見出し画像

トレードで重要視する4っのポイント!

多分最初で最後の超濃密のトレード攻略ほぼすべての攻略パターンを書きました。

トレードで重要視しているポイントを4つほど紹介します。これさえ読めば脱初心者トレーダーです!

内容量はなんと、10,000字越えです。

内容がよかった方は♡や拡散お願いします!

これまでに執筆した内容も軽く含まれてますがこれさえ読めば大丈夫です!

【第一章】ライントレードの極意


第一章ではラインの引き方やその後の価格動向を深掘りしていきます。

画像1

前回の復習になりますが、ローソク足はその中に下位足のチャートが含まれており、その形を見ることでどんな動きがあったか把握することができます。

その形にはいくつかのパターンがあり、そのパターンを使うことで次の値動きの予測に使えます。

またレジサポラインは今までチャートで反発が起こった点を繋ぐラインで、そのラインへのアプローチを見ることによって、今後の値動きを予測する指標です。

レジサポラインについては、

・反発の多いラインほど強力

・上位足で引いたラインほど強力

の2点が重要なポイントで恐らくこれに反論するトレーダーはいません。

しかし、
「じゃあそのラインを実体に引くのか?髭に引くのか?」
という話になるとその意見はさまざまで、多分一生答えの出ない論点です笑

今回はそのラインは何を基準に引けばいいのか、騙しに会わないためにはどうすればいいのかについて僕の考えをまとめています。

上記のようにラインを引くポイントについては人によって変わってくるので僕の手法が唯一の正解とは限りませんが、皆さんのライントレードの参考にしてみてください!

ローソク足の実体と髭が持つ意味合い

ここを知らない人が結構多いんですが、ローソク足の実体と髭には全く別の意味があり、基本的に実体は本質的な値動き、髭は期待値もしくはチャレンジの跡を表します。

画像2

例えばこんなチャートがあったとします。

水平線に対して、髭は何度もラインを越えていますが実体は一度もラインを越えていません。

この時の攻防は、ショート勢が売り注文を一気に出してラインを越えたものの、ロング勢が抵抗して買い注文を出し、結果的に終値はラインを越えずに済みました。

つまりショート勢はラインを割りたくて行動した(チャレンジ)したけど、結果の伴なわない先走り的な(希望的な)行動だったとみることが出来ます。

ここでショート勢はかなり消耗し、結果ライン越えも出来ていないのでこの後は反発して上昇していくことが予想できます。

ローソク足とレジサポライン

ローソク足の持つ意味合いが分かったところで次は本題のレジサポラインをどこに引くか問題について。

初級編でどちらに引くかは紹介していたと思うので、今回はその理由をメインで解説していきます。


トレンドライン・チャンネルラインの場合

私はこの場合主に髭を結んでラインを引いています。

画像3

こんな感じですね。

髭は上記のように、挑戦や先走りの跡なのでそれを元に引くラインは反応が早くなります。

トレンドライン・チャンネルラインは、
トレンド転換か、継続かにトレーダーの意識が集まっていてラインを割ったら即暴騰・暴落となるパターンが多いので、反応の早い髭でラインを引きます。

画像4

青丸のように髭が大幅に越えているところはイレギュラー(市場参加者が少ない状況で大量の売りが入ったなど)なので、実態を全くともわないことも多いので無視して大丈夫です。

画像5

また今回のトレンド転換のようにライン付近でゴニョゴニョしている場合は赤丸の平均移動線のデッドクロスのように他の指標も参考にするといいです。

ちなみにこのゴニョゴニョはリターンムーブといい、トレンド転換点によく出てきます。

今回の場合は1回目のラインブレイク時に、上昇シグナルとなることの多い下影陽線(下髭が長くて実体が短い陽線)が出てきて、リターンムーブでラインを越えちゃったのでメチャクチャ読みにくい相場でしたね笑

慣れないうちは1回目のラインブレイクで半分エントリーして、リターンムーブが確認できたら残りをエントリーすると損切りラインを少し上に設定しても損失は減らせるのでおすすめです。

