見出し画像

自然と生きもののねだん 2017年6月 大月書店

社会がみえるねだんのはなしシリーズ1

■ライオン45万円、キリン4000万円、
 コアラ0円(餌代2100万円/年)、パンダ(リース代4000万円/年)
絶滅危惧動物が増えていて、今は「冷凍動物園」もあるそうだ。精子・卵子を凍結させ、将来人工繁殖させるための施設。
■実験用マウス2万円(ペットのネズミ200円)
同じ実験を何度もする場合は同じ遺伝子が必要なので兄弟間の近親交配を20世代以上繰り返したりする。
■マグロ160万円 牛127万円
牛の体重を1㎏増やすのに10㎏の餌が必要。クロマグロの体重を1㎏増やすのに15㎏のサバの稚魚が必要。
■無人島1500~5億円
島の定義:オーストリア大陸より小さい陸地。日本には6852の島があり、94%が無人島。
■入山料:富士山千円(任意) エベレスト120万円
富士山は当初「世界自然遺産」を目指していたが、山麓のごみ問題、山小屋のトイレのひどい状況を改善できず文化遺産に切り替えた。入山制限を真剣に考えないといけない。
■水道水コップ1杯0.05円 ペットボトルはその2000倍
水道水をそのまま飲める国は15か国。砂漠国のアラブ首長国連邦がそのひとつである理由は海水を淡水化しているから。
■農作物被害:鹿65億円 アライグマ3.3億円
農作物だけでなく森林被害面積の8割も鹿によるもの。「アライグマラスカル」の影響で大量に輸入されたアライグマ。凶暴でペットに向かないので捨てられ繁殖。同様に輸入されたミドリガメは790万匹。ニホンイシガメの100万匹を大きく上回る
■ミツバチに賃金払うなら3330億円/年
昆虫による受粉は農作物の3/4。ミツバチは激減している。自然のめぐみを「見える化」する必要がある。

【感想・行動】
人間のエゴを感じずにはいられない本でした。人間も自然と生きものの一部であり、生態系、多様性を守りながら共生せねばならない。なのに・・。
私に出来ること:引続き、環境に優しい足るを知る生活をする。牛肉は極力避ける、除菌・消毒しない、自然に対する畏怖を持つ。この現実を周知する(#^^#)


#社会がみえるねだんのはなし #環境問題#ヴィーガン#動物園#ミツバチ#ネオニコチノイド#除菌#世界文化遺産#害獣#足るを知る#動物実験#自然破壊#無人島#藤田千枝#菅原由美子#読書記録



よろしけれサポートお願いします(^^) クリエイト活動に使わせて頂きます(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