マガジンのカバー画像

ドット絵

136
ドット絵関連の記事まとめですよ。
運営しているクリエイター

#ゲーム制作

ドット絵アニメ・メイキング『もちぺったん』

今日は、元旦の投稿で使用したドット絵アニメのメイキングをお届けします! ところで、あまり気にしていなかったのですが「元旦」というのは1月1日の朝のことなんだそうですね。"旦"の字の、"日"の下にある棒が地平線を示していて、「日の出」の様子を表していると。へー。 なお、このキャラクターは以前作ったSRPG用に作成したモンスターで、『もちぺったん』という名前がついています。どうやって戦うのかよくわかりませんが、名前は『もじぴったん』からのパクリです。ぴったん♪ たんた もじぴ

ドット絵で行く古迷宮への旅!?(後編)

前回から1週間たってしまいましたが、「ゲームっぽい画作り」のためにダンジョン背景を描く回の後編です。 間が空いたのは豪華な仕込みをしていて……というわけではなく、珍しく風邪をひいて寝込んでいました。なにもかも容赦なく放り投げて寝ていたら、すぐ治りましたけどね。ただ…… 正直に言うとこの企画は絵的にとても地味なので"消化回"のつもりでいたのですが、寝込んでいる最中、前編がnote公式マガジンに選ばれるという不意打ちを受けてしまいました。なので、想定外のプレッシャーがかかって

ドット絵で行く古迷宮への旅!?(前編)

今回はドット絵で作品をつくるというよりも、ドット絵という技術の"活用方法"のひとつとして『古迷宮』を描いていきます。古迷宮といっても、紀元前に建設されたナントカ文明の……を絵にするのではなく、往年の3DダンジョンPRG"Wizardry"のような、ワイヤーフレーム・ダンジョンです。 ま、絵的におもしろいものではないんですけどね。これまでいくつか描いてきたモンスターのドット絵に背景を追加して「ゲームっぽい画作り」をしたいという動機があるため、やっていきたいと思います。 なお

誰得ドット絵落語『みみっく』

画版を持って佇む若い男。時折、きょろきょろと周囲を見渡す。そう間もなく女将が姿を現すと、男は会釈をして歩み寄った。 女将「なんだい、どこかで見た顔だね?」 男「へえ、お初にお目にかかります。二条の、十六兵衛(じろべえ)と申します」 女将「二条のって、分家のせがれかい」 十六兵衛「へえ。父がお世話になりまして」 女将「どこかで見た顔とは思ったけどね。十六兵衛だって? そっくりなのがもう十六人もいるのかい」 十六兵衛「いえ、兄は四人、下に弟はひとりです」 女将「なん

宝箱をつくるよ② 箱の中の希望

ドット絵『宝箱』作成の第2回、前回は「閉じた宝箱」を描きましたので、今回はそれを開きます! 開いた宝箱を描くとき、最初に悩むのはフタの角度をどれくらいにするかです。フタは曲線・曲面もあるので、開く角度によってはかなり描きにくくなります。 下の画像のように90度で開くことにすれば、わりと簡単に描けるのですが……。 リアルに考えると、この角度では不意にフタが手前に倒れてきて「おでこガーン」とか「手の甲ギャース」とかになりかねません。特に手の甲は勘弁して! いやな想像をしてし

宝箱をつくるよ① 三つの葛藤

宝箱のドット絵がほしくなりまして、さっそく描いてみました。経済の話をするとき「貯金」のイメージとして使いたいのと、ゲームっぽい画作りにも使えるかなというわけです。 茶箱が好きゲームに限らずアニメでも、記号として「宝箱は赤!」という同調圧力があるのですが、ぼくは茶色の宝箱が好きです。落ち着きます。 とはいえ、もし実際にゲームを作るとなったら「赤箱」にすると思います。屋内なら木の床、屋外(ダンジョン)だと土や岩の茶色の上に置いても溶け込んでしまうからです。 でも描いた! 好

ドット文字素材(8x16ひらカタ英数)を公開しました!