もしくはエントリーできる回数は減りますが、リターンムーブが確認できた時だけエントリーする手堅い方法もあります。

水平線の場合

水平線の場合も基本的には髭に引くことが多いです。

しかし、直近のローソク足がヨコヨコの動きをしていた時は、実体メインに切り替えます。

画像6

先程の図に登場してもらいましたがこの場合髭で水平線を引こうとしても引けないですよね。

でも実体だとキレイにラインができています。

そしてショート勢がラインを越えようとチャレンジしてきているので、このラインが意識されていることも分かります。

先程はショートが消耗しているから反発すると書きましたが、ここから少し時間が経ち終値がラインを越えてきた場合は、全く逆で暴落する可能性が高くなります。

画像7

この状態は、ライン越えを狙うショート勢をロング勢がついに抑えきれなくなった状態です。

ショート勢はロング勢に抑えられて消耗してもライン越えをしてくる勢いがあるので暴落の可能性が高くなるんですね。

僕だったら青丸でエントリーするか、決済してスクエア(ポジションを持っていない状態)にしておきます。

まとめ
以上がローソク足とラインの関係と、騙しに会わないためのライン付近でのエントリー方法になります。

ここにローソク足の意味まで加えると格段に精度が上がると思うので、ぜひ試してみてください

【第二章】利益倍増の「プライスアクション」

次はプライスアクションについてです。

先に結論からまとめると、

①大陽線は逆らうな
②安値圏のピンバーは転換サイン
③リバーサルローで荒稼ぎ
④安値圏の下髭陽線でボトムを見つける
⑤底ぞろいのピンバーは転換シグナル
⑥連続スラストアップは静観が勝ち
⑦上髭埋めは部分利確で
⑧包み足で増利減損
⑨はらみ足は要注意

めっちゃ重要なのでメモってテーブルに貼っておいてください!笑

プライスアクションとは

プライスアクションでは「Price=価格」と「Action=動き」を見ます。

そのままですね笑

チャートに刻まれた価格の動きそのものを分析してトレーダーの思考を読み解き、相場状況を判断していく分析手法です。

基本的には自分が1番見ているローソク足の12倍のローソク足を見るのがいいと言われています。

まあ言葉より見てもらったほうが早いので早速いきましょう。

プライスアクションパターン

ここでは基本的に価格上昇のきっかけとなるプライスアクションを紹介していきます。

下落要因となるプライスアクションはそのまま反対にして考えてください。

①大陽線

画像8

これは以前書いたローソク足の解説でも出てきましたね。
実体が長く髭の短いローソク足で、実体が長いほどトレンドが強力ということになります。

私は4時間足、日足で大陽線が形成されつつある相場では、よほど強いシグナルが出ない限り逆張りはしません。

ロング勢が圧倒的強くて逆転が起こりにくいのと、損切りの際にスプレッドが開いたりロング勢が多く自分の注文が通りづらいため想定より大きな値幅で損切りする可能性が高くなるからです。

②安値圏でのピンバー


画像9

今までショート勢が優勢だったのに、ロング勢が張り合えるくらいに強くなったということで信頼度高めの反転シグナルです。

特に髭の戻しが早いほど転換の可能性が高くなります。(ロング勢が優勢ということなので)

ただしピンバーが続くと消耗したり、ポジション取りのタイミングの見極めが難しかったりと上手くエントリーできないことも多いので、ピンバー後の相場の動きを見てからエントリーするだけでもいいと思います。

後は近くに強めのレジスタンスラインがある場合はそれとの兼ね合いも見ていきましょう。

③リバーサルロー

画像10

安値がほぼ確定します。

リバーサルロー後はしばらく上昇が続くので、4時間足や日足でリバーサルローが確定されかけている時にエントリーするとほぼ確実に稼げます。

またリバーサルローが起こる直前には出来高が減ったり、瞬発的な値動きが多くなるといった前兆が見られるのでそこら辺を見ておくと最初からエントリーして大きいボラを取ることが出来ます。

