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発達障害バブルの真相 救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援 米田倫康 2018年11月出版

発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす
子どもたちの未来を奪わないために、今、大人の責任が問われている。

■うつ病バブル
1999~2005年でうつ病2倍。1998~2007年抗うつ剤6倍。「その症状、うつかも?早めにお医者さんに相談しよう!」誇大広告があふれ出した時代。そして発達障害バブルへ。2009~2017年でADHDに使われるストラテラの売り上げが50倍。

■診断基準
教師が判断する75項目のチェックリストがあります。誰にでもいくつかは当てはまるよね?見方を変えればもっと当てはまるよね?って感じの設問。本来、子どもの才能を見つけ伸ばすのが教育者。一方、才能の芽を摘んだり、自分の指導力不足を生徒の資質の問題に転嫁する人は教育者とは呼べない。生徒の個性をチェックリストによって異常と判断する人は教師か?

■製薬会社と行政が手を組む
2017年1月大阪府と塩野義製薬が「子どもの未来支援」という事業連携協定を結ぶ。翌年には滋賀県、香川県のさぬき市、東かがわ市、広島県が塩野義製薬と協定を結ぶ。営利企業が無償ボランティアで支援するでしょうか?ADHDの新薬(インチュ二ブ)販売の時期に合わせこの事業を展開してきたのは偶然でしょうか?製薬会社と安易に連携する意図は?著者は公開質問状を各行政に送付。回答はほぼ同じ内容。それぞれの行政が考えたのでしょうか?それとも塩野義製薬が?予算はどうなっているか大阪府に質問。すると0円。全額塩野義製薬が出している。大阪府は権威という信頼を提供。塩野義製薬にとっては良い広告。製薬マネーで進められる発達障害者支援というのが事業連帯協定の正体。

■まともな医師は
初診の問診のみで発達障害の診断は下さない。その症状を引き起こす可能性のある身体症状について徹底的に検査し、医療ができることできないことを自覚し、可能な限り環境調整をしつつ十分な経過観察をし、その人に本当に必要な支援を提案できる医師が精神科では本物です。問題行動全て「脳のせい」にして投薬すれば楽です。だって本質的な問題に向き合う必要なく、表面的には効果てき面で、まるで解決したかのような錯覚にひたれるからです。食事改善、歯の嚙み合わせ矯正、生活環境改善などで完治する人もいます。

■「食」は非常に重要
現代食はカロリーがあっても栄養価が低い。新型栄養失調の人が増えている。ミネラル不足が幸福ホルモンの分泌を妨げることによって、うつ状態を引き起こすこともある。食事改善で発達障害と呼ばれる子どもたちが自分を取り戻した事例がたくさんある。


【感想・行動】私はここ数年、セミナーや書籍で発達障害や薬害について学んできたので、知ってる前提で読むのでまとめが荒くなっていると思う。全く知らない人は是非本書を最初からじっくり読んでみて欲しい。娘が高校2年生の時に某大学病院の精神科の一番偉い教授にインタビューしに行った時に彼が言った言葉「精神薬は覚せい剤ですよ」。娘はそれを知っていたが、教授が言うんだ!ってびっくりしていた。※私がウグイス嬢した国会議員さんの答弁が載ってた( ´艸`)

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