【医師論文解説】酒好きの逆襲!? お酒との付き合い方で寿命が変わる?13万人の高齢者を追跡した驚きの研究【OA】
背景:アルコール消費は世界の疾病負担の5.1%、全死亡の5.3%を占める主要な公衆衛生問題です。
従来、少量の飲酒には心血管疾患死亡率低下などの利点があるとされてきましたが、選択バイアスや残存交絡の影響が指摘されています。また、飲酒習慣(ワイン嗜好や食事中のみの飲酒)が健康に与える影響も注目されています。さらに、社会経済的要因や健康関連リスク要因が、アルコール消費と健康アウトカムの関連を修飾する可能性が示唆されています。
方法:本研究は、英国バイオバンクの60歳以上の現