シッチンの話について考えてみた
ゼカリア・シッチンという人がいて
オカルト好きな人なら、知っているかなと思うんですが
私は、あんまり詳しく知らなくて
オカルト界隈ではよく話題になってるなと
そう思っていただけだったんですね。
それであるとき、
自分はこれをよく知らないので
どんなものかなと思って
軽く検索してみたんです。
ちょっと検索しただけなので
かじったくらいのことなんですけど
大枠をいうと、たしかね、
なんか宇宙人が、金を採掘するために地球に来てると、
それで、金を採掘するために奴隷が必要なので
そのために作られたのが人類である、という話。
これを考古学かなんかで見つけた、と言ってた、
シッチンが、
ただ、wikiなんか見てみると
シッチンはどうも、考古学畑の人じゃないんですね。
私も、そんな感じがしたんだけど
どちらかというと作家のような感じだと思います。
自分も物書きだから
なんとなく分かるというかね、
創作っぽいなっていう感じが、
シッチンにしてみれば、
何かしらの考古学的な根拠を発見して
それを元に仮説を展開したのかもしれないけど
それがなんとも、創作っぽく見えてしまったんですね。
しかもそのシッチンの説も、
もう少し詳しく説明している人がいたので
見に行ってみたんですが
なんかね、半分、
昼ドラみたいになってるんですよ、
宇宙人と人間が交わるっていうお約束のやつがあって
それで、なんかお互いギクシャクしたみたいな
恋愛関係で宇宙人がギクシャクするんですよ、
いや、それ、ほんとに石版に書いてあったの?っていう
「宇宙人AとBが、地球人のC子を取り合って・・・」みたいな
そのくだりがかなり長いので
本でいうと一冊分はゆうにあって、
それが石版だったら、何百枚石版がいるんだっていう
なんかね、一部の予言書とかに
こういう傾向が見られる気がする
途中からエロ小説みたいになるんです、言い方悪いけど、
そのエロ要素がすごい入ってきて
ある予言書みたいなやつも
かなり露骨な描写が延々続くみたいなのがあって
それ、ほんとに神からの予言なの?っていう
そこ書きたいだけちゃうんかみたいな
これも、創作の世界では「あるある」なんですよ
普通に書いてたはずの物語が
途中からね、そっちに行くっていう
皆さんもそんなマンガとか見たことあるでしょ、
大学を受験する真面目なマンガだと思ったら
途中からエロ漫画になりましたみたいなやつ
自分が思うに
創作活動っていうのは
一種の「神降ろし」みたいな感じで
何かを降ろして書いているので
やはり、途中から
低次元霊みたいなのも入ってくることがある
そっちに意識を引っ張られたら、そういう話になる
色情霊みたいなのだってウヨウヨしてますからね、
それで、シッチンの話というのが
途中から18禁みたいになってるんで
どうもこれは、考古学とかの話じゃないなと私は思った
これね、白人の研究者が作ったものにありがちな傾向
白人の研究者が、
なんかそういうほうに引っ張られやすい気がしてます
自分はそれは「バアル的な傾向」だと思ってて
バアルの影響下から脱してない場合
どうしてもそういうほうに引っ張られる
もともと、バアルの神殿じたいが
売春しほうだいの場所だったらしいので
欲というものがなかなか制御が出来ない
それに対して、神仏に対する信仰心を持ってる人たちは
そういうものをやっぱり自発的にコントロール出来てる、
そこが一番大きい違いかもしれないですね、
性欲をコントロールできるか、できないか、
だから昔の聖職者は
結婚しないとか、女は魔物とか言ってた、
誘惑をなるべく遠ざけていたんですね、
それでも誘惑されて堕落していくんだから
聖職者の性的スキャンダルとか
最近たくさん出てましたよね、
枢機卿たちが
少年合唱団みたいなの襲うみたいな
「女は魔物」と言ったところで
欲が少年に向かっていったら意味ないんですけど
それくらい、欲がコントロール出来ない
私は、そんな人間は動物以下だと思いますけどね
動物だってそんなことしないでしょ
それでシッチン説は
どうも、ある種の創作っぽいなと思ったんですけど
ただ、全部が嘘だとは言わないです
何かしらの確証があって、
考古学的な話としてまとめたんだと思うし
全く根拠がなかったら
ゴッドハンドみたいになっちゃうんで
何か証拠があったんだと思いますけど
そのシッチン説を見ていてもうひとつ気づいたのは
最終的に
「人類を作ったのは神ではなく、宇宙人である」
という結論に至るところなんです
これは、いわゆる、聖書的な史観と
真逆のものになりますね
聖書では、神が人間を作ったことになってますから
まあ聖書だって創作小説じゃないかと言われたら
誰もその証拠を出すことができないかもしれないけど
聖書では、神が人間を作ったことになってて
シッチン説だと、宇宙人が人間を作ったことになっている、
もしシッチンが、
考古学的な証拠が本当はないのに
「石版に書いてあった」と嘘をついたのだとすれば
じゃあなんのために嘘をついたかと考えると
