新しい、当たり前の選択肢。

【2021年6月19日】

学校という空間は、子どもたちにとってどうしても「世界の全て」になってしまいがち。

私もそれで中学校の時に、しんどい思いをして、教室に入るのが怖くなった。毎日毎日眠れないという経験もしたけど、ひょんなことからマレーシアに行って、学校だけが全てじゃないし、学ぶ場所も方法も「外の世界」にはたくさんあるんだなぁと気づいた。その気づきは確実に今の自分に繋がっている。

オンラインがあたり前になって、きっと私が中学生だった時よりももっと学び方がフレキシブルになった今、やっぱり教育の場はもっともっと大胆に変わっていくことが求められていると思う。多様な選択肢があるんだよー!って声を大にして子どもたちに伝えていかないといけないと思う。

だから、自分が生まれ育った町でこういう新しいオルタナティブが生まれたことがとても嬉しい。

ひとりの子が命を絶ったあの事件は、卒業してから数年経っていた私でさえショックだった。その子のしんどさを想像すると、もしかしたら数年前の私かもしれないとも思った。私はたまたま別の場所に居場所を求められたし、それに気づけただけだなと思った。
この新しい学校が、「あの事件があったから」「あの子のためにも」というコンテクストの中で語られるのは違うと思う。

今この瞬間にいる、学びたいと思っている子のための、居場所を探している子のための、新しいけど当たり前の選択肢になって欲しい。

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