風に立つ柚月裕子2024年中央公論新社№752
「補導委託」をご存じでしょうか?
問題を起こし家裁に送られてきた
少年を一定期間預かる制度。
盛岡で昔ながらの製法を守る
小さな南部鉄器の工房を営む
寡黙な親方が
突然、補導委託を始めると言い出した。
そこへやって来たのは
進学校に通っていた16歳の少年。
ラストはあり得ないくらい
綺麗にまとめすぎですが
二つの親子のわだかまり、
見えない壁が崩れていきました。
子どもの幸せを
誰よりも願っている親。
でもこの二つの家族の親は
両極端過ぎました。
親子だから言えない