ゴミと呼ばれて -刑務所の中の落ちこぼれ-　中林 和男2020年風詠社№463

犯歴23犯、前科11犯。獄中生活20年。17歳から45歳まで合計9回、少年院と刑務所に入った。ほとんどが、出所したその年に再び逮捕。
原因は中学２年生で覚えたシャブ。とにかくシャブの為なら何でもやった。
長年刑務所に出入りしてわかったこと。受刑者の8割以上がシャブか窃盗。
シャブ代を稼ぐには窃盗が手っ取り早い。シャブの受刑者は顔見知りになる。出所後どこでシャブが手に入るのか情報交換する。

そんな著者が現在の奥様と出会い、人生が180度変わる。「見返りを求めず他人に尽くす」生き方を命果てるまで貫くと。
現在は２時に起きて配達朝刊と清掃の仕事をしている。14：30からは夕刊も。給料は未来のある子ども達の為に全額使い、施設の訪問にもいっている。知人のフィリピン人の子どもを１歳半(出版時５歳)の時から育てている。

【感想・行動】
著者の人生が凄まじい。兄弟でやくざさん(;'∀')塀の中にいたものにしかわからない世界なので、知らないことばかり。とにかくシャブだけは手を出すな！１回でもやったら終わりや！こんな俺でも更生出来た！大丈夫！希望を持って！という熱いメッセージが伝わります。
「自分を必要としてくれている人との出会い」これが本当に大切だなと感じました。自分がそういう存在になれたらいいな。

中林さんTwitterで日々を発信されています！
@PcwDKr8weapJdQI

ゴミと呼ばれて―刑務所の中の落ちこぼれ

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