あんまり急ぎすぎると騙しに会う可能性も出てくるので、確定直前にエントリーするほうが確実ではあります。

④安値圏での下髭陽線


画像11

安値圏の下髭陽線はダブルボトムやトリプルボトムの最初に見られます。

どちらの場合でも一度下げが起こるので我慢が必要で、トリプルボトムの場合はエントリー価格を割ることもあるので損切りラインには少し余裕を持たせておくといいです。

稀にシングルボトムの底となる場合もあり、髭、実体ともに長いほうが強いです。

⑤底ぞろいのピンバー

画像12

②のピンバーの実体底が揃っているバージョンで転換シグナルとしてただのピンバーより強いです。

ただし髭の部分を実体が埋め出したらトレンド継続の可能性が高くなってくるのでその場合はショートをお勧めします。

画像13

⑥連続スラストアップ

画像14

スラストアップ(底値切り上げ)が連続するパターンです。

最初から乗れているとメチャクチャ美味しいですが、押し目を作らないため後からエントリーするのが難しくレンジを待つ必要があります。

またその後リバーサルハイが起こりやすいので、そこを狙うかの2択があります。

上記の通りリバーサルロー、リバーサルハイは安値高値をほぼ確定させるので、僕はリバーサルハイ狙いをお勧めしてます。

⑦上髭埋め

画像15

実体のレジスタンスラインを越えた髭を埋める形で価格が上昇する動きになります。

これも出来高が減少しているチャートに多く、高安ポジション以外でエントリーしてしまうと消耗が激しいです。

このパターンの利確タイミングは人それぞれですが、私はロングの場合レジスタンスライン(①)で部分利確、髭埋め完了時点(②)で全利確をしています。

その後は押し目(一旦価格上昇が収まるポイント)が現れるとエントリーすることも多いです。そこに関しては他の指標も見て臨機応変に対応していきましょう。

逆にショートの場合は実体がレジスタンスラインを越えて確定した時点で即利確します。下位ローソク足だと一瞬で埋めてくることも少ないので、ここは結構シビアに見たほうがいいですね。

⑧アウトサイド(包み足)

画像16

アウトサイドは前回のローソク足を包み込むような状態のことで、前回のローソク足を否定する形になりトレンド転換シグナルとして見られます。

正確には実体が前回のローソク足の高値安値を完全に包み込んでいる状態のことを言うのですが、市場が24時間稼働している加藤通貨トレードにおいて窓が開くことはほとんどないので、

1、前回の高値安値を今回の高値安値が越えている
2、前回の実体を今回の実体が越えている

の2点を条件として見ています。

チャートを見ていると割とよく現れるので、これ単体で見るよりも他のプライスアクションの決め手としてみるといいと思います。

例えば、底値圏のピンバー連続後に包み足が現れたから上昇トレンドになるなといった形で予想することが出来ます。

⑨インサイド(はらみ足)

画像17

インサイドは前回のローソク足に包み込まれている状態で高値も安値も更新しません。

大きく相場が動いた後によく見られます。

包み足同様、正確には前回の実体に完全に包まれている状態のことを言いますが、そんなことはほとんどないので

1、前回の高値安値に今回の高値安値が包まれている
2、前回の実体に今回の実体が包まれている

を条件にしてみるといいと思います。

今まで紹介してきた上昇シグナルのプライスアクションとは異なり、これ単体で次の動きを予想することはできませんがインサイドされているローソク足の高値または安値を更新した時点で大きく動くことが多いです。(どちらかというと反転シグナルとなることが多いが、あくまで予兆の域を出ないです。)

またレジサポライン同様反発している回数が多い(インサイドの場合は中に含まれるローソク足の本数が多い)ほど、反応が大きくなります。

インサイドは出現回数が多く、騙しであることも少なくないので、注意が必要です。

以上で主要なプライスアクションの解説はおしまいです。

調べたら倍以上のプライスアクションが見つかると思いますが、マイナーなプライスアクションを覚えても市場では全く意識されず有効に機能しない可能性が高いので、今回の内容を抑えておくだけでも十分です。

まとめ

どうだったでしょうか?

