笹岡秀旭くんに感謝を伝えたい話

※あまりにも思いのままを綴りすぎて国語0点の文章になりました。
お覚悟いただきご覧いただけますと幸いです。

PRODUCE 101 JAPAN SEASON2が6月13日に最終回を迎えます。

その直前となった6月3日、順位発表式が行われ、上位21名のメンバーがファイナルへと進出しました。

そんな中、私の2pickのうち寺尾香信くんは20位でファイナル進出となりましたが、(こちらに関しても近々書きます。)

笹岡秀旭くんは残念ながら25位で脱落となりました。

そんな笹岡くんへのこれまでの感謝の気持ちとこれまでの笹岡との思い出を綴ろうと思います。


笹岡秀旭くんとの出会い

初めて練習生101人が公開された時、ビジュアルだけで何人かビビビッと来る人はいました。

そんな中の1人が笹岡くんでした。

パーッと流しながら練習生を見ていく中で笹岡くんに来た時、長年のアイドルオタクの経験がこうささやきました。

この子を推して損することはないよ」と。

その直感を信じ、彼のボーカル動画を見ました。

直感は当たりました。

その時に歌っていたのは、米津玄師さんの「感電」。

米津玄師さんの楽曲はリズムを取るにも非常に難しい曲が多く、ある程度の技量がないと歌いこなせない曲だと思っています。(筆者もまともに歌えた記憶がありません。)

しかし彼は、そんな難しい楽曲を涼しい顔で歌いこなしていたのです。

元々ハロプロのオタクだった自分は、歌唱力もさることながら、そのリズム感に惹かれました。

そしてサビ前の「Hey!」という合いの手もかっこよく歌っていてそこで完全に落ちかけていました。

その動画を見終わった後、ダンス動画を見て、決してすごく上手いというわけではないものの、これまた長年の勘で絶対上手くなると思い、

そして辿り着いた1分PR。

私は衝撃を受けました。

ちょうどその1ヶ月ほど前に鬼滅の刃の映画を見てきた筆者にとって、非常にタイムリーなPRだったからです。

・・・そうじゃなくて。

あれだけかっこよく歌い、しっかり踊れる人が、ここまでふざけられるのか・・・!なんでもできるじゃないか・・・!という方向の衝撃です。

そして、なんせそのおふざけをたった1秒で「はい、冗談でーす」と終わらせるそのドライな感じ・・・好き・・・

しかも、BGMは本家のものを使うわけにいかないと、「自ら作曲を・・・」だと・・・!?

そこで改めて特技の欄を見直すと、

作詞・作曲・編曲 MIXマスタリングを含めた楽曲制作

・・・なんて??

エ?君はつまり、曲を一から作れるのかい??

マジで??好きでしかないじゃん…

・・・というわけで、筆者はずぶずぶと笹岡沼に沈んでいったのです。


その後の自分

そんなオンタクト評価の中ではありましたが、私は改めて確認しました。

どうやら本編に行くにはこの中で60人に入らないといけない、と。

これまでのプデュシリーズの中でもこんな苛酷なことなかったぞと思いつつ、「お願いだから1人でも多くの人に見つかっててくれ・・・!」と、毎日投票を欠かさずしていました。

そうして来た3月末。

テーマ曲の解禁がありました。

何と今回はテーマ曲を残った60人でパフォーマンスするとのこと。

筆者は「お願いだ・・・!残っててくれ・・・!」と願いました。

そうして笹岡を見つけた途端、「いた!!!よかった・・・!」と感動しました。

そして4月8日。本編開始。


本編での笹岡秀旭

なんと最初の座席は自分で決めるのではなく、オンタクト評価での得票数順位の位置に座るのだと。

こんなん残酷SHOWでしかない・・・と思いつつも、推してる子たちが少しでも上の方に行くことを願いました。(結果としてほとんどの子が下位でしたが。)

そして、いつ出てくるんだ、どんなチームで出てくるんだと待ちわびた時、最後の5人まで出て来なくて「あと2チームぐらいかな?笹岡どっちかな?」なんて思っていました。

それは、そんな最後の5人の中に、ほぼ1位確定の木村柾哉くんがいたから。

まさやくんと同じチームになったらグループとしては目立つかもしれんが…とちょっとネガってたところに、

5人同時に来よったわい。

「24時間あなたの心を踊らせます。 ダンシング戦隊!DU Quintetです!」

・・・ダンシング戦隊って何?

え?その前に笹岡、あなたダンスユニットに入れられたの?大丈夫そ?

