アラン・イトゥリエルへのインタビュー動画意訳

このテキストは、Villainousの作者であり、ブラックハットの声優でもあるアラン・イトゥリエル(@AlanIturiel)に対して行われたインタビューの意訳です。

ーーVillainousはどのようにして生まれたんですか?

Villainousは私が小学校高学年生くらいの時期に生まれました。
私は悪役が本当に好きだったので、常に悪役でシリーズ作品をやりたいと思っていました。
悪役というのは見た目も魅力的ですし、変な動機といい、愉快な性格をしているので大好きです。
子どもの頃は「ピンキー&ブレイン」「邪悪なコンカルネ」「ブラック魔王とケンケン」のような、悪役が主人公のカートゥーンを見ていました。
しかし彼らはいつだって真の悪党ではなく、実際のところはワル気取りで頭も悪いんです。
なので私はずっと、悪いうえに頭まで良い悪役が見たいと思っていました。
何をすれば良いのか本当に分かっていて、他の悪役が悪いことをするときにはより良いアイデアで助けてくれる、そんな悪役を。
ブラックハットが生まれた理由は、古くから続く悪役への賛辞であり、パロディーであり、追及なんです。

ーーブラックハットの声を英語で演じるにあたって、何がインスピレーションとなりましたか?

英語版で参考にしたのは、子供の頃に好きだった映画のひとつ、「IT」に出てくるティム・カリー演じるピエロのキャラクターです。
彼のようにガラガラ声で嫌な感じに、また、ブラックハットは尊大で自惚れた人ですから、マレフィセントのような格調高い話し方をします。こんな風に…(字幕無しの為聞き取り不可能)
それらの要素を組み合わせて喋ることで、彼は自分自身を、お金持ちでパワフルで上流な誰かに見せかけて、自分がモンスターであることを隠そうとしているのです。しかし彼の本当の内面はただの残忍な怪物です。

ーーブラックハットの声をスペイン語で演じるにあたっては、何がインスピレーションとなりましたか?

スペイン語版では英語版と同じ声で演じようとしていますが、アクセントは変えています。何故なら、私は英語が母語ではないため訛っており、それをスペイン語で再現する方法は分かりません。
私達はブラックハットが何処から来たのかを知りませんし、実際のところ彼にとっては英語もスペイン語も彼の母語ではない、ということを表現するのに、話すトーンに少し違う変化を持たせ、幾つかの単語にも違いをもたせています。
つまり彼は言葉を真似してるだけなんですよね、こんな風に「フロッグ!このクソゴミ装置ははどうやって使うんだ!ええと…見ていろ…!我が最新の反重力光線は、たあああいへん邪悪だ!」

ーーブラックハットのセリフはどのように作られましたか?

ブラックハットのセリフについては、ただ彼のキャラクターをよく考えるだけです。ミニシリーズでの彼はよくあるセールスマンですが、彼はカリスマでないといけませんから、もし今彼がここにいて何か売るならこうでしょうね
「ようこそ邪悪な諸君?君たちは今日、素晴らしい商品を見たいと思って来たのではないか?であればカートゥーンネットワークでVillainousを見ることだな。フハハハハハ…!」
こんな感じでしょう。ブラックハットのセリフはこのように作っていました。



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