第二章は具体的なエントリータイミングや対処法を多めにしとので即実戦で生かせる内容になっていると思います。

何度も言っていますが、

チャートを使ったトレードは上位足で方向性を見て、下位足で見極めるが鉄則でこれを徹底して改善を繰り返していけば必ず上達していきます。

【第三章】OIでリスク回避

次はOIについて。爆死を防ぐために欠かせない指標なので絶対マスターしてください。

それでは早速いきましょう。


OIとは

そもそも「OIってなんぞや?」という方も多いと思います。

OIとはOpen Interestの略で、建玉(たてぎょく)=見決済ポジションのことです。

未決済ポジションとはエントリーされたけどまだ決済されていない、ロングまたはショートポジションのことですね。

例えばロングで入ったけどまだ利確していない人がいた場合、それはロングポジションとして積まれていることになります。

この増減を見ることでBTCの価格動向を予想するファンダメンタルズ分析の指標の一つです。

画像18

↑こんな感じでポジションが積まれていくのをイメージすると分かりやすいです

多分「ポジションが積まれるってどういうこと?」と思う方も多いと思うので、ここで一旦OIから離れてBTCの現物取引とFX取引の違いについて簡単に解説すると、

現物取引はその名の通りBTCを実際に売買しているため、取引が成立すると実際にBTCの受け渡しが行われます。購入者は購入したBTCをまた売ってもいいし、買い物に使うこともできます。

対してFX取引では取引が成立してもBTCの受け渡しは発生しません。

知らなかった人は驚きじゃないですか?笑

FX取引は「差金決済取引」の一つで簡単に説明すると「実際にBTCを買ったと考えて米ドルや日本円、テザーなど証拠金に対して変動した価格の部分だけ両者で受け渡しを行う取引」です。

実際にBTCのハッキングリスクを考えなくてよくなったり、レバレッジ取引ができるようになったりしますが、

現物のようにロングポジションを持っているからといって何かを買ったりということには使えず、できるのはポジション解消のために反対売買を行うくらいです。

つまり現物取引では取引が成立した時点で終了ですが、FX取引では反対売買によってポジションが解消されるまでポジションが消えることはないのでポジションが積まれるという現象が起こるわけです。

OIの使い方

上記の通りBTCトレード(FX)での決済は基本的に反対売買によって行われます。

株やエネルギー市場では保有しているポジションを現物(自分が持っている株やガソリン、灯油など)で決済を済ませる現渡し(現物決済)という決済手段もありますが、

BTCトレードで積まれたポジションは基本的に反対のポジションを出すことでポジションの決済を行います。これが反対売買です。

ということは、例えば価格が急騰してロングポジションが大量に積まれていた場合、いつかは利確のためにこのロングポジションは決済されますよね?

このとき大量のロングポジションが決済されるということは、その分売り注文が約定することになります。

大量の売りが入れば価格は当然下落します。

これがロングメイキングと言われる現象です。

逆にショートが積まれすぎると決済で大量の買い注文が約定し価格が上昇することをショートカバーと言います。

※よくいう「調整」はこの含み益ポジションが解消されたことによるロングメイキングが原因のひとつです。

上記は含み益ポジションが積まれた場合ですが、含み損ポジションが積まれた場合はどうなるでしょうか。

含み損ポジションを考える上で大切になるのが強制ロスカットです。

たまに「強制ロスカットはポジションが消えてなくなる」と思っている人がいますが、強制ロスカット時には成行で反対売買注文が出されています。

そして大量の成行注文は価格に大きく影響します。(注文が出た側から約定されるため急激に価格が変動する)

例えばロングポジションが大量に積まれている状態で価格が急落した場合、このロングポジションが強制ロスカットされると大量の売りの成行注文が約定するので、さらに価格が急落することが予想されます。

