ホリエモングルメ祭in大阪 「さけ」の由来

2019.3.24(日)は大阪難波の懐かしい感じのするレトロビル味園でグルメ祭りが開催されました。

グルメとトークとエンターテイメントが柱のお祭りです。

トークショーでは数々の著名な方のお話が聞けました。

ここではちょっと気になったことを調べたりして書きたいと思います。

ホリエモンさんと酒造メーカーの方々とのトークショーでちらりと出てきた「さ」の神様。気になったので調べてみました。

おさけは さけ 「さ」け なんです。

で、「さ」は何かというと「さ」の神様という神様で、冬場は山の神として山にいるのですが、春になると里に降りてきて田んぼの神としてふるまい、秋になると山に帰っていくのです。

山の神さま「さ」の神さまが里に降りてくる途中山桜がさいている場所が

「さ」の神さまがやすむ鞍(くら)場所ということで、さくらと読んだという言い伝えがあり、その頃に満開の桜、春の訪れを祝う桜まつりが行われますが、これはきっとさの神さまのウエルカムパーティーといった趣旨なんでしょうね。

そして、田植えの季節。神さまは田んぼに降臨します。この時、山の神→田の神にチェンジします!

田の神は農民を守り豊作を見守ります。

田植えの時期を通して、開始時、最も多く植える時、植え終わった後それぞれにお祭りが行われ、田植えの時期は色鮮やかな着物を着た早乙女により田に彩りが添えられ、神様にお供え物やお祭りをするのです。

稲刈りの季節にはいろいろなお祭りが行われ、稲刈りをして、稲穂を飾ったりぼたもちをつくって神様に捧げて神様を田んぼから送りだします。

秋祭りでは穀物の豊穣を祝い、そして「さ」の神様を山に送り出すお祭りでもあるようです。

こうして「さ」の神様は稲作と深い関係がありそして稲作は様々な神事やお祭りとも深い関係があります。

昔々の神様に仕える人はお酒などでトリップしたハイな状態になって祈りを捧げていたようなので、お酒もまた神様と深いつながりには欠かせないものなのです。

古事記や日本書紀より古い時代より農耕民族である私たちの先祖はこうして自然と神様とともに生きてきて、すべてのものには神様が宿っていると八百万の神々をお祭りし、日々の感謝を伝えお祭りを行っていました。

お祭りで祀るものとして稲、お団子、酒、舞などがあります。

今に生きる人たちは農耕をする人数も減り、お祭りはただのイベントにしか思えないのかもしれません。

お祭りは日本古来の豊かな自然、四季を楽しみながら感謝し神様に祈りを捧げたのがはじまりで、村人同士の交流の役割もあったようですね。

酒造メーカーさんでは自前の田んぼを持っている所もあり、古き良き日本の伝統を繋ぐ役割もされています。さの神様のこともご存知でした。

日本酒は複雑な工程で作られているのに安売り合戦になっています。そうなると経営も苦しくなりたたむメーカーさんが出てくるでしょう。

日本酒にはおいしい水、コメ、麹が不可欠です。大手ではない地域密着の酒造メーカーさんは最盛期の4割に減り、廃業してしまうとその味を再び最現するのは非常に困難になります。

日本酒メーカーさんが生き残るには価値より下の値段で取引がされないように、周りに同調して価格を低くしないように、しっかり価値を高める必要があります。その為には高く売る、高く売れる仕組み作りが必要です。

日本酒は海外人気が高く、国内外で付加価値をつけて売るということが今後酒造メーカーの存続の為に必要になっていくでしょう。

お酒の源である稲作も美しい神話の文化背景も守っていこうということで、堀江さんは今回のトークショーで一石を投じ、日本酒価値向上の動きをさらに高めていかれるようですよ!

ホリエモングルメ祭りは、私にとって知らない知識にたくさん触れられ

頭がパンクしそうでした。今帰ってきて落ち着いてひとつひとつ思い出しながら自分なりに整理しています。

堀江さんの知識量の多さ、頭の中、頭の回転のすごさもさることながら、バイタリティ、ホスピタリティ、周りの人への気遣い、やさしさも感じられ、行ってよかったです♪




いいなと思ったら応援しよう!