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ドット絵『ダモクレスの剣』メイキング

今回のドット絵メイキングは、次の記事のタイトルに使ったダモクレスの剣です。なによダモクレスの剣は、という方は記事をご覧ください。

参考資料は1812年にイギリスの画家リチャード・ウェストールによって描かれた『ダモクレスの剣』。

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①ラフに下描き

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絵画にならって真下向きにしようかと思いつつ、それでは小さくなってしまうので描きやすい斜め45度で下描き。絵画から想像できる範囲で描き、特に柄のかたちに注意します。

②ざっくり色分け

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明暗をわけて暫定色を配置し、立体感を明らかにしていきます。

③線を修正

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先端に向けて刀身を細くするつもりでいたものの、どうにも綺麗な線にするのは難しいので早々に諦め、線を修正。

④細部形状、立体感の調整

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色の塗り分けをさらに進めて、剣の形状・立体感を確定させます。柄部分はハイライトを入れて浮き彫りにすることで飾りや凹凸を表現。刀身は片側を暖色にして明るめに、もう一方を寒色にして暗めに表現することで過度に立体感をつけずに平たさを維持。

⑤色を少し増やしつつ質感を表現

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フチ色を少し濃くしてハッキリさせつつ、それぞれの場所について1色程度、色数を増やして塗りを丁寧にし、完成を目指します。

⑥柄の立体感を修正

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ひとつ前の⑤では柄の中心が明るく外へ向けて暗くしていたため、暗色とフチ色が合わさって、フチドリが太く見えてしまっていました(特に拡大せず等倍で見ると顕著)。そこで柄は片側を明るくする方式で塗り替えました。

⑦光源を修正して完成

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ひとつ前の⑥では柄の光源は右側、刀身の光源が左側になっていたので、光源を統一。柄の光源も左側とし、完成です。

余談

上からぶら下がっているイメージを活かすために柄を左上に、切っ先を右下に向けて描きましたが……。

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回転させれば、このとおり。この状態で描けば良かった!

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