含み損のショートポジションが積まれていると逆に急騰が起こりやすくなります。

またOIが急増急減する場合はBTCが急騰急落する可能性がさらに高くなります。価格はほぼ横ばいなのに、OIが減らない場合も飛んでく可能性が高くなるので注意が必要です。

まとめると、OIが積まれているとそのポジションと反対方向に飛んでいく可能性が高くなるのがOI分析の基本的な考え方となります。

画像19

※もちろん絶対というわけではなく例外もあります。例外についてはまとめの前で紹介しています。

では実際にOIを調べるときに便利なサイトを紹介しながら、OI分析の実例を紹介していきたいと思います。

OIチェックに使う4つのツール

①BTC情報アラート(@btc_status)

Tainoko@Bitcoinさんが開発したツールでBTCの値動き予想に役立つ情報を発信しています。

中にはOI情報も含まれているのでぜひフォローして見てください。

画像20

例えばこのツイートの画像を拡大すると、

画像21

このツイートは4/18のBTC暴落の少し前のツイートになります。

チャートは横ばいなのに、OIが積まれ続けているのが分かりますよね。

特にBTCUSD、BTCUSTのロングはほぼ減らずに増え続けています。

結局この後ドル建のロングは減ったものの、テザー建のロングは減らず大暴落が起こっています。

画像22

②LSチェッカー

LSチェッカーはポジション関連の情報に特化したサイトです。

特に重宝するのがロスカット速報で、いつどのくらいの量のポジションがロスカットされたか知ることができます。

急落急落が起こったときにその値動きが、トレンドを作る実質のある値動きなのか単なるロングメイキングやショートカバーだったのか判断する基準になります。

画像23

私がnoteを書いているタイミングではあまりロスカットされていませんでしたが、XBT(BitMEXではBTCがこのように表記されます)の値が1000を超えていた場合それは市場価格に大きな影響を与えます。

例えば、特に強い要因があるわけでもないのに価格が急騰して、LSチェッカーのロスカット速報を見ると大量のショートがロスカットされていた。。

その場合、今回の急騰は単なるショートカバーのためトレンドを作る値動きではないことが分かります。

大体その後すぐに全戻しが起こります。

画像24

↑イメージはこんな感じ

このように自分が予期しないタイミングで急騰急落が起こった時にロスカット速報をチェックすることで、ショートカバーにつられてロングしたら即死するみたいなことを避けやすくなります!

またLSチェッカーではBitMEXのリーダーボードに載っている収益率ランキング上位25人のポジションが見れたり、ロングとショートの比率を確認できたりと他にも便利なツールがあるのでぜひ見てみてください。

③Tradingview

トレーダー御用達のチャートサービスです。

今回はOIの解説しか行っていませんが、他にも便利な機能が沢山あるので是非使って見てください。(現在Premiumプランが1ヶ月無料で試せるようです)

OIの表示方法は以下の通り

①TradingviewでBITFINEXのBTCUSDチャートを表示

②チャートの上にあるマツバツマークをクリック

画像25

③「BTCUSDLONGS」「BTCUSDSHORTS」「BTCUSTLONGS」「BTCUSTSHORTS」を選択

画像26

④指標を下のペインに移動

⑤この画面になったら設定完了です

画像27

では実際に見てみましょう。

画像28

これは日足チャートですが見事にテザー建のロングが増加したタイミングで価格が下落しています。

このように上位の時間足で見る場合はドル建てのポジションは変動が緩やかなので、テザー建てが役に立ちます。

逆に下位の時間足ではドル建てのポジションの細かい変化も見逃せないので合わせて見るようにしましょう。

④ワクワクポジポジらんど(仮)

ワクワクポジポジらんど(仮)はotominetさんが開発したOI分析ツールです。

それにしてもすごい名前ですよね笑

画像29

画面はこのようになっていて左がショートのポジション数、右がロングのポジション数を表しています。

この場合価格は上昇傾向にあり、このまま上昇を続ければ含み損ショートがロスカットされるとともに、含み益ショートが利確され価格が上昇することが予想できます。(含み損ショートのボリュームが小さいのでそこまで大きくは動きませんが)

