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家に帰ろう -在宅緩和ケア医が見た旅立つ命の奇跡-萬田緑平2013年徳間書店№468

亡くなることが医療の敗北と思われている病院を出て、家に帰ろう。家で過ごそう。家で生きよう。家で生き抜こう。そして、家で逝こう。人生の最終章を、人生で最も幸せな時間にするために。

人生最終章のシナリオを書くのは患者さん本人。どう生きたいか。どう死にたいかは、本人が決めるべきであり、家族はその希望を徹底的に支えて欲しい。
家に帰ったら、お互い「ありがとう」と言い合おう。それが出来た患者さんは可哀そうではない。辛そうじゃない。幸せそうだ。長生きするための一番の治療だ。

8名の患者さんとその家族の実録が記されている。21歳から98歳まで。

○家族は介護を頑張らない。
○亡くなる前はどんどん痩せる。楽になるためかな?残されたわずかな力でも動けるように、効率的な大きさに縮んでいくのだと思う。点滴チューブは邪魔だ。死の摂理を医療が邪魔してはいけない。
○自分の死を受け入れている人は、自分が望むタイミングで息を引き取る。
○余命数日の人に掛ける言葉は『ありがとう』。泣いていいです。辛い涙でなく、感謝の涙で。
生前にお別れ会開催。『お父さん、自分を世の中に生み出してくれて、育ててくれてありがとう。自分はこんなに幸せに生きてます』と伝える。
○抗がん剤のやめ時は、検査数値でなく、身体の訴えを重視する。やめると元気になる人はたくさんいる。自宅で穏やかに過ごすための体力や心のゆとりを取り戻せる。
○死を苦しく悲しみの涙にくれるものにしてはいけない。人生の最終章のシナリオを書くのは患者さん本人でありたい。そしてその通りに生き抜くことができるかどうかのカギは家族が握っている。

【感想・行動】
21歳の青年の死が一番読んでいて辛かったですね。同世代の子どもがいるので。
最後の98歳のきよ子さん。食事もとれず、余命1~2週間で家に帰って来たのに、ますます元気になっちゃって2か月後には折れていた骨がくっついた!( ´艸`)今月著者の講演会へ行くので、300歳まで生きると豪語していたきよ子さんのその後を尋ねてみよう!
本書に登場する方は、どなたも自分の死を自ら受入れ、どう死にたいのか希望を伝え、周囲の協力を経て、旅立っていく。私たちは死亡率100%。死は敗北じゃない。どう死にたいのかを考えることは、今をどう生きたいのかに通じますね。

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