そんな気持ちでいっぱいでした。

ま、そんな気持ちはクラス分け評価で吹っ飛ぶんですけどね。期待を裏切ることのない、さすが俺らの笹岡。

披露した楽曲は、『24H』。SEVENTEENの曲。

実はお恥ずかしながら、K-POP好きであるにも関わらず、この曲はタイトルをうっすら聞いたことがあるかないか、くらいの感覚だったし、まさかそんなところで度肝抜かれるような曲だと思っていませんでした。

そして見始めた。はい歌い出しまさやくんねハイハイ。

おお、小林くん色っぽいな!

そんなことを思っていたら、

「そして重なる運命線 同じ時の中」

素敵な高音・・・誰だ!?

・・・笹岡!?!?

そんな驚きを隠せずにいたら、直後に

「一秒たりとも離れずにいよう いよう」

・・・

笹岡のキレイな高音にやられたオタクが生まれた瞬間でした。

まさか、これまで聴いていた強い中低音じゃなく、高音が聴けると思っていなかったので軽率に倒れました。

そんないまいち頭の整理がつかない状況の中、同じユニットの小林くんがKENZO先生に怒られてたり、

笹岡のCクラスがサラッと発表されたり、

何が何だかわからないままステージが終わっていました。

その折、小林くんを真っ先に慰めたのが笹岡でした。
笹岡・ベイマックス・秀旭」「笹岡メンタルクリニック」の始まりでした。

そして、再評価。

具体的に取り上げられることはありませんでしたが、

気づいたら笹岡のクラスがBクラスに上がっていました。

Bクラスなのはテーマ曲のポジションで分かっていましたが、せめて上がるまでの何かしら欲しかったなとは思っています。

でも、ダンスユニットに入れられただけあって、きっと努力してクラスアップに持ち込んだんだろうなと思っています。


今回初のステージ評価、グループバトルが始まった。

指名されたタイミングが放送されないまま進みましたが、

今回放送されたステージ映像の中で、笹岡が所属した「弁当少年団」のパフォーマンスが実は初めてのステージ映像でした。

グループ名からもわかる通り、披露した楽曲はBTS(防弾少年団)の『I NEED U』。

笹岡はメインボーカルを担当しました。

パート決めを含め、決してフィーチャーされることはありませんでしたが、ここでも悩むチームメイトのそばに寄り、慰めに行く笹岡の姿にいつも癒されていました。

そして、ステージ披露の場面。

感電とも24Hとも違った、「儚さ」を押し出した高音パート。

そしてグループを引っ張る力強い歌声。

どうやらそれは、会場で見ていた笹岡推しでない国民プロデューサーの旨にも響いたみたいです。

弁当少年団内で1位となる得票数。
そして相手チームの票数を見ても2位の得票数。
さらには全体のベネフィットなし得票数ランキングでは60人中9位。

筆者は思いました。
笹岡、見つかったよね?と。

しかし、現実はそこまで甘くありませんでした。

第1回順位発表式。

彼の名前は33位で呼ばれました。

40人中の33位です。

筆者は、一瞬の歓喜の後、危機感を覚えました。

「このままじゃ、ファイナルに残れない。」と。


そして次の評価。ポジション評価。

彼が選んだポジションはボーカル。
選んだ楽曲は、『さよなら青春』。

この曲は、いきものがかりの楽曲でもあり、
前回のSEASON1でファイナルの最後に歌われたバラード曲である。

正直、最終順位発表前であり、
みんなが泣きながら歌っていた曲という印象があるため
筆者を含めSEASON1を見ていた国プにはこの曲へのプラスイメージはなかったと思う。

そんなイメージを、チーム「うたうたいばかり」は覆してくれた。

ただ、そこに至るにはかなりの紆余曲折があった。

元々、笹岡はリーダー兼センターだった。
そのセンターも、メンバー内投票で決まったものだった。
しかし、別のメンバーから「違うグループに聞いてもらったうえでもう一回決め直してほしい」という申し出があった。
別に笹岡に非があったわけではない。と思う。
そのメンバー達が再挑戦をしたいという気持ちである。

別チームに決めてもらった結果、笹岡はセンターではなくなってしまった

その後、気持ちを切り替えて練習に臨むも、ボーカルトレーナーの菅井先生との問答の中で「お客さんを気にして歌う事はやめてください」と言われてしまう。

そこから意識を変えて、自分のために歌うようにした。

そうして出来上がったパフォ―マンス。
感動を誘うパフォーマンスとなった。
筆者も感動して涙を流した。

パフォーマンス後、お客さんからの得票数順位が発表された。
110票を獲得するも、グループ内1位はセンターとなったメンバーに譲ることになった。


そして、コンセプト評価。

きっと我々笹プは笹岡の期待に応えられたと信じている。
コンセプト評価の楽曲は、オリジナル5曲のうち「この曲はこの練習生に歌ってほしい」を投票して決まるものである。
ただ、その曲に行く前に3日間、練習生自身が好きな曲を選び練習することができる。
笹岡が選んだ曲は『Goosebumps』。
そして、笹プが選んだのは『Goosebumps』。
実際に選ばれた楽曲・・・『Goosebumps』。
(実は筆者、ファンダムの意見がまとまる前にいいなと思った別の曲に入れてしまったことを深く反省している。)

