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【パラパラチャーハン(略してパラチャー)が父の味】
ボクが小学生くらいの時、母が外出していない、日曜日の昼。
「あんた達、何か作りなさい!」
と言われて留守番するのが鈴木家の当たり前だった。確かに、冷蔵庫には食材がたくさんあった。
兄貴はいつだったか、空腹に耐えきれず生卵を飲もうと、映画「ロッキー」のマネをした。
「エイリアンの卵の味がする…」という、衝撃の感想を聞いてから後にも先にも生卵をちょくで飲んだ事がない。
小学生の男ってたいていこんなもんだよね↑
※鈴木寛太調べ
で、母がいないと、鈴木家には男3人しかいないわけで、昼ご飯をどうするか?が始まるわけです。いつだったか、ケンタッキーの骨で出汁をとり、スープにした事もあった。あれ?どんな味だったかな?出汁取れたんだっけ?笑
ま、日曜日ってそんな記憶がある。男しかいない息子2人と父が食べる少し遅めの昼ご飯は結構決まって、父がつくるパラパラチャーハンだった。その昔、父が中華料理屋でバイトをしていた時に習得したらしい(おそらく学生時代)
中華鍋をつかい、油多めで火力MAXにごはんと卵だけでつくるパラパラチャーハンが好きだった。
母いわく、あれだけパラパラには出来ないという。。
父はアイロンがけ、洗濯はやるのに、料理はやらない。けど、唯一、パラパラチャーハンだけはつくってくれる。
最近、ようやく中華鍋を手に入れて、チャーハンを作るが、やはりパラパラにはならなかった。たまには帰って食べるか、パラパラチャーハン。
かんた
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