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社会問題

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2021年11月の記事一覧

13階段 高野和明2001年8月講談社

13階段 高野和明2001年8月講談社

凄く読み応えがありました。
死刑執行
刑務官
被害者
加害者
様々な視点から死刑制度を考えさせられる
ミステリーでした。
300ページだけど続きが気になってすぐに読めるよ。
これがデビュー作だなんて凄すぎる!
是非一読を

データベースより
喧嘩で人を殺した仮釈放中の青年と、犯罪者の矯正に絶望した刑務官。彼らに期限は3カ月、報酬は1000万円の仕事が持ちかけられた。それは、記憶を失った死刑囚の冤罪

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なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか 小宮信夫2015年6月青春出版社

なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか 小宮信夫2015年6月青春出版社

「人」はウソをつく。
「景色」はウソをつかない。「入りやすく、見にくい場所」それが犯罪現場
犯罪発生のメカニズムは動機があり、機会があって実行へ!
だから、社会エネルギーは動機の除去より、機会である、場所を除去する方が効率的。

「不審者」は日本だけ。2002年文科省が危機管理マニュアルのタイトルに採用したことから使われ出した言葉。諸外国ではこんな言葉はない。犯罪者は見た目では絶対に判断出来ないか

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大人のための「いのちの授業」小児がんで娘を亡くした私が伝えたいこと 鈴木中人2017年9月致知出版社

大人のための「いのちの授業」小児がんで娘を亡くした私が伝えたいこと 鈴木中人2017年9月致知出版社

著者は6歳の娘さんを小児がんで亡くした鈴木さん。
娘さんを亡くして10年後、退職。
自分の使命は何かを模索するなかで
「いのち」の話を伝えていこうと決めた。

講演活動をする中で、いのちに向き合うたくさんの人に出会います。
そんな、出会いが本書で描かれています。

私たちは、どこで「いのち」を感じるのでしょうか。人と人との関わりの中です。特に「家族」に「いのち」を感じます。家族として生老病死に向き

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子どもは病気を食べている 第2話:薄いガス室

子どもは病気を食べている 第2話:薄いガス室

マンガで学べるのでわかりやすいよ!
食品添加物:1日100種類、1年7kg食べている。赤ちゃん用粉ミルクには驚愕するくらい添加物。
日々の食事にも添加物だらけ。他にも農薬、家畜の餌・投薬、輸入食物のポストハーベストetc. ほとんどの人は知らない

食物だけでなく生活用品も薬物まみれなのでまるでナチスドイツのガス室で生活しているのと同じなんだ。 
薬物の掛け算でどんな化学反応が体内で起こるかなんて

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刑務所しか居場所のない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話 山本譲司2018年5月大月書店

刑務所しか居場所のない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話 山本譲司2018年5月大月書店

著者は元衆議院議員。2000年某事件で刑務所へ。そこで見た現実に驚愕。刑務所には極悪人がゴロゴロいるかと思いきや、認知症の高齢者、重病者、障害のある人たちだった。まるで福祉施設。刑務所の壁が守っていたのは私たちの安全でなく、助けてもらえない冷たい社会で生きづらさを抱えていた人を守っていた。

■受刑者の20%が知的障害者     
知的障害者の犯罪で1番多いのが窃盗。特徴は金額が少なうすぐバレる

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憚りながら 後藤忠政2011年5月宝島社

憚りながら 後藤忠政2011年5月宝島社

出家した元やくざの組長後藤氏が書いたノンフィクション。
なるほど、やくざの世界やら、政治家との絡みやら、巨大宗教との絡みやら。
そっかぁ、富士宮ではそんなことが。
ふむふむ。とても興味深いです。
内容が内容なのであまり詳細書けないので是非、読んでみてください! #で想像してね
でもここまで書いても、墓場まで持って行く秘密がたくさんあるんでしょうね。
#後藤忠政 #野中広務#後藤組#反社会的勢力#

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もう価格で闘わない《1》 非価格経営を実現した24社の取り組み 坂本光司 2021年4月あさ出版

もう価格で闘わない《1》 非価格経営を実現した24社の取り組み 坂本光司 2021年4月あさ出版

人は安さを求める。顧客としては当然。しかし、その価格が誰かの犠牲・我慢の上に成立しているのなら、その値段は健全・適正とは言えない。価格は企業経営の命、良心です。24社の成功事例を集めました。

■シャボン玉石けん㈱:無添加にこだわった石けん。洗濯石けんまで無添加は世界にはない。私も愛用中(*^^*)

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