その結論ありきのことだったんじゃないかと
なんとなく思ったんです
18禁要素でうまく釣りながら
最終的に「神なんかいないよ」という結論に持っていく、
そういう、ある種のプロパガンダ映画みたいな
ものだったのではないかという気がしました。
というのも、この手法を
別のところでも見かけたんです
18禁要素で興味を引きながら
「神はいない」みたいな話になるやつ
あるいは、「神はしょうもない存在」と思わせるやつ
それを、今まで三件くらい見つけていて
そのどれも、白人の人が書いてるもので
そのひとつは自由メンの人が書いてる
自由メンの人が言っても説得力ないだろうっていう
だってあそこは、
どの神を信仰してもいいみたいな話で
なんか信仰してれば入れるところだったと思う
それを「自由」と言っているのだろうけど
私から見たら、
「なんの神でもいいですよ」というのは
神を信仰していることにはならない
なぜなら、神といっても
ヤハウェのような気難しい神もいれば
バアルのように性的にゆるい神もいる
神によって全然エネルギーの質が違うので
「どの神でもいい」とはならないと
私は思ってるんですね
信仰の強制は良くないと思っているので
その話も何回かしてきましたけども
ただ、「なんの神でもいいっすよ」というのは
「なんの神も信じてない」というのと
表裏一体のように見えてしまうんです
そういうものを三件くらい見たんだけども
それらが何を言っているかというと
「宗教は無意味なものである」という話です
しかしそれは、私からすると
「神は無意味なものである」と言っているに等しく
まあ、そういうスタンスの人もいるでしょう、と思う、
自分自身が、子供の頃は無神論みたいな考え方だったし
神を信じているのは
カルトの人だけかなと思っていたときもありましたから
それはそれぞれの人の、心の問題なので
神を信じる人もいれば、信じない人もいる、
無神論の人もいるということで
それはそれでいいと思うけども、
ただ、それを「予言書」というような形で出してしまうと
それがいかにも真実であるかのように捉えられてしまう、
ただ、私も、
霊感で話をしたりするから思うんですけど
霊感っていうのはかなりブレがありますので
だからチャネリングも危険という話をしていて
高次元霊と繋がるのはとてもむずかしいんです、
でも、低次元霊と繋がるのは簡単なんですね、
そのときに自分に何が憑いているかということは
本人には分かりにくいと思うんです
実際、自分にも
低級霊が憑いてて、死にたかったときもありますし
何が憑くかは分からないんです、
高次元霊と繋がりたかったら
エゴを削ぎ落とすために苦しい試練を体験するとか
なんらかの精神修行をするとかしないと
繋がれるものではないような気がしてます
なので、チャネリングで
「私は創造主である」と霊が言ってきたとしても
それが本当かどうかは分からないというか
本当に創造神クラスのものであれば
いちいちチャネリングに降りてこない気がします
それは人類が
信仰するなかで、神の気持ちを自分なりに考えるしかなく
神が直接、「私は創造神ですけど~」といって
電話してくるというのは
よほどレアなケースではないかと思う、
それこそ、ファティマ預言くらいの出来事になると思う、
あれでも、神ではなくて、
たぶん高次元霊の一種だろうから
もし神が降りてくるとすれば
相当、トランス状態になってると思うので
それでも通信できる人はいると思いますが
かなり難易度が高いんじゃないかと私は思います
まあ、自分が何を言いたいかというと
それこそ、自分に憑いてるものは
「神はいないとか、宗教は無意味だとかいう人々に
それは違うと伝えてほしい」というメッセージであって
ただそれも、自分も
「理解はされないよなあ」と毎回思ってるんですよ
神を信じるか信じないかは
個人個人の自由みたいな世界になってますし
昔の日本人みたいに、みんなが太陽を崇めたり
山の神、川の神に感謝したりというような
素朴な世界観ではなくなってるんですよね、
カルト宗教が、悪魔崇拝や拝金主義に陥って
それに騙された人たちが
人生を破壊されたりしてるようなニュースもありますし
そういうのを見ると、
これではますます宗教離れが進むよなと思いますしね、
それが彼らの思惑どおりになってることはともかく、
まあ自分としては
「宇宙人が人間を作った」とか言っている予言は
それこそ、宇宙人がチャネリングしてるもので
神が言っているわけではない、
宇宙人からすると神は邪魔、目の上のタンコブなので
まともな宗教を信じる人を一人でも減らそうという
そういう彼らのプロパガンダの一環なのかなと、
だとすれば、
なんらかの秘密結社に関わってる人が
そういうことを言っているというのも
理解が出来るなと思うんですよね。
つまり、予言というよりも
かなり計算して作ったようなものではないかという気がします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?