このように現在相場にどれだけのポジションがどの価格帯に積まれていることの確認には非常に便利なツールです。

ちなみにWeb版は直近24時間のデータを1時間更新で見れますが、招待制のディスコードでは月額500円で履歴の制限はなく15分毎に更新されることに加え、国内取引所合算のビットコイン現物価格&出来高チャートも配信しているようです。

また有料でTradingviewのインジゲーターの販売もされているようです。

反対売買以外のポジション解消

冒頭で書いた反対売買以外のポジション解消が行われたであろうチャートの動きを見つけたので紹介しておきます。

画像30

ここで明らかにテザー建てのポジションが減っているのに価格に影響が出ていませんよね?

これはおそらく現物のBTCを払うことで解消されたショートポジションだと思います。

現物決済の場合、市場の価格に影響を与えないので大量のポジションが解消されてもロングメイキングやショートカバーが起こりません。

こんな感じでポジションが積まれていても、必ずしも価格が跳ねるというわけではないのでOIの使い方としては、攻めのトレードでエントリーの要因として使うよりも、エントリーする際に「本当にこのままエントリーしちゃっても大丈夫かな?」と確認する指標として使うと有効に働きます。

まとめ

このようにOIをチェックしておくと現在の急騰急落の起こりやすさを把握することができます。

ただOIだけではその正確なタイミングまでは分からないので他の指標も参考にしながら現状の雰囲気を掴むための指標として使いましょう。

【第四章】超重要テザーのシグナル

仮想通貨市場においてテザーは欠かせない存在です。

トレードの保証金にしたり、相場が読めない時には一旦テザーに変えて様子を見たりで使っている人も多いと思いますが、実はテザー社やその運営会社はコンプライアンス上非常に問題があります。

その中でも有名なのがいわゆる「テザー問題」です。

テザー問題について語る上で欠かせないのがTether社、Bitfinex、iFinex、Crypto Capitalの4社で、

iFinexはTether社、Bitfinexの親会社で、Crypto CapitalはiFinexから出資を受けていました。

この4つの会社で色々と問題が発生し裁判沙汰になったのが「テザー問題」です。
流れとしては、ある時iFinexが出資しているCrypto Capitalが9億ドル近い損失を出しました。またiFinexの子会社のBitfinexが損失補填のために、Tether社の発行するテザーを使ったところ、

2018年10月にBitfinexが顧客の引き出しリクエストに対応できないという事態が起こりました。

ここで発生したのが「テザーの準備金として十分な米ドルが準備されてないんじゃないか?」という疑いが発生し、一時話題となりました。

そしてこれは噂だけにとどまらず、、、

2019年5月にTether社は発行したテザーの約4分の3しか準備金を保有していないことを認めます。

言ってた話と違うじゃねえかっっっ!!

ですよね笑

ちなみに2019年4月にはニューヨーク州司法長官が「BitfinexとTether社の経営者が顧客と会社のお金をごちゃ混ぜにして8億5000ドルの損失を隠蔽した容疑」でBitfinexとiFinexを訴えています。

これに関してBitfinexは「Crypto Capitalに騙されたんだ」と言っていてもうカオスを極めています笑笑

他にもテザーの準備金を変動リスクの高いBTCにしていたり、テザーを使ってBTCの価格操作を行なっている疑惑を持たれたりといろいろとコンプライアンス的によろしくない事情を抱えているテザーですが、

