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#21買い物


シャツ一枚ではまだ肌寒い風が吹いたかと思ったら、もう夏が来たのかと思う位陽気に汗ばむ日が気まぐれにやってくる。そんな季節だね。
俺は比較的暑がりの寒がりだから、ちょっと早めに夏服に衣替えしてます。今の時期も「今日は半袖にするかどうか」っていう二択に朝の貴重な時間を毎日奪われてるもん。

俺は冬服はちょっと良いものを買って、大事に何年も着ようって考えてる一方、夏服はある意味消耗品だと割り切ってます。沢山汗かいて、一生懸命洗濯してるとやっぱりだんだん傷んじゃうからね。クリーニングにしょっちゅう出すのも億劫だし、1シーズン持てば良いや位の気持ちで夏服はちょっと安めに抑えるように意識してんの。


とある平日、今年の夏服を何枚か買おうかなと思って珍しく街をうろついてる俺の目に好みのTシャツが飛び込んで来ました。ちょっと変わったデザインで、サイズ感も良い感じ。
店員さんの「それそこに出てるだけしかないんですよ〜」という声に背中を押されて直ぐにそのTシャツをレジに持って行きました。
後に俺は「いや、店員さんの見てる前で値段のタグを無理矢理引っ張り出してチェックするのはなんか気まずいじゃん」と述べてました。

すると、レジスターには驚きの数字が並んでるじゃないですか。

¥54,000

いや、Tシャツがそんなにすると思わないじゃん!いくら高くても8000円くらいかなと思うじゃんか!

どうせTシャツだろうと高を括って、値段も見ずにお会計に向かった俺は「いや〜やっぱりやめます」とも言えずに、泣く泣く頭おかしい高級Tシャツを購入して大事に抱えながら家に帰りました。

めでたしめでたし。ぐすん!

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