『システムアーキテクト試験』攻略法(2023年度版)
「システムアーキテクト試験」の合格を目指す人向けに、試験分析や対策方法などを紹介します。
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システムアーキテクト試験とは
まずは、システムアーキテクト試験(以下、SA)がどのような試験か確認しましょう。
SAは、国家試験である情報処理技術者試験の一区分であり、その対象者像は次のように定義されています。
情報処理技術者試験の中ではレベル4とされており、最も高度なレベルの試験です。
試験情報
試験時間 午前Ⅰ:50分 午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分 午後Ⅱ:120分
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後Ⅰ:記述式 午後Ⅱ:論述式
解答数 午前Ⅰ:30問 午前Ⅱ:25問 午後Ⅰ:2問 午後Ⅱ:1問
合格基準 午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ:60%以上の得点 午後Ⅱ:A評価
試験方式 PBT(Paper Based Testing)方式 *一斉受験
試験日 4月第3日曜日
統計情報
受験者数(令和4年度春期):3,473人
合格率(令和4年度春期):15.0%
試験分析
午前Ⅰ試験
同時実施の応用情報技術者試験(以下、AP)の午前試験から30問を抜粋して出題されます。
午前Ⅱ試験
公開されている過去問題から、中分類別の出題数は概ね次の通りと想定されます。
テクノロジ系(21問)
コンピュータ構成要素:1問
システム構成要素:2問
データベース:1問
ネットワーク:1問
セキュリティ:3問 ★重要
システム開発技術:12問 ★★最重要
ソフトウェア開発管理技術:1問
ストラテジ系(4問)
システム戦略:1問
システム企画:3問 ★重要
午後Ⅰ試験
大問3問から2問選択して解答する記述式試験です。
午後Ⅱ試験
大問2問から1問選択して解答する論述式試験です。
*2024年春期から3問→2問に変更
対策方法
SAを受験されようとしている方は、APに合格済みの方がが多いと思われますので、対策方法もそのような方を念頭に紹介したいと思います。
大まかな流れ
推奨する学習の流れは次の通りです。
*[ ]内に学習時間を記載していますが、あくまで目安です
まずは直近の過去問題を解いてみる[10時間]
初めてSTに挑戦する方は、本格的な学習を始める前に公開されている直近の過去問題(午前Ⅱ試験・午後Ⅰ・Ⅱ試験)を解いてみましょう。問題の感触を確かめるのが目的ですので、あまり深く考え込む必要も時間を気にする必要もありません。午前Ⅰ試験対策(免除対象外の方のみ)[50時間] *詳しくは次項以降
高度区分の試験に挑戦する場合は、午前Ⅰは免除しておきたいところですが、免除を獲得していない方は、まず午前Ⅰ試験対策から始めましょう。
基本的にAPの午前試験対策と同様になります。午後Ⅰ試験対策[50〜100時間] *詳しくは次項以降
午前Ⅱ試験対策よりも先に午後試験対策を始めましょう。
対策にかける時間においてもここがメインとなります。午後Ⅱ試験対策[時間目安:20時間] *詳しくは次項以降
最後の難関となる論述式試験対策も欠かせません。
特に準備を入念に行いましょう。午前Ⅱ試験対策[時間目安:20時間] *詳しくは次項以降
試験が近づいてきたら午前Ⅱの対策を始めましょう。
具体的には後述しますが、過去問題演習のみで問題ありません。
オススメの参考書・問題集
知らない部分・わからない部分を体系的に確認するために、また効率的な問題演習のために、参考書・問題集を1〜2冊購入することを推奨します。
以下にいくつかオススメの参考書を紹介します。
情報処理教科書 システムアーキテクト
午後I・午後II試験に特化した対策書です。難度の高い午後試験を集中的に学習できます。
オールインワン パーフェクトマスター システムアーキテクト
一冊で全試験について網羅的に対応している参考書です。
システムアーキテクト 午後2 最速の論述対策
論述試験対策に特化した参考書です。非常にコンパクトなため、持ち運びにも便利です。
以下、準備中です。
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