そんな中でこのGoosebumps、ひいては『八men鳥』というユニットになったことでようやく彼が気を張らずにパフォーマンスができたのではないかと思っている。

それは、彼より年長者でランクも上の人が多かったとか、引っ張ってくれる人が多かったとか色々ある。
でも一番は、ようやく彼の「本来やりたかった曲」が出来たというのも大きいと思っている。
…というと、じゃあこれまでの曲って何だったんだよって言う誤解を生みそうなのでしっかり説明させてほしいのだが、
彼の声質や嗜好的に、あわよくば今回の日プのどこかのタイミングで「HIPHOP楽曲」をやりたかったのではないかと思った。
そしてその機会があるとすればコンセプト評価。
それを彼は重々承知だったのだと思う。前作を見ていただろうし。
そしてもちろん、これまでの楽曲も確かに「笹岡秀旭自身がやりたかった曲」であることには違いない。
ただ、自分がこれまで触れてきた大好きな楽曲タイプだったら、めちゃめちゃテンションあがるじゃん?
…つまりそういう話である。

と、与太話は置いといて。

そんな彼、ついにこの曲で覚醒を起こしたと思っている。
元々それなりにダンスもできる人で、そして歌もだんだんと評価されていった。(最初から上手かったんだけどな!という事は声を大にして言いたい)

そんな中でバッキバキのHIPHOPダンス曲。
もしかしたら彼の覚醒はこの曲を待っていたのかもしれない。
目を、耳を惹きつけるその歌声。
どこにいても違和感のないダンス。
そしてゴツい男たちの中で線が細くも、ラスボス然とする儚さと強さを兼ね備えた立ち居振る舞い。
あれを覚醒と言わずになんという?

当然元からの才能は有った。
でも、多くの人に見つかることはなかった。
それがどうだろう。
YouTubeの公式動画のコメント欄には
「笹岡がいてくれてこの曲が完成した。ありがとう。」
「笹岡いいじゃん!」
といった絶賛コメントが多く見られた。
彼は、見つかった
ようやく見つかった


しかし、遅かった


30位だった彼は、その順位を20位圏内へ上げるには2日間では足りなかった。
19位から1位の発表。呼ばれなかった。
20位圏内。ここにさえ入ってくれれば、まだチャンスは。

しかし、20位候補の4人に、笹岡秀旭の姿はなかった

笹岡秀旭、20歳のPRODUCE 101 JAPAN SEASON2練習生としての活動は幕を閉じた。


ただ、先述した「見つかった」という内容も間違いではなかった。
実は彼の最終順位は25位。前回の順位発表から5ランク上がっていた
順位変動の少なかった前回の順位発表の中、笹岡が40人中最大の上げ幅を記録したのだ。
確かに見つかったのだ。少し時間が足りなかった


笹岡秀旭くんへのメッセージ

まさか本人が見ていることはないだろうが、見ている前提でここからの話をさせていただく。

あなたを応援させてもらえて、よかった。
そう思える人は、自分が生きてきた2X年の中で数少ないことで、数え直しても片手くらいしかいない。
その中に入れるほど、あなたを推していて後悔というものがなかったのだ。
…後悔があるとすれば、あなたの魅力を私が伝えきれなかったことだ。
あなたは精一杯やっていたし、最後の時間が足りなかったが確実に見つかっている。
笹プじゃない人すらあなたの脱落を惜しんでいる。
あなたは、あなたが脱落して惜しむ人、悲しむ人、無気力状態まで落ちてしまう人…そういう人を生み出すほど魅力的な人物であったことを心に留めてほしいし、これからの人生でこのことを忘れないでほしい。
あなたは最後の言葉としてこう言いましたね。


「今まで通り何かを頑張っていると思うので、皆様どうか僕を心のどこかで覚えていてくれたら嬉しいです。」

その返事として、私から言わせてください。

「あなたのことを忘れることは無いし、きっと心の真ん中に居続けるので、あなたは今まで通り頑張って、疲れたらちゃんと休んで、あなたが笑顔でい続けられる道を突き進んでください。」

「お疲れ様でした。これからも応援しています。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?