長い長ーい、プロローグ🍀８.

小学校に上がるまで、私は身体が弱かった。
５歳の夏に入院し、手術をして
６歳の誕生日は、病室で
祝ってもらった、記憶がある。

子ども心にいつも、母にも周囲にも
申し訳ないなぁ…と、思っていたし
健康な兄弟に比べ、自分はみんなに
迷惑で面倒をかける、ダメな子。だった…。

だから多分、母が「あーぁ…」と思ったことを
私は薄々感じ取っていたのだと、思うし
また大人にしてみたら、もしすぐに死んでしまったら
悲しむことも判っているので、まさに「あーぁ」だろう…

そんな私だったからこそ、もしかしたらすぐにお別れが
きてしまうかも…な、この仔が手元にきたのかもしれなくて
だからこそこの仔を、母にも
大切にして欲しかったのかも、しれないね。

まぁ、来てしまったのだから
つべこべ言っても、しょうがない。
次の日から、案の定・・・
奪い合いが、始まったのだった。

新しいオモチャには、みな興味津々だ。
新顔さんだって、同じこと。
3人組は悉く、私から🦜を
とりあげようと、したー。

持ち方が、ヘタ！
抱き方が、ダメ！
給餌が、下手くそ！
ちょっと、持っててあげるー♪

隙あらば、口を出し
手を出し、奪おうとする。
チコちゃんの時と、おんなじじゃーーーん！！！
いい加減に、してーーっっ💦💦

でも今回は、強力な
効き目バッチリな、印籠があった✨
それは・・・？　そう！！
「私のお年玉で、買ったの‼️‼️」

でも何故か、この印籠
あっという間に、効果が薄れる…。
おかしいなぁ、こんなはずじゃぁ
なかったんだけど、なぁぁ・・・💧

ーー続ーー