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実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実 秋山千佳

広島で40年、子どもたちにご飯を食べさせてきたばっちゃん。テレビで取り上げられ一気に有名人に。私もその時に彼女の存在を知りました。「子ども食堂」という言葉が生まれるずっとずっと前から、彼女は子どもたちのお腹をいっぱいにしてきていたのです。日本中でばっちゃんを称える声が上がり時の人になりました。数々の大きな賞を受賞し、盛大なパーティにも呼ばれるようになり、安倍昭恵さん、国会議員、広島高等検察庁検事長などが居並び、開催された、ばっちゃんの祝賀会。「広島のマザーテレサ」という異名を付けられ、多くの人が望むような美談に落とし込まれ偶像化されていく。

実はばっちゃんには3人の息子がいる。シングルマザーになり、上の2人を親に預けた。水商売もやってきた。彼氏が三男に暴力をふるった。息子は非行に走った。偶像が作り上げられる中、こういうことは言えなくなってきた。世間の求めるイメージに縛られ、そのイメージが崩れた時の世間の反応を恐れながら。

私はばっちゃんに1度会ったことがある。大阪に息子さんと一緒に講演会に来られたんです。なんとこの本にその時のことが書いてありました。息子さんが打ち合わせにないことを話出した。しかもそれは今まで世間に明かしていなかったこと。私はばっちゃんの本は読んでいたけれど、そんな裏事情は全く知らず「へぇそうなんだ、息子さん非行に走ったのね」なんて思いながらメモってた(^-^;別に聖母像が壊れた~なんて思わなかったな。

ばっちゃんがなぜこの活動を続けてこれたのか。「よその子であれ、わが子であれ、子どもは皆幸せになってほしいし、よくなってくれることを念じてやっているだけのことよ。だから私、どの子でも『うちの子』って言うよ。みんな、うちの子になっとるよ」

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