その取引高はパンパないことになっています。

テザーの取引高が多い理由
テザーがヤバいことは十分に分かったと思います。

でもテザーの取引量は依然として多く、ステーブルコインの中では不動の一位を誇っています。

その要因として考えられる理由が2つあります。

①中国ユーザーの存在
中国は法定通貨で仮想通貨取引が禁止されています。

そのため今のところ「1USDT=1USD」で使えるテザーで取引をすることによって、実質的にUSD建てでBTCの取引をしているのではないかと言われています。

中国は人口も資金力も豊富であり、テザーが中国人のメインの取引通過だとしたらそりゃ取引高もエグい事になりますよね。

②実質的に割安でBTCを購入するため

上記のようにテザーはその価値の裏付けがないままにじゃんじゃん刷られているのが現状です。
※準備金が約4分の3しかないのでその価値も本来なら4分の3ドルのはず。

このテザーでBTCを買うということは、ただの紙切れを1万円札と偽って100ドル札と交換するようなもので、100ドル札を偽札に変えてしまった者からしたらたまった者ではありませんが、偽札をする側からしたら簡単にお金を増やせるので魅力的です。

テザーの価値が全くゼロではないにしても、あまり価値のないテザーを使ってこれと同じようなことをテザー一味がやっているのではないかという説があります。

ちょっと分かりにくい書き方になってしまいましたが、要はテザーを運営側がたくさん刷ってBTCをたくさん買うから、テザーの取引高が増えているという事です。

テザーを使ったBTC分析

さて基礎的な知識の話はおしまいにして、実際に使えるテザーを使ったBTC分析の方法を解説していきたいと思います!

①テザーの時価総額

画像31

上記のようにテザーがBTCを買うために刷られているのだとしたら当然その枚数はBTCの価格に影響するはずということで、テザーの発行枚数と時価総額は相関関係にあると言われています。

と言ってもすぐに価格変動につながることは少ない印象なので、日足でBTCとテザーの時価総額を見ています(テザーは「1USDT=1USD」で時価総額でも発行枚数でもそこまで変わらないのでどちらでもいいです。)

またチャートのようにテザーの時価総額が停滞した後に急騰するとBTCの価格が急騰する可能性が高くなりますが、騙しになることもゼロではないのであくまで時価総額は目線設定に使ってください。

ちなみに僕がよく利用しているTrading Viewでは「USDT MARKET CAP」と調べればテザーの時価総額チャートが出てきます。

②テザー建てのOI分析

画像32

上記のように僕はよくOI分析で急騰急落のサインを見るようにしていますが、そこでBTCUSDペアだけでなく、BTCUSDTペアも見るようにしています。

その主な理由としては、

・中国のトレーダーがテザーを使っている可能性が高いためテザーの影響力が強くなっている。
・テザーは組織ぐるみでBTCの買い付けを行なっている可能性が高いため、個人間の取引であるBTCUSDペアよりも目線がわかりやすい

の2点があります。

上記のチャートのの水色はUSDT建てのショートですが、ショートが積み立てられるたびに急落が起こっているのが分かると思います。

まあそれがいつ起こるのかまではOIだけでは分からないので、OIが積まれてきたら急騰急落を意識してそのきっかけとなるサインを見逃さないようにしましょう。

USDTショートOIの増加→BTC急落を意識
USDTロングOIの増加→BTC急騰を意識

Trading ViewでUSDT建てのOIを見る際は、「BTCUSTSHORTS」「BTCUSTLONGS」で調べてください。

③テザーの運営会社の動向

これは具体的な指標ではないので少し分かりづらいかもしれませんが、上記の通り現在テザーの価値は非常に危うい状況にあります。

というのもBTCは運営社がおらず、価格は外部の動向によって変動するのに対して、テザーは運営社がはっきりしているためその会社の動向次第ではテザーの本質的価値は0になる可能性もあるわけです。

「もし、テザーの価値が0になった場合仮想通貨市場は崩壊する」と予想する人がいるほどテザーの与える影響は大きいと思うので、テザーの運営会社の動向は常に意識しておくほうがいいでしょう。

まとめ

以上がテザーの解説になります。

普段何気なく使っているテザーですが実は今非常に危うい状況にあることを意識して、またその情報を上手に使えるようにトレードしてもらえたらと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

みんなで爆益取りましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?