夏の自由研究企画「遊べるドット絵」作りで利用したドット文字が、素材として利用可能になりました! 下記『にちよう企画班』の記事からダウンロード可能です。 もとはオンラインRPG用のドット文字なおこのドット文字は、以前作った小規模オンラインRPG運営システム『タクティクスタディオン』で利用しようと用意したものの、遭えなくボツになった書体を再利用したものです。 とても個人的な好みの話になりますが、ゲームはSFCかGBAくらいの表現能力に、ネット接続の機能と大きなストレージが

ボードゲームの駒を作る~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑩

自由研究「遊べるドット絵」スゴロク作りも今回でいよいよ終わりです。最後に、ボードゲームで使える簡単な『駒』を作ります。 なお、今回作成する『駒』はデジタルのものではなく、ボードゲームを紙にプリントして遊ぶ場合のリアル物質系です。 とはいえ金属とかプラスチックでフィギュアを作ろうぜ~なんて話ではなく! ボードと同じように紙にプリントしてチョイチョイするだけです。 テンプレートを用意 駒のテンプレートとして、このような画像を用意します。画像サイズは128x224ドットで、

スゴロク・イベント考(後編)~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑨

夏の自由研究「遊べるドット絵」として作成中のスゴロク、今回はイベントの内容を決めてボード作りを終わらせます。 前回、進行ルート上に「一種類では寂しいので」という理由で『マグロ』と『缶詰』を配置しましたが……さて、その内容はどうしましょう。 なおイベントマスを『マグロ』と『缶詰』にしたのは、以前描いていた4コママンガの中で使ったドット絵がちょうどいい大きさだったからです。『ハト』もありましたが、猫の餌として登場させるのはちょっとエグイのでやめておきました(ちょっとじゃない!

スゴロク・イベント考(前編)~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑧

自由研究「遊べるドット絵」作りもいよいよ大詰め。前回デザインを決めたスゴロクのボードにイベントを配置していきます! イベント配置前の準備前回、進行ルートのマスに黄色のダミーを置きましたが、フチドリ線としては派手すぎでした。なので、まずはこれをベージュっぽい地味な色に変えます。 そのうえで、スタート&ゴールを明示します。 1回休みの扱いさて、イベントを配置する前に考えなければいけないことがあります。それは「1回休み」の扱いです。 元々は35マス程度の短いスゴロクにするこ

スゴロクの下絵準備~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑦

もう7回目……! 最初に作ったダイスのドット絵で数えるの無理になってしまいましたが「遊べるドット絵」作りは続きます。今回は、前回の調査を活かしてスゴロクのボード作りを行ないます。 ルートをどうするかさて、いきなり悩みます。いちど迷路を作成しましたが、迷路はルートの密度が高く、スゴロクに向いていません。 はじめに作成した『若葉マーク』の迷路ですら、正解ルートだけで127マスもあって「長すぎ」です。もっと小さいドット絵の中を進む迷路にすればマス数は減りますが、迷路を作ること

ボードゲーム調査~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑥

前回は「遊べるドット絵」としてアニメGIFとして動くダイス(サイコロ)を作り、せっかくなので簡易スゴロク的なものを作ることにしました。 今回は、その準備として「ボードゲームの仕様」を考えていきます。 といっても近頃ボードゲームで遊んでいないので、なにもかもうろ覚え。まずはボードゲームの仕様について学びなおさないといけません。 特に「盤面の広さ=何マスで構成するか」が大切です。まずは手元にある、自分が子どものころに遊んだボードゲームを発掘していきます。 モノポリーいきな

遊べるドット絵『ダイス(サイコロ)』~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑤

「遊べるドット絵」作りの自由研究は、5回目です。前回までは、『まちがいさがし』と『迷路』を作ってきましたが、今回からはもう少し動きのあるものを作ります。 というわけで、初回に作成したダイス(サイコロ)画像を実際に使えるものにします。 使えるものといっても、紙にプリントしたものを立方体にしようというのではありません。あれ、手作りだとかなり歪みますからね。 そこで今回は超高速GIFアニメとして作成し、アニメ再生後に任意のタイミングで動きを止めることで、ほぼランダムに1~6の

遊べるドット絵『迷路』その2~自由研究で「遊べるものをつくろう」④

自由研究と称して(?)挑戦している「遊べるドット絵」作りも、もう4回目。今回は、前回挑戦した『迷路』作りを、もう少し発展させてみます。 前回の題材は「練習用」にかけて『若葉マーク』にしましたが、今回はもうちょっと「作りたくなる」ものがいいので『猫』にします。 一応断っておきますが、ぼくはべつに"猫好き"ではないので、個人的な好みで猫を選んだわけではありません。ほんとですよ。ほんとですってば! 迷路化するのに合っている題材として、あまり細長くなくて、同じ色の面積が広いもの