部分の黄色味が強かったのを抑え、そのほかの色も少し彩度を下げて、全体が平面的になるよう調整します。
これで1万円札のできあがり。次回は刷って刷って刷りまくるための量産体制を整えます!
(つづく)
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